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ブックマーク / number.bunshun.jp (62)

  • 「日本には強烈なショックが必要だ」トルシエが語るサウジ戦…日本代表に欠けていた「野心」と「マネジメント」を埋める術とは?(田村修一)

    「日の敗戦は見た」 それがフィリップ・トルシエの第一声だった。日がサウジアラビアに0対1で敗れたカタールW杯アジア最終予選第3節の試合終了直後、私たちは電話で話し合っていた。緒戦のオマーン戦に続き、接戦をモノにできなかった日本代表をトルシエはどう評価したのか。率直な意見を聞いた。 ――試合をすべて見たのですか? 「放映するテレビ局を見つけるのが難しく、アラブの放送を見たから幾つかのシーンは見られなかった。 どうしてなのかわからないが、日はコレクティブな面で敗れた。コレクティブなクオリティを欠いていた。内容も乏しかった。個の面でも技術的なミスが多く、選手の能力も見劣りがした。インテンシティも動きも質・量ともに不十分で、試合の重圧があったのかも知れないが、これまで日が作りあげてきたDNAがこの試合では何も感じられなかった。 たしかに大迫はチャンスを2度作り出し、これだけ出来の悪い試合で

    「日本には強烈なショックが必要だ」トルシエが語るサウジ戦…日本代表に欠けていた「野心」と「マネジメント」を埋める術とは?(田村修一)
    rajendra
    rajendra 2021/10/12
    トゥルシエの分析、的確だな。外から見ていても分かるくらいコレクティブさが失われている。田嶋ジャパンズウェイ路線でも、これは擁護できないだろうにな。
  • 戦友たちの30年越しの告白に感謝を。清原和博からの1本の電話。(鈴木忠平)

    新幹線は東へ向かっていた。8月末、私は清原和博をめぐる旅の途中だった。取材で訪れていた三河安城駅から東京行きの終電「こだま」に飛び乗ると、リクライニングを倒して、息をついた。ふと、携帯電話を見ると、見覚えのない番号から着信が入っていた。誰だろう? そう思いながら、かけてみた。 「…………です」 電話の向こう側でくぐもった声がしたが、よく聞こえなかった。友人からのいたずら電話かと思った。 「あのお、この番号、登録されていないんですけど? 」 聞こえたのか、聞こえなかったのか、電話の主はそれには答えず、話し始めた。 「ありがとうございました。感動しました。ただ、それだけ伝えたくて電話しました……。涙が止まらなかったです……。1日に、何度も何度も読んでいます」 受話器の向こうの声が震えていた。私は携帯電話を手にしたまま、デッキへと移動した。 甲子園特集号は、清原への思いで始まった。 8月10日に

    戦友たちの30年越しの告白に感謝を。清原和博からの1本の電話。(鈴木忠平)
    rajendra
    rajendra 2016/12/22
    "彼らへの願いは1つだったが、正直、固く閉ざされた扉をイメージしていた。断られることは覚悟の上だった。だが、私の予想に反し、彼らは迷わず、清原と自分の人生について語ってくれた。"
  • 「日本は激しくプレスすれば……」アジアの対策にU-16も屈した現実。(安藤隆人)

    A代表の課題は育成年代から取りかからないと手遅れになる――。 U-16日本代表を率いる森山佳郎監督の口から放たれる言葉の中に、このメッセージが何度も、そして強調されるように籠められていた。 「日はまず守備をしっかりとやったところから、カウンターもしくはビルドアップをしなければいけないのに、イラクはその両方を潰しに来た」(森山監督) AFC U-16選手権において、準々決勝でUAEを破って来年のU-17W杯の出場権を獲得した通称「00ジャパン」だったが、アジアチャンピオンを目指して臨んだ準決勝のイラク戦で2-4で敗れた。 イラクは日に対して前線から果敢なプレスを仕掛けて、日が持つパスワークを封じると、奪ったボールを素早く前線のアタッカーに繋げる。日に守備組織を構築する時間を与えずにカウンターを仕掛けて来た。それでも前半は日が1点リードするなど、リズムを掴んだが、後半はイラクの一向に

