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ブックマーク / www.riabou.net (20)

  • ある冬の戦争の始まり - リアリズムと防衛を学ぶ

    モスクワにとって、それは安全の問題です。徐々に強大化している西方の敵対勢力がその地域に進出すれば、居ながらにしてロシア人の主要都市を脅かすことができます。 だからその国を緩衝地帯、あるいは衛星国に変えてしまわねばならないのです。相手は小国。軍事力の優位はモスクワにあります。国境に大軍をはりつけ、それを背景にした交渉を行えば、緩衝地帯をもぎ取れるでしょう。 しかし、もし交渉相手がどうしても首を縦に振らない時には? その首は切り落とされるのがお似合いです。 1939年の冬に戦争が始まり、ソビエト連邦がフィンランドを侵略したのは、大略そのような理由でした。 戦争放棄の国際法を無視し、他国の主権を踏みにじる侵略。それをソビエト連邦はどのように正当化し、国際社会はどう反応したのでしょう。 戦争原因 緩衝地帯たるべきカレリア地峡 カレリア地峡 ロシアとフィンランドの国境にある、海と湖に挟まれた陸地がカ

    ある冬の戦争の始まり - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2022/03/23
    今に通じる話
  • 「ウクライナ危機の原因は、欧米のリベラルな妄想だ」とミアシャイマーは言う - リアリズムと防衛を学ぶ

    フォーリンアフェアーズの14年9月号で、ミアシャイマーがリベラルな国際政治観をぶった切っています。ジョン・ミアシャイマーはリアリリズム学派の国際政治学者。攻撃的リアリズム論の代表的な論者として知られる、当代きっての大学者の一人です。 彼は「欧米世界では、ウクライナ危機はすべてロシアの責任だ」という風潮に対して反駁し、アメリカとヨーロッパ諸国の責任を問うています。たいへん面白い議論ですので、その一部を紹介します。 ウクライナ危機を誘発した大きな責任は、ロシアではなくアメリカとヨーロッパの同盟諸国にある。危機の直接的な原因は、欧米が北大西洋条約機構(NATO)の東方への拡大策をとり、ウクライナロシアの軌道から切り離して欧米世界へ取り込もうとしたことにある。……彼(プーチン)が反転攻勢に出たことには何の不思議もない。「欧米はロシアの裏庭にまで歩を進め、ロシアの中核的戦略利益を脅かしている」と彼

    「ウクライナ危機の原因は、欧米のリベラルな妄想だ」とミアシャイマーは言う - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2022/03/23
    クリミア半島へのロシア侵攻時の記事だけど、今とまんま同じだと思う。NATOにはNATOの、こうした都合のいい立ち振る舞いがあった。
  • 戦争はなぜ起こるか2 マスコミと戦略が起こしたクリミア戦争  - リアリズムと防衛を学ぶ

    戦争はなぜ起こるか―目で見る歴史 (1982年)はテイラーという有名な史家が書いた著作です。原題は「HOW WARS BEGIN」。中身はタイトルの通り、戦争がいかに開始されるかを書いています。フランス革命戦争から冷戦までの主だった戦争を取り上げています。 何せテイラーの著作ですので、読み物としても面白く、多くの示唆を与えてくれます。戦争の原因は百万通りもあるとしても、その中で「錯誤」と「不合理」が含まれないものは一つもないようです。 前回はこのの「フランス革命戦争」の項を取り上げました。(前回) 今回は「クリミア戦争」です。私のような日人にはあまり馴染みのない戦いですが、ナイチンゲールが活躍したことで有名です。 ”遠因”だけで起こった戦争 もっとも弱い国からの宣戦布告 政府は平和を望んでいたのに、市民と新聞が戦争に突き進んだ 戦争を招いた戦略と思想の対立構造 構造とマスコミが国民を戦

    戦争はなぜ起こるか2 マスコミと戦略が起こしたクリミア戦争  - リアリズムと防衛を学ぶ
  • 戦争を終わらせた人々 1 裏切りの英雄マンネルハイム - リアリズムと防衛を学ぶ

