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ブックマーク / dankogai.livedoor.blog (42)

  • 404 Blog Not Found:書評 - とてつもない日本

    2007年06月16日00:30 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 書評 - とてつもない日 もしかして、この人普通にすごい? とてつもない日 麻生太郎 書「とてつもない日」は、日国現外務大臣の麻生太郎が、日人について書いた。そして彼は、日人について書く事が日について書く事だと気で信じている。少なくとも私をそう思い込ませることに成功している。 「日について書くなら日人について書くのと同義に決まっているじゃないか」と思われるかも知れないが、日論に限らず各国論に関してこれは必ずしも自明ではない。なぜなら、その国の形を決めているのが、必ずしも国民であるとは限らないからだ。また、国とは国民のみならず地域を指し示す言葉でもある。だから地勢と偉人を書けば、その国のことを書いたという体裁は繕えるのである。 「美しい国へ」が、まさにそういうであった。 「美しい国へ」がP

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  • 書評 - 「法令遵守」が日本を滅ぼす : 404 Blog Not Found

    2007年05月28日00:30 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages 書評 - 「法令遵守」が日を滅ぼす 書を読む、あるいは読み返すには、格好の機会かも知れない。 「法令遵守」が日を滅ぼす 郷原信郎 切込隊長BLOG(ブログ): たけくまさん、こっちを騒ごうよ(笑) まだありもしねえ危機を喧伝するより、地裁で変な判決が出たほうがよほど影響が大きいと思うんですけどねえ。 http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070526_music_storage_illegal/ 書「「法令遵守」が日を滅ぼす」は、その法令遵守の走狗であることが期待されている検事でもあった著者が、日においては法を守ることが必ずしも社会を守るどころに結びつかず、それどころか社会を損ねる結果につながっていることを指摘し、その理由

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  • 書評 - ウェブがわかる本 : 404 Blog Not Found

    2007年05月02日00:00 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - ウェブがわかる 初掲載2007.05.01 先ほど到着。早速読了。 ウェブがわかる 大向一輝 清澄日記5.0 - 「ウェブがわかる」難産の末、はじめての著書が発売されました。とにかく書ききったのが収穫。おもしろいのかおもしろくないのかはまだ自分には判断できませんが、見かけたら手に取ってみていただけると幸いです。 これからウェブをはじめる人よりも、むしろ一通りウェブサイトを巡回してみて、「情報大杉。おなかいっぱい」と傷した人にすすめる格好の胃薬といった感じの良著。 書「ウェブがわかる」は、RSSリーダーグルコースの中の人が、「ジュニア」向けに現在のウェブに関して語ったもの。「Web 2.0」ではあるが、Web 2.0という言葉は一カ所も出て来ない。位置づけとしては、 中村正三郎の「 インターネットを使いこなそ

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  • 404 Blog Not Found:なぜクルマにはアクセルとブレーキがついているのか

    2007年04月30日19:30 カテゴリSciTech なぜクルマにはアクセルとブレーキがついているのか そう。質的には、二次元を移動する乗物には、ステアリングとアクセルだけがあれば事足りる。 A Successful Failure - アクセルとブレーキを間違えたぐらいで暴走する車が悪い 安全側という概念を理解するために、ランプが1つだけしかない信号機を考える。仮にそのような信号機を設計しなければならない時、赤と青とどちらのランプを1つだけもった信号機を設計するだろうか。この場合、設計者は必ず青だけの信号機を作る。 にも関わらず、なぜクルマにはアクセルだけではなくブレーキがついているのだろうかを考えてみた。 実はアクセルしかない車というのはすでに存在する。ゴルフ場のカートがたしかそうだし(私はゴルフをしないので過去のうろ覚え)、自転車にもFixie (フィクシー)というのがあって、

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  • 書評 - ソーシャル・ウェブ入門[BETA] : 404 Blog Not Found

