作家の村崎百郎さん(48)=本名・黒田一郎=が自宅で刺殺された事件で、村崎さんは腹部などを約50カ所刺されていたことが24日、警視庁練馬署への取材で分かった。「著作に不満があった」などと供述し、殺人の現行犯で逮捕された無職の男(32)が一方的に恨みを募らせたと同署はみている。犯行手段にインターネットを利用したり、著作やネット情報が犯行動機となる事件は後を絶たず、捜査当局で警戒を強めている。封殺 関係者によると、村崎さんは約15年前から前衛文化を取り扱う雑誌などに連載を開始。読者を“あおる”文体が人気を集めていた。 平成8年には、「鬼畜のススメ」(データハウス)を出版。「ステキな彼女と知り合うには」のテーマでは「好きになった女のゴミを漁って、その女の情報を集めるんだ」などと方法論を紹介している。 同署によると、逮捕された男は「彼の本にだまされたことが分かり恨みを持った。殺すつもりで包丁を買っ
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