テレビアニメ『呪術廻戦』の待望の第二期が7月6日からスタートした。その制作を担うアニメスタジオMAPPAは、ここ数年、「MAPPA SHOWCASE」や「MAPPA STAGE」といったイベントの開催、ライツ事業の強化、配給事業などアニメ制作にとどまらない活動を展開している。その活動には、アニメ業界の構造的な問題を解決する糸口や、作品を世界に届けるヒントがあるように思う。今回は、そんなMAPPAの近年の活動と今後について、代表取締役・大塚学氏と取締役 / 企画部部長・木村誠氏にお話をうかがった。 ―「MAPPA SHOWCASE」や「MAPPA STAGE」を開催するなど、アニメ制作にとどまらない展開をされています。アニメ制作会社が自らこうしたことを手がける狙いはどういったところにありますか。 大塚:一番大きな理由は、アニメを制作するだけではビジネスとして成り立たないからです。アニメ制作だ
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