    2007年04月23日00:05 カテゴリ書評/画評/品評Media 書評 - ソーシャル・ウェブ入門[BETA] 初掲載2007.04.20; イチオシにつき週明けまで更新掲載予定 先ほど到着。献御礼。早速読了。ただし「使う」のはこれから。 ソーシャル・ウェブ入門 滑川海彦 これは、すごい。 書はまさに「現代用語の基礎知識」ならぬ「現代Web2.0の基礎知識」だ。 「ウェブ進化論」や「グーグル Google - 既存のビジネスを破壊する」や「グーグル・アマゾン化する社会」をまだ読んでいない人たちがうらやましい。 書からはじめられるのだから。 書「ソーシャル・ウェブ入門」は、「面白い」という点でも「使える」という点でも、これまで書かれたWeb2.0の中の最高峰である。速読できるのに後でまた読みたくなる。内容が濃いのにのどごしすっきり。後発だから当然というなかれ。このクォリティは、

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  • Yahoo!ブックマークがイマイチな件 : 404 Blog Not Found

    2007年04月17日00:45 カテゴリiTech Yahoo!ブックマークがイマイチな件 というわけでヤフーもはじめたのだけど.... ヤフー、ソーシャルブックマークサービス「Yahoo!ブックマーク」を開始 - CNET Japan ヤフーは16日、Yahoo!ブックマークをリニューアルし、新たにソーシャルブックマーク機能「人気ブックマーク」を追加した。 なんかいまいちイケてない。 以下、イケてないところを箇条書き。 表示切り替えはlivedoor クリップゆずりなのだけど、全表示にしないとブックマークページへのリンクが表れない。 まだブックマークされていないURIのブックマークページ(http://www.example.com/ に対して http://bookmarks.yahoo.co.jp/url?url=http://www.example.com/)にアクセスしても、そ

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    regicat
    regicat 2007/04/17
    公開型はすべからくSocialじゃなきゃいけないわけでもないし。
  • Wikipedia - はじめての編集合戦 : 404 Blog Not Found

    2007年04月01日05:45 カテゴリCulture1st Day of April Wikipedia - はじめての編集合戦 折角年一回のハレの日にこういうEntryを上げるのはヤボのきわみなのだけど、Wikipediaではじめて編集ではなく新規作成した記事で、編集合戦なるものを体験したので、忘れないうちに。 きっかけは、イモプレス うおっち。もうこの日には書かせないサイトだ。そこについにWikipediaが登場した。 イソプレスウォッチ、Wikipediaに自ら“窓の社”記事を追加 - 窓の社 (株)イソプレスウォッチは1日、Web百科事典“Wikipedia”に“窓の社”記事を投稿した。同社は記事を投稿した経緯について『Wikipediaは今や調べ物に欠かすことができない、とても有用な百科事典である。“窓の杜”の記事があるのに“窓の社”の記事が存在しないのは我々の野望達成に大き

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  • 書評 - ボクがライブドア社長になった理由 : 404 Blog Not Found

    2007年03月24日03:25 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - ボクがライブドア社長になった理由 ライブドアが行ったM&Aには賛否両論があるが、絶対に正解だったものが少なくとも一つある。 ボクがライブドアの社長になった理由 平松庚三 弥生の買収、だ。 なぜそれが正解だったか? 平松庚三その人がいたからである。 書「ボクがライブドア社長になった理由」は、株式会社ライブドア代表取締役社長である平松庚三の自伝。率直に行ってしまえば、自伝としての面白さでは前代表取締役社長の 堀江貴文の方が面白い。 しかし、今のライブドアが必要としている長は、面白い自伝を書ける人ではない。面白いサービスを提供し維持する社員たちに、存分に力を発揮してもらう人である。平松庚三ほどの適任者が他に存在するだろうか。 ソニーを出て以来、平松氏は「外様社長」を歴任してきた。合州国では比較的よく見られるこのキャリアパ

