「今日もお弁当なんだ、偉いね」 大学やインターン先で自作の弁当を広げるとよく言われる。作らなければ家計が回らないので、作らざるを得ないというところが本音だが、言われて悪い気はしない。おかげで面白がってもらえるからだ。 僕には2年間同棲して結婚を考えているパートナーがいる。彼女は東京で正社員として働く、フランス人だ。一方の僕はBusiness Insider Japanでインターン業務に勤しむ大学4年生の23歳。就職活動の只中にいる。 僕が彼女の分と2人分の夕飯と翌日の弁当を作っている。最初は2時間近くかかっていたが、三口コンロを使い分けてそれらを同時に作れるようになり、1時間弱まで短縮できた。今ではほぼレシピの見ずに冷蔵庫の中身を見て、献立を考えらえるようになった。 これだけやった見返りは美味しいと言って食べてくれる人がいることと、就活のES(エントリーシート)の趣味欄に「料理」と書けるこ