情報処理推進機構(IPA)が4月25日に公開した『IT人材白書2014』に並ぶ数字は、日本のIT業界の現状を鮮やかに映し出している。現状と言うよりも“惨状”と言ったほうがよいのかもしれない。多くのIT企業が、目先の巨大開発案件により生じた技術者不足への対応に懸命になる一方で、ユーザー企業の新たなニーズに応えられる人材の育成に無頓着であることが透けて見えてくる。
コミュニティ活動に参加するエンジニアは10%未満―IPA調査:エンジニア側の課題意識、 企業側の課題 研修やセミナーに参加するITエンジニアは全体の30%以下、コミュニティ活動に参加する割合は10%未満という結果が、情報処理推進機構(IPA)が発表した『IT人材白書2012』で明らかになった。 「雑誌や書籍を通じた独学・情報収集」「Webサイトを通じた独学・情報収集」に取り組んでいると答えるITエンジニアは50%以上だった。エンジニアの個人努力の実態が明らかになる一方、企業側が十分に人材育成にコストを掛けていない課題も浮かび上がった。 業務外で自主的な勉強を行っている人は7割弱 ITエンジニアのスキルアップへの意欲は高く、全体の7割弱が、勤務外での自己研さんに取り組んでいる。しかし、自身の取り組みについて「十分である」と回答するエンジニアは3割。「まだこれでは足りない」という向上心の強さが
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