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ブックマーク / realsound.jp (8)

  • 25年前、静かに発売されて埋もれていった「現代を舞台にしたゼルダ」な名作『マーヴェラス ~もうひとつの宝島~』が残したもの|Real Sound|リアルサウンド テック

    25年前、静かに発売されて埋もれていった「現代を舞台にしたゼルダ」な名作『マーヴェラス ~もうひとつの宝島~』が残したもの いまから丁度25年前の1996年10月26日。NINTENDO64へと代替わりし、現役を退きつつも、新作の供給は続いていたスーパーファミコンで、ひとつのアクションアドベンチャーゲームが任天堂から発売された。 その名は『マーヴェラス ~もうひとつの宝島~』。 「任天堂初の格ACT(アクション)アドベンチャーゲーム登場!!」という見出しがパッケージ裏に記された作は、3人の少年たちが、海賊に誘拐された担任の先生を救出するため、伝説の大海賊「キャプテン・マーヴェリック」の財宝を巡る冒険を描いた作品である。 開発には『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』でプログラム周りを担当されたスタッフが数人参加。さらにゼルダシリーズの効果音や演出も用いられていることから、「現代を舞台に

    25年前、静かに発売されて埋もれていった「現代を舞台にしたゼルダ」な名作『マーヴェラス ~もうひとつの宝島~』が残したもの|Real Sound|リアルサウンド テック
  • 宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで

    社会学者・宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の『宮台真司の月刊映画時評』などに掲載した映画評に大幅な加筆・再構成を行い、書籍化した映画批評集『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』が、リアルサウンド運営元のblueprintより刊行された。同書では、『寝ても覚めても』、『万引き家族』、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』、Netflixオリジナルシリーズ『呪怨・呪いの家』など、2011年から2020年に公開・配信された作品を中心に取り上げながら、コロナ禍における「社会の自明性の崩壊」を見通す評論集となっている。 このたびリアルサウンド映画部では、著書の宮台真司にインタビューを行った。前作『正義から享楽へ』発表直後に誕生した米トランプ政権に対する評価から、「存在論的転回の再考」に至った学問的経緯、さらに映画批評へと格復帰を果たすまでの思想的変遷につ

    宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで
  • 『キン肉マン』バッファローマンの“裏切り”はなぜ人々を魅了する? レスラーセンス溢れる“ベビーターン”を考察

    『キン肉マン』バッファローマンの“裏切り”はなぜ人々を魅了する? レスラーセンス溢れる“ベビーターン”を考察 プロレス的視点からキン肉マンの試合を考察するシリーズ。第5回で取り上げるのは「黄金のマスク編」(13巻〜17巻)より、以下の試合である。 第1回:2000万パワーズ、“名タッグ”として語り継がれる理由 第2回:名勝負ブラックホールvsジャック・チー戦に見る、“別人格ギミック”の面白さ 第3回:大魔王サタンは「稼げるレスラー」である 第4回:ジャンクマンvsペインマン戦が証明した、不器用で愚直な戦いの熱さ 悪魔将軍vsバッファローマン プロレスラーには「ベビーフェース」と「ヒール」という大まかに2つの属性があり、基はその対立構造で戦いのストーリーが紡がれていくのが大きな特徴である。見た目にもわかりやすい善悪をつけることで、観客がすぐその構造を理解でき、感情移入しやすくなるように助け

    『キン肉マン』バッファローマンの“裏切り”はなぜ人々を魅了する? レスラーセンス溢れる“ベビーターン”を考察
    remixed
    remixed 2021/01/17
    バッファローマンの魅力
  • 宮台真司の『TENET テネット』評(前編):『メメント』と同じく「存在論的転回」の系譜上にある

    リアルサウンド映画部にて連載中の社会学者・宮台真司による映画批評。今回は10月17日放送のミュージシャン・ダースレイダーとのライブ配信企画「100分de宮台」特別編の一部を対談形式にて掲載する。“時間の逆行”が大きなテーマとなっている現在公開中の映画『TENET テネット』から「記憶と記録の構造」を読み解く。宮台は、その複雑な設定が話題を呼ぶ『TENET テネット』の決定論的構造から生まれる倫理の問題を指摘。クリストファー・ノーラン監督が作に込めたある問い、そして監督独自の作家性が浮かび上がってきた。 クリストファー・ノーラン監督が下した「究極の決断」 ダースレイダー(以下、ダース):今回はクリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』(以下、『TENET』)をメインに、「時間」や「記憶と記録の構造」というテーマでお送りします。 宮台真司(以下、宮台):SFに限らず従来の映画の中

    宮台真司の『TENET テネット』評(前編):『メメント』と同じく「存在論的転回」の系譜上にある
    remixed
    remixed 2020/11/20
    宮台さんの話し言葉の精緻さが好き。私なんぞからするとこの頭の良さをもっと人類に活かして頂きたいと思ってしまう。
  • <特別編・前編>宮台真司の『ミッドナイト・ゴスペル』評:サラダボウルの中にいた「見たいものしか見ない」主人公が「倫理」に気づく

