この冬の新型コロナウイルスの感染拡大は、年末の忘年会で加速し、飲食につながる夜9時以降の繁華街での人出が、特に影響したと見られることが政府の分科会がまとめた分析で分かりました。 この時間帯の人出を急増させないことが、感染拡大を防ぐために必要だとしています。 政府の分科会は、この冬の感染拡大の第3波で拡大した要因や対策の効果について、人出のデータやソーシャルメディアでの話題などを元に専門家と内閣官房が分析した結果をまとめました。 この中で、人出と感染者数の関係について見ると、東京都では去年11月に飲食店の営業時間を夜10時までに短縮するよう求める要請が出された際には、歓楽街での夜の人出が減らず、新規感染者数が増加していました。 その後、年末に感染者数が急激に増加して、ことし1月に緊急事態宣言が出され、夜8時までの営業時間の短縮要請が出された後になって、夜9時の人出が去年12月の半分ほどの水準