    戦争は、始めるより、終わらせる方がずっと困難です。 戦争で自国の人々がたくさん死んでしまっても、それを惜しむ気持ちが「死んだ人たちの仇を取らないといけない」「これほどの犠牲を払ったのだから、負ける訳にはいかない」と、ますます戦争を推進する方につながってしまいます。 特に、不利な状況で戦争を止めようとすると、国内から多くの反発を受けます。 第二次世界大戦のような大きな戦いでは、戦争から国を脱出させる困難さも大きなものになります。イクレは「紛争終結の理論 (1974年) (国際問題新書)」で、多くの反対を押し切り、苦しい決断を押し通して、戦争を終わらせた幾人かの人々を取り上げています。彼らはいずれも特殊な権威をもち、それを活用して多くの反対を押し切りました。 戦争継続か、同盟国を裏切るか? 戦争継続の誘惑 マンネルハイム リュティ=リッペントロップ協定 大統領就任と過酷な和平 戦争継続か、同盟

    戦争を終わらせた人々 1 裏切りの英雄マンネルハイム - リアリズムと防衛を学ぶ
  • 明らかに負けそうでも国家が戦争を止められない理由 - リアリズムと防衛を学ぶ

    毎年8月半ばになると太平洋戦争を扱ったテレビ番組が増えます。その中でよく語られるのが、終戦に到るまでの日の諦めの悪さです。 そもそも大国アメリカ戦争しても勝つ手段が無いということを棚にあげるとしても、ミッドウェイ海戦で負け、マリアナ海戦で負けても、フィリピンで、硫黄島で、沖縄で執拗に戦いました。さっさと諦めたら?もっと早く降伏すればいいのに…。 ところが、国家が「どう考えても負けそうなのに戦争を止めない」のは、日に限りません。それどころか、比較すれば日はあれでも早くに戦争を止めた方です。多くの国はもっと諦めが悪いようです。 戦争でよく起こることだが、弱いほうは、その軍事力がまだ敵に影響を与えている時に和平を求めようとしないで、取引する力が全く無くなるまで戦う。この自己破滅的な不屈ぶりを説明できる理由は色々ある。 (「紛争終結の理論 (1974年) (国際問題新書)」p47) 「もう

    明らかに負けそうでも国家が戦争を止められない理由 - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2019/02/14
    その歴史からなにか踏まえれば、だれかどこかの集団が、それこそ自分の首をかけて戦争を止めろよとしか思えないんだよね
  • 戦争はどのように平和をもたらすのか? ヨム・キプール戦争6 - リアリズムと防衛を学ぶ

    第四次中東戦争は、エジプトを中心とするアラブ軍と、イスラエルとの戦争です。戦争はエジプト軍の奇襲作戦が大成功したところから始まりました。しかしイスラエル陸軍の反撃が成功すると、エジプト軍は一転して壊滅の危機に晒されます。 それなのにイスラエルの反撃には政治的な「待った」がかかります。このまま反撃すれば完勝できるのに、なぜでしょうか? この記事では、第四次中東戦争から、戦争の終結について考えていきます。 関連する過去記事のまとめはこちらです。 エジプト軍を包囲したが、トドメをさすのは禁止 イスラエルの反撃作戦が成功したことで、シナイ半島東岸では、エジプト陸軍第3軍が孤立していました。第3軍はシナイ半島を奪還するため、スエズ運河を東に渡ってきました。しかしイスラエル陸軍がエジプトの防衛線を突破し、逆にスエズ運河を西に渡ったため、第3軍は退路を絶たれてしまったのです。 料や弾薬の補給は途絶え、

    戦争はどのように平和をもたらすのか? ヨム・キプール戦争6 - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2019/02/08
    “完勝したイスラエルは、エジプトに対し何一つ譲歩しないだろうからです。するとエジプトの恨みは残り、また力を蓄え、いつか第五次中東戦争を挑むでしょう。”これこそリアリズムだよね
  • ヨム・キプール戦争(第四次中東戦争)解説シリーズまとめ - リアリズムと防衛を学ぶ