    <特別編・前編>宮台真司の『ミッドナイト・ゴスペル』評:サラダボウルの中にいた「見たいものしか見ない」主人公が「倫理」に気づく リアルサウンド映画部にて連載中の社会学者・宮台真司による映画批評。今回は特別編として、6月1日放送のミュージシャン・ダースレイダーとのライブ配信企画「100分de宮台」の第4回目を対談形式にて掲載する。前回の『呪怨:呪いの家』評(参照:宮台真司の『呪怨:呪いの家』評:「場所の呪い」を描くJホラーVer.2、あるいは「人間主義の非人間性=脱人間主義の人間性」)では、汎システム化による1988年以降の日社会の劣化を指摘した宮台。稿の前編では、アメリカに目を向け、黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害された事件を発端とする「Black Lives Matter」運動で揺れる社会の分断に始まり、そんな「脆弱さ」を露呈したリベラルの現状を90年代から予測していた

    <特別編・前編>宮台真司の『ミッドナイト・ゴスペル』評:サラダボウルの中にいた「見たいものしか見ない」主人公が「倫理」に気づく
  • 宇多田ヒカル、“プロフェッショナル”のあり方を語る「自分の聖域を守るっていうこと」

    ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合)の7月16日放送回では、宇多田ヒカルの曲作りの舞台裏に初密着した「宇多田ヒカル スペシャル」の模様がオンエアされた。 宇多田ヒカル『初恋』 宇多田ヒカルが6月27日にリリースした7thアルバム『初恋』。1月のロンドン、10カ月前から始まった同アルバムの制作は、まさに佳境を迎えていた。 宇多田ヒカルのレコーディングは決まって、バンドの演奏から始まる。メンバーは事前に宇多田ヒカルが音楽ソフトで作ったメロディや仮の歌が入ったデモ音源を基に演奏を行う。楽曲作りにおける宇多田ヒカルの役割は、すべて。歌のメロディを作る作曲、作詞、楽器の編成、バンドやオーケストラなどの旋律やリズム、弾き方に至るまでを設計する。宇多田ヒカルは一人で作ることに長年こだわり続けてきた。 『初恋』の収録曲「Good Night」で描いたのは、“思春期の恋心”。

    宇多田ヒカル、“プロフェッショナル”のあり方を語る「自分の聖域を守るっていうこと」
  • フランク・オーシャン、カイゴ、サニーデイ・サービス…2016年夏の記憶に刻まれる5枚

    今回のキュレーション記事は“夏の私的愛聴盤”みたいな感じでセレクトしようと思っていたのだが、リリースされたばっかりのフランク・オーシャンの最新作『blonde』がすさまじい内容で、まずはそのことから語らざるを得ない。 米国時間8月18日の夜にビジュアル・アルバム『Endless』が突如リリース、さらに8月20日(米国時間)にこの『blonde』がApple Musicでサプライズリリースされて、世界中で大騒ぎになっている。2012年の前作『Channel Orange』が大絶賛を集めてグラミー賞も獲得して、インディR&Bの新たな地平を切り拓いてから4年。『BOYS DON’T CRY』という仮タイトルが告げられてから延期につぐ延期が繰り返されてきた新作が突如リリース。これが、いろいろぶっ飛ぶほどのクオリティになっている。おそらく全米、全英1位を獲得するだろうし、昨年のケンドリック・ラマーに

    フランク・オーシャン、カイゴ、サニーデイ・サービス…2016年夏の記憶に刻まれる5枚
  • 宮台真司の『シン・ゴジラ』評:同映画に勇気づけられる左右の愚昧さと、「破壊の享楽」の不完全性

    「行政官僚制の日常」と「破壊の享楽」 『シン・ゴジラ』(7月29日公開/庵野秀明監督)は想像外に興味深い映画でした。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012年)以降の庵野秀明監督の不発ぶりに加え、特撮監督が『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015年)で味噌をつけた樋口真嗣氏なのもあって、期待水準を高く設定していなかったこともあるかもしれませんが、間違いなくエキサイティングでした。 作は従来のシリーズと違って、ゴジラに主題的な重心がなく、かと言ってヒーローに焦点が当たる訳でもない。敢えて言えば「日の行政官僚制」が主人公で、そのパフォーマンスに焦点が当たります。その話は後で題にするとして、僕がこの作品を見る前に、どこに注目しようと思っていたのかについて話しましょう。キーワードは「破壊の享楽」になります。 この夏休み、僕の3人の子供たちは、AppleTVで利用できる定額制

    宮台真司の『シン・ゴジラ』評:同映画に勇気づけられる左右の愚昧さと、「破壊の享楽」の不完全性
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