我が家のダグウッド ダグウッドとはハナミズキのことである。昔、日本からポトマックリバーの桜の苗木を送った返礼として、アメリカから送られて来たのが日本での始まりで、アメリカ原産でアメリカヤマボウシともいうらしい。 最近では日本でも、あちこちで、街路樹であったり、庭木であっ…
アルツハイマー型認知症の原因はまだよくわかっておらず、従来の治療薬はいずれも症状を軽減し進行を遅らせるものであり、根本的な治療薬というわけではありませんでした。 一方、どうやらβアミロイドという蛋白質が脳内に蓄積することで発症するんじゃないかって説が有力と見られており、現在、体内に抗体をつくってβアミロイドの蓄積を防ぐワクチンの開発が進めているんだそうです。さらに、このワクチンを50代から接種することで、認知症の発症を未然に食い止める効果も期待できるとのこと。 サルを使ったアミロイド除去のテストには既に成功しており、早ければ5年以内に製品化されるかもしれないそうです。注射するタイプは脳炎などの副作用が出ることがわかっているため、飲めるワクチンの開発が目指されています。 アルツハイマー型認知症は未然に防げ、根治することも可能な病となる日も近いかもしれません。 認知症を根治するワクチン 早けれ
脳波を最大限に平和利用する「neuro communication machine=necomimi」が東京ゲームショウ会場に登場。脳波を測定し、気分によってネコミミが立ったりたれたりするという、全人類の夢をかなえるガジェットだ。 「Aちゃんさあ、動かない猫耳じゃあまりに平凡じゃない?」「はい?」「neuro communication machine=necomimiでどう?」──ほんとの猫のように気分に合わせて動く「necomimi」が「東京ゲームショウ2011」(9月15~18日、幕張メッセ)に出展されている。来春の発売を目指して改良が進められている。 出展したのは、脳波や生体センサーを使ったファッションアイテムなどを開発するというプロジェクト「neurowear」。「neurowear vol.1 necomimi」という正式名称を持つこの猫耳、脳波センサーを使った「全く新しいコミ
【脳研究 – reviews】 Nurture affects gender differences in spatial abilities (Hoffman M, Gneezy U, List JA, Proc Natl Acad Sci U S A. 2011 Sep 6;108(36):14786-8) 先日速報したばかりですが、センセーショナルな研究で今後話題を呼びそうな気がするので早速reviewしてみようと思います。 <一般向け> 「男女差」は常に社会の関心の的となってきました。特に科学・工学・技術分野での男女差はことに著しく(ある調査ではこれらの分野で専門家として働く女性は19%に過ぎないとも言われている)、数多くの社会調査指標からもはっきりと見て取れます。しかしながら「男女差は実在するのか?」という議論は往々にして感情的なものになりがちで、その一方できちんとした科学的証拠
・知性誕生―石器から宇宙船までを生み出した驚異のシステムの起源 語彙、記憶力、計算、論理思考、反応時間テスト、空間テスト、迷路など、多数の被験者に多様な知的作業をやらせると成績は全体として正規分布を描く。そして何十、何百の項目において正の相関関係がみられる。あることがとても上手にできる人は、べつのことも上手であることが多いのだ。たとえば国語(他の科目でも良いが)ができる子は、算数も英語も社会もできる子である可能性が高い。俗に言う地頭の良さ、要領の良さである。 実験心理学の創始者チャールズ・スピアマンは、無数の能力の相関を調べ上げ、人間の知能には二種類の要素があることを発見した。取り組むどんなことにもその人が用いる一般因子gと、音楽のように他の要素と相関を持たないsである。地頭の良さ、要領の良さは、高いgの賜なのだ。一方、音楽家はいくら作曲や演奏の才能sがあっても、数学や国語ができるとは限ら