    「日本は激しくプレスすれば……」アジアの対策にU-16も屈した現実。(安藤隆人)
    rajendra
    rajendra 2016/10/05
    各世代に渡って攻略法を確立されてしまった日本代表。経済のみならずサッカーでも先進国ではなくなってしまった。
  • サポーターの“濃さ”でJFLに完敗?ロック総統が語るJリーグの不足成分。(木崎伸也)

    一見するとわからない価値を、魅力的に伝える――。 きっとコメディアンの才能はそこにあるのだろう。元芸人の革命的サポーターと、J3のクラブを応援する現役芸人に会うと、あらためて日サッカーの底力に気付かされた。 今回2人と話せることになったのは、彼らが自主制作しているポッドキャスト番組『革命!錦糸町フットボール義勇軍』の出演依頼を受けたからだ。何か秘密の会議をのぞくようで、逆にスポーツライターとしては絶好の取材機会。体験記を書かない手はない。 元電撃ネットワークと、R-1準優勝者。 2人の経歴は個性的だ。 まずは、かつて電撃ネットワークの一員だった元芸人で、鹿島アントラーズのサポーターを経て独自の道へ進んだロック総統。JFLのホンダロックSC(宮崎県の企業チーム)を応援しており、ガンダムのシャアを連想させる赤いヘルメットがトレードマークだ。約4年前に連載で活動を取り上げたところ、大きな反響

    サポーターの“濃さ”でJFLに完敗?ロック総統が語るJリーグの不足成分。(木崎伸也)
    rajendra
    rajendra 2016/05/09
    "サッカーの醍醐味は、プレーのレベルがどうという前に、自分が応援によって試合に関わっているという感覚だと思う。今のJリーグはそこを見落としてしまっているのではないか。"
  • 29歳で代表初招集のDF丹羽大輝。4年半のJ2在籍時代に得たものとは。(吉崎エイジーニョ)

    「あ、あの時の彼か」 九州地方のJリーグクラブを取材している立場からすると、「29歳の日本代表初招集選手」に対してそんな印象を抱いた。 16日のロシアワールドカップアジア2次予選・シンガポール戦でのフル代表初キャップの時を待つDF丹羽大輝。彼には昨季の「ガンバ大阪三冠達成の立役者の一人」という肩書きのほかに、もうひとつ注目すべきキャリアがある。 「レンタル移籍によるJ2在籍期間が長い」 じつに3年半も「下積み」の時期を過ごしている。これは過去の日本代表招集選手でも最長レベルではないか。 '04年にガンバ大阪ユースからトップチームに昇格、3年間ほとんど出場機会を得られないまま、'07年にJ2徳島ヴォルティスにレンタル移籍。その後、'08年にJ1大宮アルディージャ、そして同年シーズン途中から'11年までの3年半、アビスパ福岡でプレーした。 レンタル移籍期間だけでもじつに5シーズンに及ぶ。うち、

    29歳で代表初招集のDF丹羽大輝。4年半のJ2在籍時代に得たものとは。(吉崎エイジーニョ)
    rajendra
    rajendra 2015/06/16
    "今回、話を聞いた3選手からはいずれも「彼が代表に入って本当に嬉しい」という声が聞かれた。なかでも神山は、J2のプレーヤー全体にとっても励みになると口にした。"
  • 森友哉・清宮幸太郎が好球必打な訳。イチローと古田敦也が作った「時代」。(小関順二)

    “高校入学の時点で鳴り物入り”という異例の前評判の中、春季東京大会でデビューした早稲田実・清宮幸太郎。184cm、97kgという巨躯に秘められた可能性や如何に。 4月中旬、立て続けにもの凄いホームランを見た。最初に紹介するのは大宮公園野球場で行なわれた西武対楽天5回戦、西武の6番打者(指名打者)森友哉が5回裏に放った3ランである。中村剛也の二塁打で2-2に追いつき、なおも2死一、三塁で迎えたこの場面、森は代わったばかりの西宮悠介の初球ストレートをフルスイング、打球はあっという間に右中間スタンドに吸い込まれた。 プレッシャーのかかる場面で、昨年は苦手だったはずの左腕(打率.167に抑えられた)の140kmを超える初球ストレート。これを何の迷いもなく振り抜いて最高の結果を手にする。高校を卒業して2年目の19歳とはにわかに信じられない迫力に、直前のメヒアへの敬遠のフォアボールでブーイングの嵐が巻

