将棋AIの大会をめちゃめちゃにできる、とんでもない定跡が発見された。次図の局面である。 ご覧の通り、現代の角換わりの入口の局面である。普通は先手は69玉~79玉と一手あえて手損して、後手に余分に1手指させることで形を悪くさせて仕掛けのチャンスを狙うのであるが、本譜は、その69玉を省略し、手損せずに79玉~45桂と跳ねた局面である。 この局面の何が問題なのかと言うと、たややんさんの自動定跡生成スクリプトによって、この局面の結論が出てしまったっぽいのである。 具体的な変化については、たややんさんの動画にあるので、そちらをご覧いただきたい。 結論は、先後、双方が最善を尽くすと千日手ではないかということである。 それで、これが本当なのか、私の新ペタショック定跡でも、上図の局面を課題局面として登録して、ここからを掘っているところである。そこまで変化は広くなさそうではあるものの、私のほうは、たややんさ