    第四次中東戦争の流れ この戦いは両国の間にある「シナイ半島」を巡って行われました。一つ前の戦争、第三次中東戦争で完勝したイスラエルは、シナイ半島を支配していました。国土が狭いイスラエルに取って、自国を安全に守るためにはシナイ半島を領有し、盾とする必要があったのです。しかしエジプトに取って、これは許されない屈辱でした。シナイ半島はエジプトの正当な領土だと考えていたからです。 そこでエジプトは大軍を用意し、スエズ運河の東岸に渡ってシナイ半島に上陸。イスラエルを奇襲攻撃します。イスラエルはエジプト軍の動きについて正確な情報を掴んでいましたが、その解釈を完全にミスしたので、戦争が起こるとは思っていませんでした。「まさか、戦争になんかなるはずがない」と思い込んでいたのです。 奇襲を許したイスラエル軍は、早速反撃に出ます。強力な戦車部隊を差し向けたのです。ところが、これを予期していたエジプト軍が多数の

    ヨム・キプール戦争(第四次中東戦争)解説シリーズまとめ - リアリズムと防衛を学ぶ
  • 「即動必遂 東日本大震災 陸上幕僚長の全記録」 - リアリズムと防衛を学ぶ

    即動必遂 作者: 火箱芳文 出版社/メーカー: マネジメント社 発売日: 2015/03/05 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 書は、書名の通り、東日大震災の際に陸上幕僚長の地位にあった火箱もと 陸将が、当時を振り返って書いた著書です。興味深いのは、著者が陸上自衛隊のトップとして、隊員の口内炎を心配するほどの配慮をしながら、同時に隊員に「決死隊」や「特攻」のような危険極まりない命令をだす覚悟をしつつ、部下の命と市民の命をともに守ろうと奮闘している点です。 発災直後の判断 書は発災の瞬間から始まります。まず驚くのは、著者の判断のものすごい速さです。発災し、エレベーターが動かないので、著者は階段を11階から4階まで駆け下ります。 何をなすべきか。頭の中もフル回転していた。 「生存確率が高い72時間以内に、被災地に大部隊を送り込む。」 「東北方面隊だけでは人数が足りない。五

    「即動必遂 東日本大震災 陸上幕僚長の全記録」 - リアリズムと防衛を学ぶ
  • きっと、その正義は誰にも届かないでしょう - リアリズムと防衛を学ぶ

    どのような方向でも、誰かの死を自分の政治的な主張に利用する人々は、意見が異なる人達から敬意を得ることは難しいでしょう。そのため、彼らが多数派を形成したり、世の中を動かしたりすることはできないでしょう。 なぜといって、凡人が多数の人を継続して動かすために必要なものは、利益誘導と誠実さです。そして人が最も誠実さを示すべき時は、死者とその家族に向き合う時だからです。

    きっと、その正義は誰にも届かないでしょう - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2019/01/21
    だといいんだけど、そういう連中が背景とするものが巨大になれば、いつかみんな乗り込まれると思う
  • 分断の声、統合の歌 - リアリズムと防衛を学ぶ

    2019年2月24日には、2つの行事が予定されています。 東京では、天皇陛下御在位30年記念式典 沖縄では、辺野古移設又は新基地建設への賛否を問う県民投票 憲法で確認されている通り、天皇は日の統合の象徴です。その天皇陛下の式典の日に対し、沖縄県知事が敢えて県民投票の日を合わせたのは、「沖縄は日の一部としてきちんと扱われていない」という抗議をもっとも痛烈な形でぶつけたい思いがあるのでしょう。もっともそのメッセージが功を奏して普天間と辺野古の両基地が共に無くなる可能性は無きに等しいので、怒りの声は「やっぱり聞き届けられない」と言う落胆となって、かえって分断を深めるでしょう。 戦中、戦後を通じて多大な犠牲を強いられてきた沖縄県を、陛下は11回に渡って訪問されてきました。その中で、かつて沖縄への思いを作詞された歌を、今年の式典でアーティストの三浦大知さんが歌うそうです。彼は奄美大島にルーツをも

