厚生労働省の患者調査によると、 「精神及び行動の障害」で精神科を受診している未成年の患者数は 最新の平成20年の調査でおよそ15万人にのぼっています。 この数字は12年前にくらべて倍増しています。 症状の改善のために、薬による治療が広く行われていますが、 中には、不適切な処方によって副作用に苦しんでいる子どももいるそうです。 ということで 6月13日(水)のクロ現は「子どもに広がる向精神薬の被害」に迫ります。 プレビュー(試写)を見学してきました。 精神科や小児科を受診した子どもが主に処方されるのは 「向精神薬」と呼ばれる、中枢神経に作用する薬です。 興奮を落ち着かせる効果のある抗精神病薬、激しい落ち込みをやわらげる効果のある坑うつ薬、坑不安薬、睡眠薬などです。 取材では、 「向精神薬」が重い自閉症やうつ病の症状などに苦しむ人々の効果的な治療薬として使われている一方で、 副作用に悩んでいる