    森友哉・清宮幸太郎が好球必打な訳。イチローと古田敦也が作った「時代」。(小関順二)
    rajendra
    rajendra 2015/04/27
    "攻撃的配球に対抗するには打者も攻撃的にならざるを得ない、そんなバッテリー(投手&捕手)vs.バッターの勝負の構造が、古田とイチロー以降に明確になった。"
  • パルマの債務が8年で200億円急増。映画顔負けの“国際超巨大詐欺”か。(弓削高志)

    現在セリエAの最下位にいるパルマFCの倒産が、秒読み段階に入った。 2月中旬、パルマ地方検察庁はパルマFC株式会社に対し、税務不履行による倒産勧告を行ない、日でいう会社更生手続きの適用をパルマ地方裁判所に請求した。請求の審理は、今月19日に予定されている。 選手たちへの給料未払い騒動は、事件の一端に過ぎなかった。 クラブの多大な負債が明らかになる一方、救済を約束したはずの新会長の正体はなおも知れず。リーグ機構とサッカー協会が対応に遅れをとる間に、国境をまたいだ巨額詐欺事件の匂いすら漂い始めた。A残留の望みがほぼ消失する中で、41歳の若き市長がクラブ存続へ奔走する。 まるで、サッカークラブを舞台にした犯罪推理小説か、と見紛うような話だが、もちろんこれはフィクションではない。パルマFCの破綻危機が、セリエA全体を揺るがす大事件へと発展しつつある。 昨季は6位ながら、所得税滞納でEL予選に出ら

    パルマの債務が8年で200億円急増。映画顔負けの“国際超巨大詐欺”か。(弓削高志)
    rajendra
    rajendra 2015/03/05
    怪しいオーナーと胡散臭い幽霊会社を複数経ていて、資金の流れが見えにくくなっている。
  • 7000万人が熱狂する、ある“競技”。ゲームはスポーツになれるのか?(Number編集部)

    2014年10月19日、ソウルワールドカップスタジアム。 日韓W杯の開会式が行われたアジア最大のサッカースタジアムはその日、ある“競技”に熱狂する人々によって埋め尽くされていた。 アメリカ、ヨーロッパ、東南アジア、南米、そして日など世界中から詰め掛けた4万人の視線の先にいるのは、2チームに分かれた10人の選手たち。 彼らが向かっているのはPC。操作しているのはマウスとキーボード。 そう、彼らが熱狂する競技とは「ゲーム」。 この日行われていたのは「League of Legends」(以下LoL)という、世界で最も多くのプレーヤーを持つPCゲームの世界大会なのだ。 最寄駅を降りた瞬間から、そこはまさに野外フェス状態。スタジアムまでの道には所狭しとブースが建てられ、ファンアート、コスプレ、グッズ販売などでにぎわい、特設ステージでは、絶え間なくイベントが行なわれていた。 大会のオープニングセレ

    7000万人が熱狂する、ある“競技”。ゲームはスポーツになれるのか?(Number編集部)
    rajendra
    rajendra 2014/10/27
    体育が社会通念として浸透しきってしまった日本では、e-Sportsはもう受容されないかもしれないなあ。
  • 3バック+マンマーク+ハイプレス。躍進する伏兵の「ポゼッション殺し」。(北條聡)

    ネイマールを押さえ込み、ブラジル相手にスコアレスでの引分けをもぎとったメキシコ。決勝トーナメント初戦の相手はオランダ。1対1の文化を持つ強豪相手ににどんな戦いを見せてくれるのだろうか。 栄枯盛衰は世の習いである。前回王者のスペインが真っ先にブラジル大会から姿を消した。いかにスペインに追いつき、どうやって打ち負かすか。南アフリカ大会からの4年間、世界各地でスペインの打ち立てた世界標準(ボールポゼッション)にキャッチアップする動きと同時に、それを封じ込める新しいアイディアの追求が活発だった。 前回の南アフリカ大会では守備の局面で自陣に後退し堅固な「ブロック」を構築するチームが少なくなかった。だが今大会では最終ラインを押し上げ、前線から球を奪いに行く「ハイプレス」の復活が目につく。この前進守備は一のパスで背後のスペースを突かれるリスクがある反面、高い位置で球を奪ったときのリターンも大きい。ダイ