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    regicat
    regicat 2007/03/24
    「そういう川であることを平松が認識してくれたことを、そこを流れていた水だった一人としてうれしく思う。そう。この川筋は私がつけた川筋でもあるのだ。」
  • 404 Blog Not Found:はてブ以外のSBM

    2007年03月19日17:30 カテゴリBlogosphere はてブ以外のSBM はてブがメンテ落ちしている隙をついて、他のソーシャルブックマーク(SBM)へのブックマークボタンを追加してみたので、ついでに各SBMの感想をまとめてみる。 ブックマークボタンを追加したもの Livedoor Clip 率直に言って、数あるブックマークサイトの中では一番よく出来ていると思う。 デザイン すっきりしていていい。キャプチャー画像の使い方もいい。 ただし、ユーザー数の表示がピンクというのはいただけない。 ユーザビリティ これは各SBMの中でトップ。Livedoor Readerを作っただけのことはある。当然Livedoor Blogとの連携はばっちし。表示を「詳細」「一覧」「画像」と切り替えられるのも素晴らしい。この点に関しては、なぜ他で真似しないか不思議。 API 現時点ではてブに対して見劣りす

    404 Blog Not Found:はてブ以外のSBM
    regicat
    regicat 2007/03/19
    ニフティクリップの評より、「はてブとLivedoor Clipを足して4で割ったというところか。」4!?
  • 販売開始 - まるごとJavaScript & Ajax! Vol.1 : 404 Blog Not Found

    2007年02月16日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages 販売開始 - まるごとJavaScript & Ajax! Vol.1 2007.01.31掲載:発売まで告知 Amazonでも予約開始されたようなので告知します。 まるごとJavaScript & Ajax! Vol.1 [インプレスのページ] まるごとPerl! Vol.1に引き続き今回も執筆させていただきました。ふるってご予約ください。 目次 ■introduction JavaScriptの落とし穴(arton) JavaScript -- プロトタイプベースのオブジェクト指向言語(小飼弾) ■Special 1:Libraries & Toolkits JavaScriptを洗練させるPrototype.js(天野仁史) 関数指向のMochiKit(編集部) Script.acu

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  • バラエティとバリエーションの違い : 404 Blog Not Found

    2006年12月14日05:45 カテゴリ書評/画評/品評 バラエティとバリエーションの違い 読む方はとにかく、しゃべった後の編集は楽とはとても言えない。 池田信夫 blog バラエティ化する新書 座談会という形式は、日独特のものである。菊池寛が『文藝春秋』で始めたといわれ、しゃべるほうも文章を書くより楽だし、読むほうも流し読みできる。WEB+DB PRESSの連載対談は、テープ起こしの段階で30ページ分ぐらいになってしまうことも多い。これを3ページにするのだから大変だ。どの号でも泣く泣く割愛したエピソードも多い。このあたりはいつかに出来たらと思う。 現時点で私が文章を起こす仕事の中で圧倒的に一番大変なのはあの連載ということは書き記しておきたい。 それはさておき、題。 池田信夫 blog バラエティ化する新書 バラエティのように楽に読めるを読者が求めるのなら、それを供給するのは営業

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    regicat
    regicat 2006/12/14
    スタージョンの法則は、読む側に苦難を強いるのが難点で^^;
  • 404 Blog Not Found:神は沈黙せず

    2006年12月01日00:45 カテゴリ書評/画評/品評 人もまた沈黙せず - 書評 - 神は沈黙せず たった今読了。 神は沈黙せず(上・下) 山弘 今年読んだの中で、間違いなく最高傑作! いや、ほんとだまされたと思って読んで欲しい。面白くなかったら私が買い取ります、ってぐらい面白いから。 書「神は沈黙せず」はフィクションである。フィクションであるが、実は75%はノンフィクションで構成されている。書は一応、ではなく掛け値なしに一級品のSci-Fiであるが、実は山弘のメッセージである。書の舞台は20世紀末から近未来までだが、そのテーマは最も古いものの一つである。そして書は神のであり、人のであり、「正しく生きる」の意味を問うである。 私はそう信じる。 かつてこんな言葉で締めくくられたSci-Fiがあっただろうか?しかも、他ならとにかく著者山弘は「と学会」会長でもある。懐

