町立図書館が会報の類を寄付されて喜ぶだろうか? 石川の穴水町図書館での個人資料処分が問題となっている。寄付元曰く日本民俗学会の会報、芥川龍之介全集の初版本の価値がわからないのかというものだ。 だが、いずれにせよ大したものでもない。会報は揃いで国会、大学、県図書館にある。芥川全集の初版といっても一巻の初版は1954年、少なくとも6000、おそらく1万は刷っている。さして貴重な本ではない。(追記、戦前版もあるが所詮は昭和初期。揃で1万円しない程度にダブついてるし、もともと全集の初版にはさしたる価値もない) 寄付された方も内心迷惑なのに、その本が処分されたといって怒られたのはたまらない。寄付元も図書館を貸倉庫かなにかと勘違いしたものだろう。 ■ 市町村図書館は本を捨てる 市町村図書館は本を捨てる。円本以降の刊本に関して永久保存する気もない。 まず、今回の件で、それを知らずに永久保存すると思い込ん