    分断の声、統合の歌 - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2019/01/21
    “特定の地域に住む人たちが「我々は、違う」と考えた時に何が起きるか。そこへ善意の顔で近づいてくる人々は、善意に満ちた帝国主義者かもしれないと、我々は数年前のクリミアを思い出さねばなりません”
  • 読書記録「リンボウ先生の文章術教室」(林望) - リアリズムと防衛を学ぶ

    リンボウ先生の文章術教室 (小学館文庫) posted with ヨメレバ 林 望 小学館 2006-05-11 Amazon Kindle 図書館 文章は誰にでも書けるものですが、どうせなら、自分が好ましいと思う文章を書きたいものです。 「良い文章」と言っても、良さの定義は人によって千差万別です。ハードボイルドでシンプルな文を良しと思うもいれば、やたら難しい言葉を並べて迂遠に書くのが深みがあって好もしい人もいるでしょう。「この人の文章は私の好みだ」という書き手を見つけて、その真似をする他ありません。 私は林望先生の文章が好みです。薫風のように柔らかなのに、批判や警句を発する時は容赦なく、豊かな語彙で書かれているのに平易で読みやすい文体です。例えばこんな風に… このの中で私が言いたいことはそれほど複雑なことではなくて、ともかく文章というものは「具体的であれ、客観的であれ」ということ、それ

    読書記録「リンボウ先生の文章術教室」(林望) - リアリズムと防衛を学ぶ
  • 言語と民族(メモ) - リアリズムと防衛を学ぶ

    断片的なメモも、ブログに書いた方がいいだろうと思いました。 なぜなら、誰にも読まれなければ無害ですし、誰かに読まれれば、ヒントになるかもしれません。 だから、これはただのメモです。 先の読書記録では、「最後の授業」から、言語による同化政策について少し触れました。 「話が通じる」というのは統一国家を作り維持するために大事なことです。秦の始皇帝でも明治日でも同じです。特に近代の民族国家では、利便上文字通りに「話が通じる」だけでなく、我々は共通の文化を持った民族なのだという物語を広めることが必要です。 それが古代の国家よりもっと前に遡ると、自然に生まれた言語圏が、だんだんと民族に、国家に繋がっていく過程があります。 「イギリス史10講」という面白いを読んでいるのですが、こういう一節に当たりました。 ブリテン島からローマ帝国が去った後、その遺産の上に、諸部族が争う時代がありました。 諸部族が争

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    quick_past 2019/01/05
    ラオスも独立したときに、自国の民族意識を高めるためラオ語を整備したんだっけか
  • 教科書から消えた「最後の授業」(ドーデ著) - リアリズムと防衛を学ぶ

    最後の授業 (ポプラポケット文庫) 作者: アルフォンスドーデ,南史 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2007/06/01 メディア: 単行 購入: 1人 クリック: 7回 この商品を含むブログ (8件) を見る アルザス・ロレーヌ地方は、ドイツとフランスの歴史的な係争地です。戦争があるたび終わるたび、ドイツになったりフランスになったり。国境線を引き直せばそれで済むのは地図屋だけで、実の土地にはそこに根付いた人間がいます。 ドイツ領となったアルザス・ロレーヌでは、学校の授業もフランス語が除かれます。フランス人教師アメルが、フランス語で行う最後の授業を、少年の目から描いたこの物語は、昔は国語の教科書にも載っていました。 一生懸命、聞いてください アメル先生は、こう言います。 「みなさん、わたしが授業をするのは、きょうが最後です。ベルリンから命令がきて、アルザスとロレーヌの学校では

    教科書から消えた「最後の授業」(ドーデ著) - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2019/01/02
    同意
  • 「紛争地の看護婦」白川優子著 - リアリズムと防衛を学ぶ

