石川浩司 2020.03.31 音楽が大好きな「たま」のメンバー(イラスト・古本有美) 僕が初めてきちんと組んだバンドは「たま」である。「さよなら人類」で紅白歌合戦にも出演したバンドだ。読者の中には、僕を「たまのランニング」と認識して、コラムを読んでくれた人も多いのではないだろうか。バンドが解散してから17年が経つが、いまだに「たま」の印象は強いようだ。そこで最終回となる今回は、メンバーとの出会いとたまがどうやって生まれたのかを書いてみようと思う。 ライブハウスで出会ったディープなやつら もう40年近く前になる。上京したばかりの僕は、ソロでギターの弾き語りをしていた。ライブハウスをまわり、オーディションやオープンマイク(飛び入りで歌うイベント)に出ていた。 その頃、北千住の甚六屋という今はなきライブハウスで、たまでギターを務めた知久寿焼と出会い、すぐに意気投合した。彼は当時、高校生だった。
「自分の仕事が好き」。心からそう言いきれる人は、どれくらいいるのだろうか? 単に賃金を得るための手段ではなく、人生を賭するライフワークとして仕事に打ち込む。結果、一般的な幸せやレールから外れることになっても、おかまいなしに没頭し続ける。そんな、少しはみだした「クレイジーワーカー」の仕事、人生に迫る連載企画。今回お話を伺ったのは、弁護士の小林航太さんだ。 話題を呼んだNHK「みんなで筋肉体操」で、謎の筋肉弁護士として出演した小林さん。実はそれ以前から肉体派コスプレイヤーとして、界隈では知られた存在だった。東大法学部からロースクールを経て、司法試験に一発合格。今年から弁護士の道を歩みつつ、肉体改造、コスプレも継続している。仕事と趣味を力いっぱい謳歌する、小林さんの生きざまに迫る。 東京大学在学中、コスプレ開眼 ── 弁護士が本業の小林さんですが、他にも“筋肉コスプレイヤーチーム「肉体造形部」で
右翼キャラ、演説ネタ、玉砕スーツで一世風靡した演説家、鳥肌実。その過激なキャラとインパクトのあるネタで、強烈な印象を残してきた。かくいう私も、軍服に身を包み、神がかった美しさの彼に憧れ『廃人玉砕』という写真集をこっそり入手している。 内容が内容だけにメディアではなかなか見ることができない彼だが、いまは何をしているのだろうか。まだ右翼キャラは健在なのだろうか。というわけで本人に突撃ロングインタビューしてみた!! ──さっそくですが、いまはどのような活動をされているのですか? 鳥肌「いまは自分の手打ち興行というか講演会で、全国ツアーを回ってますけど、相変わらずのペースでやってます。また、相変わらずメディアにも出ておりません」 ──現在ご自身の講演以外の活動は? 鳥肌「呼ばれていく仕事はやっぱり減りましたよね。世の中の流れっていうのはあると思います」 ・演説家“鳥肌実”ができるまで そもそもどう
6月7日午後2時、フジテレビで放送された「ザ・ノンフィクション:円丈vs老い~新作落語家~」に創作落語の中興の祖とも言われる三遊亭円丈師匠が登場し、老いによる記憶力低下と闘う姿を追いかけられていました。 三遊亭円丈:新作落語とスキャンダル 三遊亭円丈師匠は現在70歳。六代目三遊亭圓生に入門し、前座名「ぬう生」のまま二つ目になり、真打ち昇進とともに「圓丈」と改名。最近は本人も「円丈」表記で活躍されてます。 円丈師匠といえばなんといっても新作派を引っ張っていった牽引者。1978年に渋谷ジャンジャンで「実験落語」を初め、その後も新作の会を主催。春風亭昇太、柳家喬太郎、三遊亭白鳥などの新作派に影響を与えた「新作落語」を語る際には欠かせない落語家さんです。 文筆活動も盛んで、最も有名なのは自らも巻き込まれた落語協会分裂騒動に絡めて師への複雑な思い、主に三遊亭円楽の悪口を綴った「御乱心ー落語協会分裂と
第八回「遅刻」 其の三 ソラミミスト・安齋肇インタビュー 「締め切りよりも、仲間を大切にしよう」 トップ女優の名前を検索しようとすると、大抵、検索予測ワードとして「整形」が出てくる。それほど、彼女たちの美は妬まれているのだろう。「安齋肇」と検索すると、「遅刻」という検索ワードが出てくる。つまり、遅刻することを、みんなに予測されているのだ。まさに「キング・オブ・遅刻」、泣く子も帰る遅刻界のレジェンドが、15分遅れでやって来た。 安齋肇(あんざいはじめ) 1953年東京都生まれ。桑沢デザイン研究所修了。麹谷・入江デザイン室(76〜79)、SMSレコードデザイン室(79〜82)を経てフリー。音楽に関する様々なビジュアルから、キャラクターデザイン、雑誌連載、展覧会、CMナレーション、「タモリ倶楽部」空耳アワー出演など。現在、勝手に観光協会、宿題工作オバンドス、フーレンズ、みち のメンバー。ラストオ
