湿った大気が関東南部に流れ込んだ影響で、東京都や神奈川県で23日夕、1時間に50ミリを超す非常に激しい雨が降った。気象庁のレーダー解析では、東京都世田谷区や目黒区で午後4時半ごろまでの1時間に100ミリに達する猛烈な雨が降ったと推定できる地点もあった。同庁は低地や地下施設への浸水に注意を呼びかけている。 この影響で、東海道新幹線は午後4時半ごろから同5時すぎまで、品川―新横浜駅間の上下線で運転を見合わせた。同区間に設置されている多摩川雨量計が規制値(1時間あたりの雨量60ミリ以上)に達したためという。 千葉県木更津市と同県袖ケ浦市の間のJR久留里線では午後4時20分ごろ、信号機に故障が発生した。赤から青に変わらない故障で、同6時40分まで全線で運転を見合わせた。当時、一帯では、雷を伴った雨が降っており、JRでは落雷の影響と見て原因を調べている。 このほか、東急池上線は午後3時40分す