現在、我々が使用しているコンピュータは、すべて過去の技術開発の積み重ねの上に存在している。先人達の努力と工夫の結晶といっても決して言いすぎではないだろう。今に至るまで、どのような機器の歴史を経てきたのだろうか。歴史を変えた10の発明についてご紹介したい。 コンピュータ(computer)は元々、「算術計算をする人」を指す言葉だった。この言葉が計算装置を指す言葉として使われるようになったのは、19世紀の終わり頃のことである。以下は、そのコンピュータ技術を大きく前進させることになった10の発明だ。 1.ジャカード織機 この織機は、糸を制御するためにパンチカードを使用し、複雑な模様を大量生産することを可能にした。19世紀初頭に発明されたのだが、後に計算にもパンチカードが応用されるようになった。さらに1970年代を通して、この方式は引き継がれていくこととなる。ちなみに、現在のコンピュータの基礎設計