セーラー服のコスプレでネットの有名人になった「セーラー服おじさん」こと小林秀章さんが7月13日、早稲田塾の特別公開授業に講師として登場する。中高生向けで、受講には事前申し込みが必要。 セーラー服で街をかっ歩するユニークな人柄がネットで人気の小林さんは、実は早稲田大学理工学部出身。大手企業に所属しているエンジニアで、「世界的特許権者」でもあるという。そんな同氏が、勉強の大切さやセーラー服を着る理由など、さまざまな話を通じて“Rich&Happyな人生”の秘訣を授業で伝授する。 今回の企画は、早稲田塾のCMに小林さんが出演したのをきっかけに実現した。ちなみに小林さん、CMのメイキングでは流ちょうな英語も披露している。
「森田将棋」で有名な森田和郎氏が2012年7月27日に亡くなっていたことが、週刊将棋6月5日号と将棋世界7月号で報じられている。*1 森田将棋と言えばコンピューター将棋の草分け的ソフトで、当時にしてはずいぶんと棋力の高いソフトだった。 私にとっては、森田氏は、リバーシ(オセロ)のプログラムのほうが印象に残っていて、『月刊アスキー』で定期開催されていたオセロリーグに出場し(第4回/1982年)*2、ぶっちぎりで優勝していたことを覚えている。そのあと、第5回、第6回、第7回と4回連続優勝。当時、月刊アスキーの愛読者だった私は、森田和郎の名前を嫌というほど頭に叩きこまれた。 私が思うに、当時、それほどゲーム木探索の技術に差があったわけではないので、結局、森田氏独自の高速化技法と評価関数の手チューンがぶっちぎりで優れていたということになる。 そして、森田氏はその自分の考え(アルゴリズム・アイデア等
「私なんかよりおもしろい人がいるので今から連れてってあげます」 群馬県で取材をしていると、電動三輪車を発明した90歳のおじいさんのとこに連れていかれた。 プレハブの中にストーブとふとん……これは怪しい。と思っていたら、このおじいさんも発明もなかなかすごいものだった。
「おかげさま」の気持ち活力に 駐日ベナン大使のゾマホン・ルフィンさん(48)は、日本に留学中、テレビのバラエティー番組出演をきっかけに人気タレントになりました。あれから十数年。今度は、大使として日本とベナンの懸け橋になろうと、多忙な日々を送っています。(山田泰弘)母国の大使に就任 「日本で大使になるなんて、留学生の時には、全然、想像できなかった」 昨年12月に駐日ベナン大使に就任した。ベナンの要人が来日する際には外務省と折衝し、アフリカと行き来して、公務をこなす。 「来年6月に横浜で(アフリカ開発に関する国際会議)アフリカ開発会議(TICAD)があるので、大忙し。さっきは外務省から電話があった。ほら、また電話だ」。勤務室のデスク上の電話はひっきりなしに鳴り、相手に応じてフランス語に英語、日本語と自在に使い分ける。日本は「変な国」… 日本に興味を持ったのは、中学生の頃という。 「最初に日本を
「清潔感があって、しっかりした接客をしていれば髪の色は問題ありません」と話すカリスマタクシー運転手・下田大気さん 直木賞作家・志茂田景樹さんの次男である下田大気さん(35歳)がタクシー業界本『タクシーほど気楽な商売はない! あなたにも今すぐ始められる悠々自適の年収800万円ライフ!』(光文社)を出版した。 おいしい「付け待ち」ポイントを都内に50カ所持つ、それらのポイントを行き来する中でそのコース上にいる「流し」のお客を拾う、曜日によるお客の傾向を把握する、こと細かに記した業務日報を分析し作戦を練るなど、年収800万円を稼ぐための独自の具体的な成功法が書かれている。 「父親が作家ということで、いずれ自分も同じ世界で書いてみたいと思っていました。運転手はいないものとして携帯電話で犯罪まがいの話をしていたり、車内の出来事がすごくおもしろいのです。タクシーは身近な存在ですが、この世界に入ってから
将棋棋士の中で、誰のファンか、と聞かれたら、自分は即座に「竹部さゆり」と答える 将棋の棋風は「竹部ワールド」と呼ばれていて、指し手が常人の感覚とは違っているのだ 清水女流相手に△4五角戦法で挑み返り討ちにあったり、終盤の一手争いの局面で、 全く関係ない端っこの香車を取りに行き、解説者を困らせるところに竹部将棋の魅力はある スカパーでは「奇襲伝説」という講座を担当し、怪しげな戦法の紹介をしていた竹部さん BIGLOBEの女流棋士紹介のところでは、「趣味はゲームで、ドラクエシリーズ、FFシリーズ、女神転生シリーズが好き」と言っていて、これには自分は笑わせてもらった 女の人で女神転生をやっている人は、そうそういるものではないだろう そして、竹部さんの性格が決定的によく現れていたのが、以下のときだった 再放送で見たので、もう何年前の番組かわからないが、スカパーの 「香田晋の将棋天国」という番組に出
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く