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  • 404 Blog Not Found:根絶療法の誘惑

    2006年11月12日16:30 カテゴリPsychoengineering 根絶療法の誘惑 いじめにしても何にしても、なぜ我々は「とりあえず自分に関する問題を解決する」から一足飛びに「問題そのものを根絶する」ことを希求してしまうのだろう。 煩悩是道場 - 「いじめた奴らを高く吊せ」という発想を持っていては、いじめは無くならない いじめた子を叱ればいじめ問題は解決するのか?答えはノーだ。個別のいじめについてはもしかしたらそれで収まるかもしれない。叱られた事で「いじめをする事は悪い事だ」と学ぶ子もいるかもしれない。でも、それらは対処療法でしかない。いじめを解決する抜的な解決策にはなっていない。確かに、いじめられたものを集団から離すのも、いじめたものを罰するというのも、対症療法に過ぎない。 しかし、根絶療法そのものが存在する問題の方が少ないのだ。 我々が根絶した問題とて、そのほとんどは「たっ

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  • Crimeを憎んでSinを憎まず : 404 Blog Not Found

    2006年10月29日12:00 カテゴリLogosTaxpayer Crimeを憎んでSinを憎まず これ、はっきり言って誤訳ではないか。 H-Yamaguchi.net: 私は石を投げるべき人なんだろうか? 「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」 ―ヨハネによる福音書 / 8章 7節(新共同訳)あまりに有名なこの一節、英語ではこうだ。 Bible (King James)/John - Wikisource So when they continued asking him, he lifted up himself, and said unto them, He that is without sin among you, let him first cast a stone at her. そう。Crimeでなくて Sin。日語ではCrime

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    regicat
    regicat 2006/10/29
  • 心の傷を心の胼胝(たこ)に : 404 Blog Not Found

    2006年10月21日12:45 カテゴリLove 心の傷を心の胼胝(たこ)に これではまるで、「いじめられた経験」もそれによる「心の傷」も穢れなのだと言わんがばかりではないか。 ラブラブドキュンパックリコ - いじめを受けている多感な思春期の子どもにとって自殺は最善策の1つである そんなこと承知で打ち明けるが、私はいじめられている子供は、自殺することも良いと思っている。 先日もいじめで一人の中学生が自殺したが、そのまま生きていても、 社会に出て途方に暮れていたことだろう。 多感な思春期にいじめを受けることが、どれだけ後々の人格形成に悪影響を及ぼすか。 そんなことは今までの多くの前例が物語っている。 私自身、さんざんいじめられて育ってきた。今もいじめられているかもしれない。しかし早くからいじめられてきたおかげで、今ではいじめられればいじめられるほど勁くなっていく自分を愉しめるようになってき

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  • 404 Blog Not Found:"Crowds"は「みんな」じゃない

    2006年08月11日17:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 "Crowds"は「みんな」じゃない - 書評 - 「みんなの意見」は案外正しい 両方読んでみてはっきりわかった。 The Wisdom of Crowds James Surowiecki 「みんなの意見」は案外正しい 小高 尚子 訳 「みんな」と"Crowds"は似て非なる概念であることに。 面白いことに、"The Wisdom of Crowds"の直訳、「群衆の叡智」というのはかなりいい線をついている。ポイントは、それが「群衆」、すなわち「群れている」だけの「衆」であることだ。 これは、実は「みんな」とはだいぶ違う概念だ。「みんな」と我々が言う場合、そこに「みんなの敵」は入らない。我々が指す「みんな」は単に「群れている」だけではなく、「ある程度共通の思考や指向を持つ」ということを暗示している。すなわち、「

