今夏のオリンピック・パラリンピックの開催やそのあり方を巡っては、国民の意見は分裂している。政府やオリ・パラ組織委員会などの方針と、国民の受け止めも乖離している。 6月19、20日に行われた朝日新聞の世論調査では、「今夏に開催」が34%(5月は14%)、「中止」32%(同43%)、「再延期」30%(同40%)と意見は割れた。今夏は行わない、という意見が依然として6割強だが、実施する場合のあり方についても「観客なしで行うべきだ」53%、「観客数を制限して行うべきだ」42%と。2つに割れている。 同じ日に行われた産経新聞とFNNの世論調査では、質問の仕方が異なるが、「中止する」30.5%、「観客を制限して開催する」33.1%、「観客を入れないで開催する」は35.3%と、やはり意見が割れる結果になった。 この両日に行われた共同通信の世論調査でも、「無観客で開催するべきだ」が40.3%、「中止するべ
2017年の『直木賞』と『本屋大賞』をW受賞した『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)で、それぞれに異なる才能を持つピアニストたちの青春と成長を描いた小説家・恩田陸さん。ジュブナイルSF、ミステリー、ホラー、冒険小説など多彩な世界を表現し続けてきた人だが、それとは別に知る人ぞ知る別の一面を持っている。それは「酒豪」であること。 特に大のビール党で、旅にまつわる文章をまとめたエッセイ集『隅の風景』(新潮社)に収録された『チェコ万華鏡』では、(苦手な飛行機移動に耐えてまで)チェコビールのために東欧へと旅立った体験を報告している。 これまでFikaではノルウェーや北欧のさまざまなカルチャーを紹介してきたが、今回はビール大好き恩田さんとともに、日本でも数少ない、ノルウェービールを専門とするビアバー&カフェ「ØL Tokyo」(以下、オル トーキョー)を訪ねることになった。渋谷宇田川町の素敵なお店で、さあ、まっ昼
年間1人当たりのコーヒー消費量で、北欧勢が上位を占めていることをご存じだろうか? なかでもノルウェーは、著名なワールドチャンピオンのバリスタを輩出するコーヒー先進国。質の高さでは、世界最高水準と言われている。 その特徴は、すっきりとしたキレの良さのなかにワインのようにフルーティな味わいと香りが広がる飲み口にある。コーヒー豆と言っても、本来は果実の種の一部。だから浅く煎れば、果実の甘みや酸味がストレートに引き出される。しかし、これには豆の鮮度や品質が良いことが絶対条件。豆の質が落ちるにつれ、深く煎って、苦味や焙煎香を楽しむ方法が向く。従来のコーヒーの魅力はむしろこちらにあったのだが、ノルウェーでは、コーヒーは浅煎りにして、果実の高貴な香りと、豊かな味わいを楽しむものと認識されているのだ。 そのノルウェーコーヒーを東京にいながら堪能できるのが、代々木公園近くにある「フグレン・トウキョウ」だ。ニ
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