業績や配当利回りなどを見て、投資銘柄を決める人は多いかもしれない。だが、大株主をチェックしている人はどれくらいいるだろうか。大株主をチェックしていると、「日本トラスティ・サービス信託銀行」など、長くて聞き慣れない金融機関の名前が頻繁にでてくる。実はこの名前、四季報で見つけたら要チェックだ。 【あわせて読みたい】 株価の大暴落時に本当にデキる投資家が行うこと 「日本の金庫番」たる、資産管理特化型信託銀行 「日本トラスティ・サービス信託銀行」「日本マスタートラスト信託銀行」「資産管理サービス信託銀行」は、四季報で出会いやすい。一見して事業内容を理解できそうにない3行の正体は、資産管理業務に特化した信託銀行だ。 より具体的には信託銀行は年金・投資信託などの運用を委託され、ファンドの有価証券の保管・管理業務などを請け負っている。日本トラスティが管理している信託財産は240兆円で、うち株式保有は54