タグ

ブックマーク / bellflower.dodgson.org (4)

  • 死んでしまったOSたちへ

    自分はの草稿に誤字脱字探しをしつつ好き勝手言う係としてちょっとだけ手伝った。せっかくなので宣伝してみる。 このはコード読みブログやアーキテクチャ解読ブログをまとめたような体裁になっている。といっても各章バラバラではなく、としての連続性はある。そして OS というものを包括的に解説するかわりに Android の特徴的なところ、たとえば GUI フレームワークや VM のランタイムなど、をつまみいしている。これは正しいアプローチだと思う。伝統的な OS の話をしだすと Android ってだいたい Linux だからね。Android に限らず、この「伝統的な OS の上にあるプラットホームのレイヤ」の中身を説明したは少ない。 そこが面白い。 このの欠点は文章がけっこう slippery なところ。悪い意味でブログぽいというか同人誌ぽい。ただそれは「支える技術」シリーズに共通する

    死んでしまったOSたちへ
    raimon49
    raimon49 2017/02/22
    雑談のところ、蛇足と思いきや本文と言える濃さだった。
  • Android らしい Java - 4. コード生成

    Java にはリフレクションがあり、当時は目新しかった。 人々がリフレクション API を使いこなしだすと遅さが目立ち始めた。ライブラリ開発者はリフレクションを実行時バイトコード生成で置き換えた。こうして Java のバイトコード編集ライブラリが発達した。 言語仕様にアノテーションが追加されたのも同じ頃。アノテーションと実行時バイトコード生成が Java フレームワークのデザインに与えた影響は大きく、モダンなサーバサイド Java は案外簡潔なコードを書けたりする。XML がアノテーションになっただけ、とは言わない約束。いちおう型をチェックできるし、冗長といわれる Java だって XML よりは簡潔だし。 Android Java は実行時に Java バイトコードを解釈できない。だから Java のコード生成資産が使えない。実行時にロードできる DEX にもデータを一旦ファイルに書かな

    Android らしい Java - 4. コード生成
  • 意見を持つ

    今のチームのプログラマたちは、製品の機能や UX に意見を持っている。 UX デザイナがおらず PM もおとなしいプログラマ中心のプロジェクトから来た自分は、アプリやサービスの世界でデザイナや PM がどう物事を決めるのか、そこにプログラマがどう絡むのかに興味を持っていた。どうも一筋縄でない。 定例ミーティングではデザイナのモックを前にプログラマたちが細かいレイアウトや動きを議論している。各リリースの計画会議では誰かしら自分の欲しい機能を持ち出す。廊下でデザイナと顔を合わせては唾を飛ばし合っている。ランチPM と同席するたび何かを申し立てている。 自分はそんな意見がない。開発しているアプリに興味はある。自分で使っているから良くなってほしい。でもアイデアはない。速くてバグがなければいい、くらい。 コードの書き方には意見があるし、開発プロセスやインフラにも言いたいことは多い。バグを減らした

    意見を持つ
    raimon49
    raimon49 2015/11/18
    選挙のメタファーと「限られた時間とピクセルの中、すべての願いを等しく叶えることはできない」という表現が素晴らしいと思う。
  • Android らしい Java - 3. 薄い抽象

    Android プラットホームの API はひどい。 プラットホームというもの一般の API デザインが時代にあわせ少しずつ良くなる中、Android は時代を10年くらい巻き戻した感がある。深い継承。でかいクラス。ヒラより多いマネージャたち。コンサーンもレスポンシビリティもテスタビリティも何もない。 モバイルデバイスには従来の Java が気にかけなかった様々な制約がある。同じように行かない。それはわかる。でもねえ。 過去にもひどい API のプラットホームはあり、人々は大きく二つの方法で立ち向かった: 一つ目は、プラットホームを無視して自分で再発明する方法。Qt や XUL, Swing みたいなクロス OS のツールキットはだいたいこの路線。二つ目は抽象化レイヤをかぶせて隠す方法。Windows API に対する MFC, WTL や SWT. あるいは DOM に対する jQuer

    Android らしい Java - 3. 薄い抽象
  • 1