イチロー社長の前では油断は禁物 もしイチロー社長のもとで働くとしたら、それなりの覚悟が必要だ。なぜなら、イチロー社長にはすべてを見透かされていると思ったほうがいいからだ。何しろあのだだっ広い外野を縦横無尽に動き回った現役時代、イチローが備える“センサー”は群を抜いて高性能だった。飛んでくるボールの位置を瞬時に捉える彼の空間認識能力は、じつは日常にも活かされている。見ていないようで、360度を見ているのだ。社員は当然、緊張を強いられる。 イチロー社長の会社では一見すべてが自由なようだが…… もちろん、どの会社よりも働きやすい環境は提供してくれるはずだ。「準備というのは、言い訳の材料となり得るものをすべて排除していくこと」と言ったイチローである。こうだからうまくいかなかった、といった類いの逃げ道はすべて事前に塞ぐに違いない。 だから『株式会社263』の社員は最高の環境の中で仕事に打ち込める。ジ