    3バック+マンマーク+ハイプレス。躍進する伏兵の「ポゼッション殺し」。(北條聡)
    rajendra
    rajendra 2014/06/29
    戦術もまた循環するはずだから、いずれゲーゲンプレスをひっくり返す潮流が出てくるだろう。変化に対応するには引き出しの多さ。
  • Jの劇的な試合日程は、こう作られる。ドラマを生む「新・日程くん」に迫る!(飯尾篤史)

    広島の2連覇をさらに劇的なものにした1つの要因に、最終節が上位6チーム同士の対戦となった日程にあったことは間違いない。 サンフレッチェ広島の逆転優勝で幕を閉じた2013年のJ1リーグ。このドラマチックなエンディングにひと役買ったのが、絶妙な試合日程だった。 最終節の対戦カードは、横浜F・マリノス(首位)vs.川崎フロンターレ(5位)、広島(2位)vs.鹿島アントラーズ(3位)、浦和レッズ(4位)vs.セレッソ大阪(6位)。優勝とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を争う上位6チームの直接対決となっていた。 カシマスタジアムで広島の選手たちが歓喜に沸いている頃、等々力陸上競技場では横浜FMの優勝を阻んだ川崎が3位に浮上。これまた逆転でACL出場権を獲得し、喜びを爆発させていた。 この神がかり的なマッチスケジュールを組んだのは、「Jリーグマッチスケジューラー」、通称「日程くん」と呼ばれる

    Jの劇的な試合日程は、こう作られる。ドラマを生む「新・日程くん」に迫る!(飯尾篤史)
  • ラシンが何故2年連続降格で3部へ?とある世界的詐欺師の“アリ地獄”。(工藤拓)

    2011年1月、ホームスタジアムでファンの歓声に応えるオーナー就任直後のアリ氏。このときには現在のような事態は想定する者はいなかった。 一発勝負のトーナメント方式で行なわれていた時代と比べ、4回戦から準決勝までがホーム&アウェーの2試合で行われるようになった現行のコパデルレイ(国王杯)では、2部や3部クラブがジャイアントキリングを起こすことは難しくなった。 それでも'09-'10シーズンに2試合合計4-1でレアル・マドリーを破ったアルコルコン(当時3部)、'11-'12シーズンにビジャレアルやエスパニョールを破って準決勝まで勝ち進んだミランデス(当時3部)など、数年に1度ながら痛快な躍進を遂げるチームが出てくるのがコパの面白いところだ。 はたして今季も1部のセビージャ、アルメリアを立て続けに撃破し、準々決勝進出を果たした3部クラブがある。スペイン北部カンタブリア州を代表するクラブ、ラシン・

    ラシンが何故2年連続降格で3部へ?とある世界的詐欺師の“アリ地獄”。(工藤拓)
    rajendra
    rajendra 2014/02/04
    "主審はスローインを行おうとしないラシンの選手たちに歩み寄り、キャプテンのマリオ・フェルナンデスにボイコットの意思を確認した上、高らかに試合中止の笛を吹く。それは僅か58秒の出来事だった。"
  • いま最も勝てる投手が重用する、現代に甦った“古い”球種カーブ。(氏原英明)

