皆既日食と金環日食 太陽の直径は月の直径の約400倍ありますが、地球から太陽までの距離も地球から月までの距離の約400倍あるため、日食のときに太陽と月の見かけの大きさはほとんど同じになります。そのため、皆既日食のときには太陽の周りの「コロナ」や「ダイヤモンドリング」をきれいに見ることができるのです。 太陽と月がほぼ同じ大きさに見えるといっても、その見かけの大きさは常に同じではなく、少し変化して見えます。地球の軌道と月の軌道はどちらも楕円のため、地球から太陽や月までの距離が日食ごとに異なるからです。今年の1月26日にはインド洋で金環日食が見られましたが、7月22日には日本付近で皆既日食が見られます。そして来年の1月15日にはアフリカの一部の地域などで金環日食が見られるのです。 このように、皆既日食と金環日食は半年ごとに交互に起こることが多いようです。これは地球と月の距離が近い位置のとき
月食はなぜ起こる 右に示した図1をご覧下さい(図のなかの3つの円盤は、赤:太陽、水色:地球、黄色:月を表しています)。太陽の周りを地球が動き、さらにその地球の周りを月が動いてゆきます。地球は1年に太陽の周囲を1回、月はその間に地球の周りをおよそ13周します。この回転運動の間、太陽-地球-月が一直線に並んだとき、月が地球の影に入ります。ご承知のとおり、月は太陽の光を反射して輝いていますので、地球の影に入って太陽の光を遮られると、輝くことが出来ません。これが月食の起こる理由です。 (注意!) 図1では、月が地球の周りを約1周する毎に月食が起こりそうですが、実際は地球が太陽の周りを回る平面と、月が地球の周りを回る平面が約5度傾いているため、月の回転毎に月食が起こることは有りません。 本影食と半影食 図1で、黒色で描画されている部分に月が隠される場合を、本影食、青色で描画されている部分に隠さ
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