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    regicat 2006/08/11
  • まるごとPerl! Vol.1 : 404 Blog Not Found

    2006年08月24日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages まるごとPerl! Vol.1 2006.07.31掲載:発売まで告知 来月、いや今月24日発売です。 まるごとPerl! Vol.1 [インプレスのページ] ふるって予約してもらえるとうれしいです。 目次は以下のとおりとなってます。 ■基礎編 いまどきの作法 モジュール&CPAN基礎講座(著者:Kansai.pm 川合孝典) まるごとEncode(著者:小飼 弾) コラム 日Perl事始(著者:歌代和正) ■特集1 フレームワークで10倍速の開発 使ってわかるCatalyst(著者:加藤 敦) Sledgeにおまかせ(著者:株式会社ライブドア 栗原由樹) Jifty――ジャスト・×××××・ドゥ・イット!(著者:石垣憲一) ■実習編 Web2.0時代のPerlテクニック PerlでWe

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  • 例外処理=プロとアマの違い : 404 Blog Not Found

    2006年04月23日12:12 カテゴリOpen SourceOpen Source 例外処理=プロとアマの違い これだから、梅田モチヲッチングはやめられない。 My Life Between Silicon Valley and Japan - 「グーグルをどう語るか」を巡って もう少し言えば、こうした末端で起きている不幸な出来事(当事者である一ユーザにとっては大事件)も、億単位のユーザを相手に一のシステムで全部を完璧に処理しようという長期的ゴールの実現を企図するグーグル開発陣にとっては、「例外処理」という位置づけにしかならない、ということなのである。 お見事。そしてこの例外処理の四文字にGoogle、というより「あちら側」と「こちら側」の接点がある。 実は、この「例外処理」こそが、プロとアマの違いなのだ。極論してしまえば、もうそれしかない、残っていない。 オープンソースプロジェクト

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  • 解剖男あらわる : 404 Blog Not Found

    2006年04月17日15:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 解剖男あらわる 大変な書き手の出現である。 解剖男 遠藤秀紀 手に技を得た書き手が書く言葉は、いつだって力強い。その前にはレトリックの巧緻なぞかすんでしまうほど。しかし彼/女が言葉のリズムを得た時、それは傑作への扉を開けることとなる。 一節を紹介しよう。彼が満員電車の中で、バイカルアザラシを「暗剖」している様子だ。 pp.14 毎朝、バイカルアザラシの眼球は、つねに私の脳裡に再現される。刺し込まれたメスの刃先に遺体の筋肉が返してくる抵抗の感触も、ピンセットがほぐして行く遺体の組織の柔らかさも、五感に投じられる遺体の訴えのすべてを、満員電車の中で私は頭の真に形作ることができる。 この臨場感。この力強さ。思い出したのは山下洋輔「ピアニストを笑え!」。元の新潮文庫は手に入りにくいようだが、その一部は今も高校生のための文章読で触れ

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  • 404 Blog Not Found:ヒト、モノ、カネより大切なもの

    2006年03月21日19:38 カテゴリPsychoengineeringValue 2.0 ヒト、モノ、カネより大切なもの とは、居場所、なのではないだろうか。 その思いは最近特に強くなってきている。 先進国の若者(と、まだ不惑に達していない私が言うのも何だが)たちの「まったり」とした不満と不安というのは、ほとんどそれに由来するのではないかとすら思う。 確かに彼らは「不足なしに」育って来た。しかし彼らは薄々感づいているのである。 それが実は与えられたものではなく、未来の自分たちから奪われて来たものであることを。 H-Yamaguchi.net: 賃上げより前にやるべきこと これまで若年層の雇用機会が極端に不足していたのは、企業が「既に雇われている人たち」の雇用維持を最優先にしたからだ。これは、必ずしも経済原則にしたがったものとはいえない。もちろん、新規に雇用するより既にいる従業員を使い

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