    投球フォームから“ライアン”と呼ばれるヤクルトの小川泰弘。新人として1999年の上原以来となる10勝一番乗りを果たし、後半戦で勝ち星をどこまで伸ばせるか。 その球が再びクローズアップされるようになったのは2008年の日シリーズだった。 日一を決める舞台で西武の岸孝之が投げ込んだその球が、セ・リーグの覇者・巨人をきりきり舞いさせたからだ。 岸は日シリーズのMVPを獲得し、彼の投げる球は「魔性のカーブ」と称賛された。 2年後の2010年にはカーブの使い手・前田健太(広島)が15勝を挙げ、セ・リーグの投手タイトルを総なめにして、沢村賞を受賞した。 岸と前田に共通したのは、ストレートとキレのあるスライダーという武器を持ちながら、カーブも秀逸だったということだ。速いボールの合間に挟むカーブが、打者の目線を狂わせていたのだ。 彼らが登場してからというもの、カーブの使い手が再びプロ野球界で活躍する

    いま最も勝てる投手が重用する、現代に甦った“古い”球種カーブ。(氏原英明)
    rajendra
    rajendra 2013/07/17
    "カーブをうまく操る投手が球界を代表する投手になり、一方で、カーブに惑わされない打者が率を残して好打者になっていく"
  • 「これは本当の日本の姿じゃない」なぜブラジル戦で完敗を喫したのか?(豊福晋)

    「まぁ今日の試合は完敗なんで。自分たちの実力をちゃんと認めて、あとの2試合を頑張るしかないですよね」と、試合後の悔しさを内に秘めつつも、淡々と語っていた田。 歓喜するブラジル代表の面々を前に、ザッケローニは立ち尽くしている。その少し後ろで、田圭佑はひとりベンチに座って呆然とピッチを眺めていた。 「怒りというよりも、失望の気持ちの方が大きい」 指揮官は堅い表情でそう語り、田は「完敗」と、ブラジル相手に0-3と歯が立たなかったことをあっさり認めた。 10月のポーランドで喫した0-4の大敗から8カ月。親善試合とは違う、真剣勝負の舞台でブラジルと再戦した日にとって、コンフェデレーションズカップ初戦は世界との差を確認する場でもあった。しかし縮まったのはわずかな点差だけで、内容ではその差はさらに広がっているようにさえ感じられた。 長友佑都は言う。 「レベルが違いました。すべてにおいてのレベルが

    「これは本当の日本の姿じゃない」なぜブラジル戦で完敗を喫したのか?(豊福晋)
    rajendra
    rajendra 2013/06/16
    普通にやって普通に負けた。心を折られることも含めて「収穫」。
  • 中継ぎ投手・上原浩治が絶好調!数字が証明するMLB屈指の凄さとは?(菊地慶剛)

    もはやレッドソックスのベンチ内での名物と言ってもいい、上原浩治投手のハイタッチ。笑顔でベンチ内のムードを盛り上げる。 メジャーリーグの開幕から3週間。今シーズンは開幕から日人投手たちの活躍が目立っている。その中でここまでのMVPを選ぶとするならば、今年からレッドソックスに移籍した上原浩治投手を挙げたい。 もちろん読者の中には異論もあるだろう。 例えば、勝利数、防御率ともにア・リーグのトップ争いをしているレンジャーズのダルビッシュ有投手はもちろん、ここまで抜群の安定感を誇るマリナーズの岩隈久志投手の存在も捨てがたいのは事実だ。ただチームに及ぼす影響力という面では、現在、激戦区のア・リーグ東地区で首位を走るチームへの上原の貢献度は計り知れないものがあることを忘れてはならない。 岩隈やダルビッシュのような先発投手ではなく、またセーブ機会に登板する抑え投手でもない、“中継ぎ”の上原が、日で大き

    中継ぎ投手・上原浩治が絶好調!数字が証明するMLB屈指の凄さとは?(菊地慶剛)
    rajendra
    rajendra 2013/04/30
    "レッドソックス広報が発表している上原関連のデータを見て、改めてその思いを強くした。実は上原がメジャー史上でも屈指の中継ぎ投手であるという紛れもない事実がそこにあるからだ。"
  • 未勝利でも、進退問題が出ても……。風間八宏監督が断固理想を追う理由。(木崎伸也)

