7月2日未明に起きたKDDIの通信障害は、7月4日午後になってようやく落ち着き始めた。3日間近く音声通話やデータ通信が使えないというのは前代未聞。影響を受けた回線数が4000万近いというのも、KDDIとしては過去最大規模の通信障害となる。 スマートフォンのデータ通信や音声通話が使えないということで困った人も多いだろう。物流や航空、自動車など、企業活動にも影響を及ぼした。 今回、通信障害が発生したのが週末であったため、ビジネス関連の被害が少なかったのは不幸中の幸いだったかもしれない。これが平日の真っただ中で起きた通信障害であったなら、被害はさらに拡大していた。 もちろん、緊急通報ができず、命の危険にさらされた人もいる。KDDIは一刻も早く原因を究明し、再発防止に努める必要がある。ただ、機械は壊れるものだし、人間はミスをする。完璧な体制を作れるのが理想ではあるが、障害が発生するのはやむを得ない
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