2013年秋に登場したリコーの「THETA(シータ)」は、長細い手のひらサイズのスティック状のカメラだ。前後にドーム状のレンズが付いており、ワンショットで前後180度ずつ、合計360度、すなわち上下前後左右全てを一発で撮れるというユニークな全天球カメラとして一部で熱狂的に迎えられたのである。 上下前後左右全てを撮影するにはカメラ自身が小さくなきゃいけないわけで、液晶モニターを省き、細かい操作系もすべてスマートフォンに任せた潔さもよかった。 あれから2年。とうとうフルモデルチェンジが来た。それが今回紹介する「THETA S」である。 見た目は前モデルとほぼ変わらないが、ボディカラーがマットなブラックに一新。 そしてTHETA一番の欠点といわれてた「画質」を上げてきたのである。もはや“THETA Pro”と呼んでいいんじゃないかというレベルになった。 さらに、アプリが改良されて撮影時にプレビュ
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