    4月13日、横浜F・マリノス戦の記者会見で出た「進退問題も出てくるのではないか?」という問いに対して、「僕の仕事は選手とともに前を向いてやっていくこと。進退は僕が決めることではない」と淡々と答えた川崎フロンターレの風間八宏監督。 またしても川崎フロンターレの風間八宏監督が物議をかもしている。今季のJリーグにおいて、開幕から6試合で3分3敗とまだ勝利がないのだ。 1対2で敗れた第6節の横浜F・マリノス戦後には、ついに記者会見で「進退問題も出てくるのではないか?」という批判的な質問が出た。当然だろう。プロである以上、結果が出なければ、指揮官の責任だ。最も手っ取り早いチーム改革は、監督を替えることである。 常識的に今季を見通せば、現在15位の川崎は、18位の大分トリニータ(2分4敗)、17位のジュビロ磐田(2分4敗)、16位の湘南ベルマーレ(3分3敗)とともに、残留争いのうねりに巻き込まれていく

    未勝利でも、進退問題が出ても……。風間八宏監督が断固理想を追う理由。(木崎伸也)
    rajendra
    rajendra 2013/04/19
    いくらフィロソフィーが高邁でも、結果を出しながら一歩ずつ進むのでないかぎり、信頼は得られないだろうなあ。
  • 野洲サッカーを育てた異端の指導者、岩谷篤人が挑む“最後の選手権”。(木崎伸也)

    身振り手振りをまじえ、野洲高校の生徒たちを教える岩谷。冬の全国高校サッカー選手権大会は、今年で2年ぶり8回目の出場となった。 今年の全国高校サッカー選手権で、個人的に注目している高校がある。滋賀県代表の野洲高校だ。 野洲といえば、2006年の高校選手権の優勝を思い出す方が多いだろう。高3に楠神順平(川崎フロンターレ)、高2に乾貴士(フランクフルト)を擁し、高校サッカーでは異例の魅力溢れるスタイルで初優勝を成し遂げた。 当時、セクシーフットボールというキャッチフレーズもさることながら、野洲を率いる山佳司監督の経歴も話題を集めた。元々レスリングの選手だったが、ケルン留学でヨーロッパのサッカーに魅了され、サッカー指導者の世界へ。教員として赴任した野洲で次々に改革を実行し、無名の公立高校を日一に導いた。山著の『野洲スタイル』に、詳しい経緯が書かれている。 野洲高校優勝のもうひとりの功労者、岩

    野洲サッカーを育てた異端の指導者、岩谷篤人が挑む“最後の選手権”。(木崎伸也)
    rajendra
    rajendra 2012/12/30
    "「日本サッカーが世界と戦うためにはどうすべきかを考えたら、答えは自ずと決まってくる。スモールフィールドでの戦いにこだわり、組織で逆を取っていくサッカーだ」"
  • 勝ち負けや昇格だけが全てじゃない!JFLの“総統”が語るサッカー観戦術。(木崎伸也)

    対戦チームのゴール裏に乗り込み、“カギ”を片手に演説を行なうロック総統。かつては自ら株式会社ホンダロックで働きながら、週末に社員選手のプレーを応援していた。 「昔のJリーグって、下手なプレーを笑い飛ばすような雰囲気が あったと思うんですよ。でも、規模が大きくなるにつれて、 それがなくなってしまったような気がするんです。その理由は、 みんなが勝利至上主義になったからじゃないかと僕は考えてます」 ロック総統(ホンダロックSCサポーター) 世界中を見渡しても、こんな常識外のサポーターはいないに違いない。 日サッカー界の3部リーグにあたるJFLにホンダロックというクラブがある。自動車の鍵を製造するキーロックメイカー“株式会社ホンダロック”を親会社に持つ宮崎県の企業チームだ。基的に選手は同社の従業員。日常的にJリーグを見ているサッカーファンにとっても、知らない人の方が多いだろう。 だが、この地方

    勝ち負けや昇格だけが全てじゃない!JFLの“総統”が語るサッカー観戦術。(木崎伸也)
    rajendra
    rajendra 2012/11/05
    "サッカーって、試合の勝ち負け以外にもたくさん家に持って帰れるものがあるじゃないですか。"
  • 現地の宇佐美サポとの会話から――。ドイツで再発見したJリーグの真価。 (細江克弥)

