記事一覧 北陸線特急、相次ぐ運休なぜ? 風の運転規制強化が背景 (2014年12月29日午後5時10分) 強風の影響でJR北陸線の特急が全面運休し、駅員に問い合わせる利用客=17日、福井市の福井駅 JR北陸線は12月2日と17日に特急が終日運休し、利用者の足に大きく影響した。滋賀県内の湖西線では今年、米原経由の迂回(うかい)運転を行った日が20日以上あり、いずれも強風が原因だった。北陸と関西・中京方面をつなぐ大動脈が「風に弱くなった」という声も聞かれる中、山形県庄内町のJR羽越線で2005年12月に起きた特急脱線事故後、風の運転規制基準が強められ、安全運行に対するJR側の対応が強化されていることが運休増加の背景にあるようだ。 ■「徐行でもいいから…」 衆院選の公示日だった2日の北陸線は、始発から最終までの特急サンダーバード、しらさぎなど福井県内を通る特急上下計81本が運休。普通も76本