U2は2014年に当時の最新アルバム『Songs of Innocence』をiTunesで無料配布しました。アルバムを勝手に購入されたなどの苦情が相次いだこの件について、この無料配布を提案したボノ(Bono)が回顧録『SURRENDER: 40 Songs, One Story』で振り返っています。英ガーディアン紙で抜粋が公開されています。 「シングル“Vertigo”がリリースされる1カ月前の2004年10月、ジ・エッジ、マネージャーのポール・マクギネス、(プロデューサー兼レコード会社役員)ジミー・アイオヴィンと僕は、スティーブ・ジョブズを訪ねた。アップルとU2の双方に利益をもたらすかもしれない直感があったんだ。 アップルには画期的なCMの歴史があり、最新のiPodのCMはモダンなDayGloポップアートのようだった。“Vertigo”は、そんな広告にぴったりだと僕たちは提案した。条件