私は、壮大なスケールの物語を短時間で見るのが好きだ。NHKスペシャルの『人類の発祥』、ゲームなら『46億年物語』、漫画で言えば『超人ロック』……そういったものを好んで摂取する。長い年月が過ぎ去る様子を短時間で見ると、何か偉大なことを終えた気がして、小さなことがどうでもよくなり、ストレスが解消されるのだ。『Cell to Singularity - Evolution Never Ends(特異点への細胞 - 進化は決して終わらない)』は、そんな人に遊んでもらいたいゲームである。なんせ、生物の誕生から人類の発祥、そして文明の終わりまでをシミュレートするゲームなのだから壮大さは保証できる。 ゲームを始めると、スマホの中で進化シミュレーターが起動し……。 そこに見えるのは、原始的な惑星が見える宇宙。何も説明はないが、画面をタップするとエントロピーというエネルギーの値が増えるので、とりあえず連打す
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