    今年読んだの中で、もっとも感銘を受けたを紹介します。 紛争地の看護師 作者: 白川優子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/07/06 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 書は、「国境なき医師団」に参加している看護婦の著者の、紛争地での体験談や半生を綴ったものです。 国境なき医師団は、国際NGOの中でも特に危険な地域に乗り込み、戦争や内戦によって医療を受けられない人々へ人道支援を行なっている団体です。 著者は、日国内の看護学校を卒業し、看護婦として活躍されていた方ですが、豪州に留学を経て国境なき医師団に所属され、多くの紛争地で活動されたそうです。 書の目次を見ただけで、その体験の凄まじさが察せられます。 目次 第1章 「イスラム国」の現場から モスル&ラッカ編 第2章 看護婦になる 日&オーストラリア編 第3章 病院は戦場だった シリア前編 第4章 医療

    「紛争地の看護婦」白川優子著 - リアリズムと防衛を学ぶ
  • 日本は島国なのになぜ戦車が必要なのか? part1 - リアリズムと防衛を学ぶ

    陸自の90式戦車(朝霞広報センター) 「戦車不要論」というものがあります。「陸上自衛隊が戦車なんか保有するのはムダだ」というような意見です。結論から言えば、これは余りに無茶な考えです。 ですがこれを批判するのはなかなか大変です。「なぜ1+1=2なの?」というような単純な疑問ほど、きちんと答えようとすると難しいのと同じです。「なぜ日に戦車が必要なの?」もあまりに素朴な疑問すぎて、気で答えようとすると大変です。 ですが逆に考えればこれはメリットです。「なぜ日に戦車が必要なの?」という単純素朴な問いに答えることで、日の防衛戦略といった大局から、戦車の特徴といった細かい点まで、通して説明することができるからです。いささか大変ではありますが、これから数回の連載を通してこれにチャレンジしてみたく思います。 part1の今回は戦車不要論の概説と、「そもそも戦車って何じゃ?」という点についてです。

    日本は島国なのになぜ戦車が必要なのか? part1 - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2018/10/10
    そもそも乗り込まれた時点でそれを海に押し返し叩き返すってのが思い描けない
  • 核兵器の”先制使用”と”先制核攻撃”の違い - リアリズムと防衛を学ぶ

    今回は核兵器の「先制不使用」問題についてです。 いささか旧聞に属しますが、岡田外務大臣がアメリカに対して「核兵器の先制不使用」を宣言するよう求めました。 岡田氏は核の先制不使用宣言を米国側に求めるかどうかについて、「非人道的な兵器を先制使用するという考えが理解できない。同じ人が核の廃絶とか軍縮とか言うのは理解できない。事務当局の意見を聞き、議論をしたい」と述べた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090918-00000075-san-pol これに対し、アメリカ側は色よい返事をしていません。 来日中の米軍制服組のトップ、マレン統合参謀部議長(海軍大将)は…岡田克也外相が主張する米国による核兵器の先制不使用について、「受け入れられない」との考えを明らかにした。 http://www.asahi.com/international/update/10

    核兵器の”先制使用”と”先制核攻撃”の違い - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2018/05/23
    核で先制攻撃されること前提で核や兵器を持ちたがってるウヨはどうかしてると思います
  • 中立国スイスはどうやって第二次世界大戦を回避したか?「将軍アンリ・ギザン」 - リアリズムと防衛を学ぶ

    将軍アンリ・ギザン―意志決定を貫く戦略 posted with ヨメレバ 植村 英一 原書房 1985-07 Amazon 図書館 書はスイスの将軍アンリ・ギザンの人生を描いたです。ギザン将軍は第二次世界大戦ととき、スイス軍の総司令官を務めた人です。そのため書の内容も「スイスから見た第二次世界大戦史」というべき内容になっています。 ドイツがポーランドを攻めた、フランスを下した、連合国がイタリアに上陸した…といったよく知られた大戦中の出来事も、大国ならざるスイスから見ると、また違った印象をもって受け止められます。 あれ、スイスって第二次世界大戦に参戦してないよね? 永世中立国だし…。と思うところです。確かにスイスは参戦こそしていませんが、徹底した戦時体制をとっていました。戦わないために、戦いの準備をしていたのです。 戦争準備 国家緊急権の発動 戦うスイスの民主主義 将軍選出と総動員 な

