IBMで社内広報を担当する栗原さんは、同社が社員のソーシャルメディア積極活用を推奨する理由について、こう説明する。 「当社は2005年にPC事業を売却し、BtoB企業になりました。そのため一般の人にはなかなか顔が見えにくくなってしまいました。そこで、IBMがどのような企業なのか、社員1人1人が社会に向けて発信していくことが重要だと考えたのです」 同社のソーシャルメディアについての考え方は「やってはいけない」ではなく、「これを守れば自由にやっていい」が基本だと栗原さんは言う。 同社のソーシャルメディアに対するガイドラインは、BCG(ビジネスコンダクトガイドライン)とSCG(ソーシャルコンピューティングガイドライン)の二層構造となっている。