微小なリボ核酸(マイクロRNA)の一種が脳の記憶に関わる海馬の神経回路や目の網膜の神経の形成に関わることを、大阪バイオサイエンス研究所(大阪府)や名古屋大、京都大のチームがマウスで突き止めた。21日付の米科学誌ネイチャーニューロサイエンス電子版に掲載された。 マイクロRNAはタンパク質をつくらないRNAで、遺伝子の働きを調節。チームによると、神経回路の形成にマイクロRNAが関わるのを示したのは世界初。 同研究所の古川貴久研究部長は「てんかんや自閉症などの神経疾患の原因究明や神経の再生医療につながる」としている。 チームは脳に多いマイクロRNA「miR-124a」を働かなくしたマウスをつくり、解析。 脳が小さく、海馬の神経細胞が通常とは異なる細胞と結びつき神経回路が異常になったほか、網膜で視力と色覚に関わる神経細胞が死んでいた。 脳などがつくられる際に働き、本来なら成熟とともに働かなくなる遺
総合医学出版社・毘沙門堂の編集記者。新聞系出版社で医学専門雑誌、医療・福祉施設向け経営誌、健康雑誌などの記者として、医療・健康分野での取材・編集キャリアを積む。現在は、医学専門誌、消費者向け健康誌、一般紙などを通じ、様々な読者層に向けて、医療、健康分野に関する記事を発信している。 あなたのカラダの“不調”“悩み”を解消する ちょっと先端な医療 30~50代は、責任ある仕事をこなす、人生で最も充実した時期。活力がいっぱいで、多少の無理をしても、心身ともに健康を維持できると思い込みがちだ。しかし、加齢による不調や病気は予期せず訪れ、ある日、トホホの自分に気付き、愕然とすることも少なくない。中年男性にありがちなこうした不調や病気にスポットを当て、新しい診断法や治療法などを分かりやすく解説する。 バックナンバー一覧 現代のストレス社会の中でうつ病患者が増え続けている。ところが、うつ病の診断は、患者
そこには目と脳の働きが関係していました! iOS 5、新デザインの1つには設定メニューにあるボタンの変更があります。iOS 4の角丸のデザインよりもさらに丸っこいボタンになっています。そして、人はどうやら丸いボタンの方を好むそうです。その理由は目と脳の動き。四角い物よりも丸い物の方が目に止まりやすく、脳が認識しやすいと言われています。中心窩の人の目は丸い物の方が四角い物よりも数段早く処理できるのだそうです。人が丸っこい物を好むのは、目と脳が重労働を強いられないより楽な動きだからなのです。又、丸い物は中心に注意を集めるので、中のコンテンツ(文字や記号等)に目の意識を集中させることができます。四角は逆に外へと注意をひきます。つまり、iOS 4の四角ボタンのデザインだと外へと注意をひかれているのに逆らって中に持って行かないといけません。iOS 5の丸ボタンならば自然と中へと意識がいく、目にも脳に
Benjamin Libet (1916-2007) の自由意志にかかわる(とされる)研究が,ぼくたちの日常概念にどう関係するのか,しないのか/神経科学研究者として コメントさせていただきます.Libet は 自身の 実験の 解釈に いまいち 一貫性・説得性が かけるので,実験の 結果と 解釈は わけたほうが よい.それから,いまでも この 種の 議論では Libet が 中心となるようだけれど,Hagaard, Lau, Sakai らによる 類似パラダイムでの あたらしい 成果が どんどん でているので,そちらを おわないと どうも 周回 おくれのように かんじる.などです.