    中立国スイスはどうやって第二次世界大戦を回避したか?「将軍アンリ・ギザン」 - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2017/10/14
    民主主義を守るための不断の決断。臨時措置を恒久化させないために法にさせなかったこと等。何かあるとすぐ火急の自体だから、で非民主主義的打算で動こうとする日本の政府に見せてやりたい。
  • 世界の軍隊がつくったリクルートCMを比較してみる - リアリズムと防衛を学ぶ

    では企業の採用活動のことを「リクルート活動」といいますね。この”リクルート”という言葉、その語源は軍隊にあります。 リクルートは来、「新兵募集」という意味で使われた言葉だそうです。現在でも英語の recruit (リクルート)は新兵、つまり「軍隊に入りたての兵士」という意味も持っています。 いま世界の主な軍隊は”志願兵制”をとっています。採用活動に応募してきた若者に試験や面接を行ない、合格者を採用する形式です。そこで軍隊も普通の企業と同じように採用応募者を募っています。そのためにテレビCMを作り、放映している軍隊は少なくありません。その中にはかなりぶっ飛んだ発想とクオリティで作られているCMもあります。まるでハリウッド映画です。 Youtubeにあがっているものをいくつか紹介します。この記事の上から順に 台湾 アメリカの海兵隊 ウクライナ オーストラリア ロシア自衛隊(陸海

    世界の軍隊がつくったリクルートCMを比較してみる - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2017/10/14
    こんなん見てても、激務なのわかってるから相当なインセンティブがないと志願するひとそんなにいないんじゃないの
  • リアリズムと防衛を学ぶ

    2022-02-27 ウクライナ避難民を支援する組織への寄付 戦争が始まっています。 国際法を蹂躙する侵略国家に対し、自由主義とルールに基づいた世界秩序を奉じる国々が一致団結して制裁を科すことは非常に重要です。同時に、自由と独立を保持するために正当な自衛権を行使して戦っているウクライナを支援することも… 2022-02-15 ある冬の戦争の始まり 歴史戦争 モスクワにとって、それは安全の問題です。徐々に強大化している西方の敵対勢力がその地域に進出すれば、居ながらにしてロシア人の主要都市を脅かすことができます。 だからその国を緩衝地帯、あるいは衛星国に変えてしまわねばならないのです。相手は小国。… 2019-03-11 南海トラフ地震に備えて何を準備しておけばいいのか 「南海トラフ巨大地震」は広範囲におよぶ大地震と津波 南海トラフ巨大地震 そのとき何が起こるのか(動画) 住宅の耐震化 家

    リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2017/04/13
    「戦争はなぜ起こるか」で揶揄されてるイキのいい政治家などなど、今の時点から振り返って読み直すとなおあれこれと思い当たる。いかに防衛あるべしか。こういう人の態度こそ冷静な姿勢というものだろう。
  • 平和はカネで買える。商業的平和論(Capitalist Peace )のはじまり - リアリズムと防衛を学ぶ

    ブログのタイトルに関わらず、リベラリズムの話をします。 これから2回にわたり、商業的平和論について簡単な紹介をします。商業的平和論とは、経済発展が世界を平和にするという理論です。 商業的平和論の思想的起源 貿易や商業の発展が、世界を平和にするという考えは昔からあり、多くの大学者がこれを説いてきました。 モンテスキューやアダム・スミスは、市場は戦争を嫌うと説きました。戦争になれば、交戦国の間では自由な商取引ができなくなるからです。トマス・ペインは「商業は、愛国心と国防の2つの気運を減退させる」としています。 マンチェスター派の台頭 わけても有名なのはコブデンとブライトの「マンチェスター派」。1839年に結成され、自由貿易を強力に推進した集団です。 指導者たるコブデンとブライトは、貿易の経済的メリットだけでなく、思想的な正義を訴えました。貿易こそ平和への道だというのです。 それ以前の英国は、植

    平和はカネで買える。商業的平和論(Capitalist Peace )のはじまり - リアリズムと防衛を学ぶ
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    quick_past 2015/05/06
    アマンダラ・カマンダラ「へっへっへ」
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