さて、リタイヤ後の資産運用でありますが、よくメディアで見かける数字の一つに、運用利率3% と言うのがあります。 はっきりいって 3%はきびしい です。 問題はこの手の話で出てくる計算プロセスです。たとえば、こんな感じ。 ゆとりある老後に必要な金額は○○万円である。 一方もらえる年金は、××万円で△△万円不足している。 △△万円を得るには、90歳まで生きるとすると、あなたの全財産を3%の運用することが必要である。 このためには、全財産のうち□□万円はリスク資産で運用しなければならない。 さあ、買おう! このプロセスの問題点は、リスク資産で運用してきわどい思いをしたことがある人であれば、一目瞭然。 考える順番が違うのですね。 先に、資産全体として取れるリスクを決めるのが、基本です。 これが決まると自ずと運用利率の限界が見えます。ここから、安全係数をかけて、支出予算を立てるわけです。 たとえば、