FOODS & RESTAURANT PROFESSIONAL'S EYES〜スタイルのある暮らし〜 Vol.4 街の文化も味わう、 大阪ローカルフード。 門上武司 | フードコラムニスト 食の専門誌『あまから手帖』の編集顧問を務め、関西食文化研究会のコアメンバーであり、JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」のフード監修をするなど、関西の食シーンには欠かせない重鎮・門上武司さんが、大丸心斎橋店に店舗を構える老舗を巡り、大阪の食文化について語ってもらいました。 幼少の頃から慣れ親しんだ、 洋食の王道・ビーフカツ。 〈はり重/はり重グリル〉大丸心斎橋店本館B2 まず最初に訪れたのは、すき焼きやしゃぶしゃぶなどで有名な牛肉の名店「はり重」。道頓堀に本店を構える、創業1919年(大正8年)の老舗ですが、門上さんは、なんと小学生の頃からそこに足を運んでいたそうです。 「僕は、小学校