友達の飲み会や数人の小さな会社やオフィスでは出社した時に挨拶をしている。 ところが人数が増えてどこかの数を超えたぐらいから、ふと気がつくと出社した時などに挨拶をしなくなってくる。 また、小さなマンションではエレベータホールなどで挨拶したり、降り際に挨拶したりするが、数百世帯のマンションになると挨拶をしなくなってくる。 これはどういう心理的なロジックがあるのだろうと以前から思っていた。 今、通っている慶應義塾大学メディアデザイン研究科の入試の面接ではこの話を題材に研究計画書を書いて話をした。 受験の直前に住んでいたマンションでは、滅多に挨拶をしなかったのだが、唯一、挨拶をした時期がある。 それが311の地震の時だ。 つまり、それまで挨拶をしていた時には、何か共有する文脈があって、その共有のために挨拶をしていたのではないか。 例えば、 ・同じ飲み会 ・同じ勉強会 ・同じ職場 などである。311