「学習」と「記憶」の能力を司る脳内の「海馬」は神経幹細胞が存在し、大人になっても新しい神経細胞が絶えず作られているが、老化に伴い海馬の神経幹細胞の数は減少し、同時に多様な神経細胞群を生み出す能力も減衰していくが、産業技術総合研究所(産総研)などの研究チームは、海馬で神経細胞の最下層を形成している細胞(アストロサイト細胞)が老化した脳内でも運動などの生体の外から与える刺激により、分泌型のたんぱく質の1つで、細胞運命の調節や様々な発生、発がんなどに関わっているとされている情報伝達(シグナル伝達)に使われる「Wnt3」の産生量を増加させ、それにより神経新生機能を向上させることを突き止めた。 同成果は、産業技術総合研究所(産総研)の浅島誠フェローと同幹細胞工学研究センター 幹細胞制御研究チームの桑原知子研究員は、筑波大学 人間総合科学研究科の征矢英昭教授らによるもので、実験生物学に関する米国の科学
うつ病などの治療のため脳に電流を流す電気けいれん療法で、アルツハイマー病を引き起こすたんぱく質の働きを抑制できることを、金沢医科大学の加藤伸郎教授らの研究チームがマウスの実験で突き止めた。 3日付の米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」で発表する。 アルツハイマー病の患者は、神経細胞の機能を低下させるたんぱく質「アミロイドβ」(Aβ)の濃度が脳内で高まっている。加藤教授らは、マウスの脳内の情報伝達を担う電気信号を観察。Aβを過剰に作り出すアルツハイマー病のマウスでは、正常なマウスに比べ、信号の継続時間が約1・5倍の長さになっていることを発見した。 信号を送る時間が長いと、脳内に送られるカルシウム量が過剰になって神経細胞に悪影響を与え、それがアルツハイマー病の一因になるとされる。Aβの増加で信号の継続時間が長くなっているマウスの脳に、電気けいれん療法と同様の電流を流すと、信号の時間
幸福の脳内物質 「人は何を考えているときが一番幸せか?」 脳波スキャンで解明される http://www.earthinus.com/2011/07/compassion.html
一般に、「手を動かすと脳の働きが活性化する」などというのは、よく耳にする話ですよね。ちょっとググるとたくさん出てはきますが、論拠をはっきりと示したものは少ないようです。 でも、実感として、ディスプレイを見ながらキーボードを入力するときよりも、筆記用具を使って手書きしているときの方が、触覚と視覚との連動感が強く、脳を使っている感覚になるのは確かです。読者の方々も少なからず感じているのはないかと思います。 今回は、手書きだと本当に脳が活性化するのか? 活性化で何かしらのメリットがあるのか? をライフハッカー流に解説していきます。 Photo by mikomaya ■脳の一部は、手書きのときだけ活発化するらしい Web上で検索できる論文等を探したところ、「JWIMA(日本筆記具工業会)」のサイトに筆ペン、ボールペン、キーボード、携帯電話で文字入力を行ったときの脳内の血流変化を光トポグラフィによ
やっぱり右脳・左脳ってあるのかな...。 露サンクトペテルブルグのTaisia Sidorovaさん(21)は3年前、車の事故で頭蓋骨の半分が潰れ、骨の破片が脳に食い込み意識不明の重体となりました。 医師はダメージを受けた脳の左半分(論理・分析能力を司る)を切除することに決め、家族に回復の見込みは薄い、体が一生不自由なままかもしれないと伝え、最後のお別れの儀式までしていたのですが... それから3年。 Taisiaさんはゆっくり意識を回復し、実家に退院を許され、少しずつだけど体も動いていきます。そして、不思議なことが起こったのです。以下はお母さんのコメント。 「ここにいる間は、頭蓋骨を元通りに直す手術もまだあったので、養生して力を回復しなきゃならなかったんですね」、「それで治療にもなるということでスケッチを始めたんです。前の娘はスケッチなんて一度も興味示したことなかったんですけど。やってみ
記憶は何のためにあるのか。「データを脳に保管して、いつか役立てる」という実用性だけが記憶の目的ではない。たとえば、昨日と今日の自分が同一だと確信できるのはなぜか。睡眠で意識が断絶しても、自分を一貫した存在だと信じている。その拠(よ)り所が記憶だ。確固たる痕跡があるからこそヒトは「自我」を維持できる。 本書は、その精神基盤たる「記憶」の真偽を疑う。記憶がいかに曖昧で、しばしば間違ってさえいること、そして、その間違いに本人さえ気づいていないことを指摘する。 幼少期を思い返して欲しい。何歳の記憶が最古だろう。多くの人が興味を示す幼少期の記憶断片。しかし、その内容は真実だろうか。 そもそも記憶は思い出すことを通じて再構築されるものだ。想起ごとに内容が変更される。幼少時の記憶もコミュニケーションによって形成された虚構である可能性が高い。面白いことに「人生最初の記憶」は、アジア人より欧米人のほうが若い
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