    スピードと技術を武器に、ドイツでも独特の存在感を放つ宇佐美。そのスタイルのベースがJリーグで培われたことを、日サッカーは誇っていい。 サッカー日本代表の現在地を測る絶好の機会となった10月16日のブラジル戦(ポーランドで行なわれ0-4で敗戦)から、そのままドイツに流れてブンデスリーガを中心に取材している。欧州滞在10日目となった24日は、ドルトムントで行われたチャンピオンズリーグD組「ドルトムント対レアル・マドリー」を取材。いや、正確には「申し込み過多」という理由で取材申請を受け入れてもらえなかったから、取材ではなく観戦と言ったほうが正しい。 世界最高の観客動員数を誇るドルトムントのこと、もちろん試合の直前になって正規のルートからチケットを購入するのは不可能に近い。だから、とりあえずはジグナル・イドゥナ・パルクに足を運び、いわゆるダフ屋からチケットを購入しようと決めていた。滞在先のホテル

    現地の宇佐美サポとの会話から――。ドイツで再発見したJリーグの真価。 (細江克弥)
    rajendra
    rajendra 2012/10/27
    "「おい、この試合がどんな試合か分かってるのか? レアル・マドリーだぜ! ガンバ大阪じゃないんだ!」"
  • クラブは赤字、選手はフェラーリ……。「余命5年」のリーガに未来はあるか?(工藤拓)

    「このままの状態が続けばスペインフットボールは死に絶える。私は1年前、リーガ・エスパニョーラはあと10年の寿命だと予想したが、今は長くて5年と見ている」 先日、フットボールと経済の関係に詳しいバルセロナ大学経済経営学部ホセ・マリア・ガイ教授の発言が話題になった。 元エスパニョールの役員でもある教授は、ヨーロッパフットボールにおける5大リーグ(イングランド、ドイツスペイン、イタリア、フランス)の経済状況を多角的に分析した「スペインとヨーロッパフットボールの経済状況報告」を毎年発表している。この発言は、5回目を迎えた今回の発表の中で飛び出したものだ。 収益を伸ばしているのはバルサとレアルの2強だけ。 教授の発表によれば、ヨーロッパ全体が経済危機に苦しむ中、フットボールがもたらす収益は毎年4%の率で増え続けている。それ自体は良いことなのだが、問題はそれを上回るスピードで支出額が増え続けているこ

    クラブは赤字、選手はフェラーリ……。「余命5年」のリーガに未来はあるか?(工藤拓)
    rajendra
    rajendra 2012/10/07
    "「フットボールは2つの危機に苦しんでいる。1つは一般的な危機、もう1つは各クラブが自らもたらした危機だ」"
  • 「日本人らしさ」で勝負せず――。岡崎慎司が歩む“清武らと違う”道。(ミムラユウスケ)

    ブンデスリーガに来てからはMFとしての扱いが増えていた岡崎。“点取り屋”としての来のプレースタイルを取り戻せるか? 岡崎慎司はいつも違うところを見ている。 彼の世界には赤い月が浮かんでいて、青い太陽が昇っているのかもしれない。サッカーの世界に限らない。人と違うこと。それはすでに一つの才能であり、価値である。だからこそ、彼の考えには興味深い何かがあるように思えてならない。 いま、ブンデスリーガはちょっとした日人ブームに沸いている。第3節では乾貴士、清武弘嗣、宇佐美貴史の3人がゴールを決めたからだ。 「ロンドンオリンピック世代のヤツとかそうですけど、ブンデスであの若さで3人が点を取ったとなったら……こいつら、これから絶対にヤバイことになるやん(笑)」 岡崎はそう感じた。 “すばしっこくて、ボール扱いが上手く、規律がある”日人。 香川真司がマンチェスター・ユナイテッドへと移籍したために日

    「日本人らしさ」で勝負せず――。岡崎慎司が歩む“清武らと違う”道。(ミムラユウスケ)
    rajendra
    rajendra 2012/09/27
    "「一対一では絶対に負けないという、体の強さを得るために今は鍛えているから。良い状態なんですよ」現在、ブンデスリーガでプレーする日本人選手の中で最も体が強いのは、まぎれもなく岡崎である。"