昔の生物の教科書が必要になったのに、大学で使用していたぼろぼろのテキストが見つからない場合、次のような行動をとることが考えられる。 まず、大学の書店へ足を運んで、古本を1冊もらってくることが考えられる。あるいは、Amazon.comに数ドル支払って、新しいものを購入するのはどうだろうか。同窓生に連絡して、昔の教科書を貸してもらう手もある。 もっとも、Wikimedia FoundationのJimmy Walesやその同僚にこうした相談を持ちかけたら、ほかにも手はあると教えてくれるだろう。そう、「Wikibooks」プロジェクトを利用すればよいと。Walesらが進めるWikibooksプロジェクトは、オープンソース開発モデルに基づいて、幼稚園から大学までの教育課程で使用する教科書を包括的にまとめ、無料利用および自由配布できるようにするものだ。 Wikibooksは「Wikipedia」プロ
米国「Esquire」誌のライターA.J. Jacobsは、配布/編集が自由なオンライン百科事典「Wikipedia」について記事を書こうと思い立ち、画期的なアプローチを取ることにした。Wikipediaに関する低俗で間違いだらけの記事草稿を同サイトに投稿する、それがJacobsの試みた手段だった。 Wikipediaでは、だれもが百科事典の記事を新たに執筆し、既存の項目を編集することが可能である。この取り組みは2001年から続けられており、現在では英語版だけで74万9000件におよぶ記事を掲載するに至っている。各記事はこれまで、執筆コミュニティの多くのメンバーによって、何度も何度も編集の手が加えられてきた(Wikipediaは英語版のほか、109の言語のバージョンが存在している)。 あらゆる記事を好きにいじってもよいわけだが、Wikipediaコミュニティは記事の精度に常に目を光らせてお
青空文庫のほん 青空文庫の本を出そうと考えてます。 なぜそんなことを思ったかというと、昨年の東京国際ブックフェアで「azur」の説明したとき、8割方の人たちが青空文庫の存在を知らなかったということがひとつ。そして、著作権の保護期間が70年に伸びようとしているのに、それを世間一般のほとんどの人が知らないということがふたつめ。 東京国際ブックフェアというところは、少なくとも本の好きな人たちが足を運ぶところだと思うんです。ところが、そんな本好きな人たちのほとんどが、コンピュータを持っていない、または持っていても使いこなせていない人たちだったような気がしたんです。 とすると、そんな人たちに向けて青空文庫を知らしめるには本屋でしかない、本を作るしかない、ということを無謀にも考えるにおよび、どうしたら青空文庫の本の企画を通せるかとここ1年ほど苦心してました。 別に、何も知らない幸せな人たちに向けて、わ
テキストやWebページを画像に変換して、携帯電話や“iPod nano”で閲覧可能にする機能を備えたテキストビューワー「azur」v1.5.1が、3日に公開された。Windows 98/2000/XPに対応する30日使用可能のシェアウェアで、価格は2,100円(税込み)。現在、(株)ボイジャーのホームページからダウンロードできる。 「azur」は、TXT/HTMLファイルのほかドットブック形式の電子書籍を閲覧できる、縦書き表示対応のテキストビューワー。ローカルにあるファイルだけでなく、URLを入力すればWebページも直接閲覧でき、さらにリンククリックにも対応するため、縦書き表示対応の簡易Webブラウザーとしても利用可能。 本ビューワーは、現在閲覧しているテキストやWebページを、携帯電話や“iPod nano”などの音楽プレイヤー、携帯ゲーム機“プレイステーション・ポータブル”、デジカメな
フェンリル(株)は4日、タブ切り替え型Webブラウザー「Sleipnir」の次期バージョンv2.00の正式版候補版であるRC1を公開した。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在、同社のホームページからダウンロードできる。 beta5からの変更点は、従来のページ内検索ダイアログの代わりにページ上部に追加表示される“アドバンスドページ検索バー”を搭載したこと。追加されたツールバーからページ内のキーワード検索や検索語の色分け表示、リンクの抽出などを行えるうえ、Web検索ツールバーと入力内容が連動しているため、Web検索に利用した検索語でそのままページ内検索を行える。 また、アドレスバーへURLの入力やリンクのクリックなどであらかじめ指定したURLにアクセスすると、“セキュリティレベルの変更”“ページをIEで開く”“ページのURLを引数として指定したソフトを起動す
マサチューセッツ州は、Microsoftなどの各社から出ているオフィススイート・アプリケーションの利用を段階的に縮小し、先ごろ承認されたOpenDocument標準などを含む「オープン」な標準に基づく製品に切り替えていくという計画を提案した。 同州は今週はじめ、公開レビュープロセスの一環として、ウェブサイトでこの計画の詳細を明らかにした。情報は9月9日まで公開される。この計画では、マサチューセッツ州の政府や関連機関は2007年1月1日の期限までに、OpenDocumentファイルフォーマットをサポートするアプリケーションをインストールし、ほかの製品を段階的に排除することになる。 同州の行政機関は、同フォーマットがデフォルトの書類保存形式であるアプリケーションを期限までに用意しなくてはならない。マサチューセッツ州はさらに、Adobe SystemsのPDF(Portable Document
Microsoftは、「Office 12」でAdobe PDFフォーマットでのドキュメント発行を実現する。同社のプロダクトマネジャーが米国時間10月1日に明らかにした。 Microsoft OfficeのプログラムマネジャーBrian Jonesは、2006年後半完成予定のOffice 12ではOfficeのドキュメントをPDFフォーマットに変換できるようになる、とブログに書いている。ただ、Officeのアプリケーション内ではPDFファイルを実際に読むことはできず、PDFビューアは必要になると、同氏は指摘している。 Jonesによると、PDFは「Word」「Excel」「PowerPoint」「Access」「Publisher」「OneNote」「Visio」および「InfoPath」の各アプリケーションでサポートされるという。 Jonesは自身のブログに、「これまでは、複数のプラット
フェンリルは10月4日、フリーウェアのタブブラウザ「Sleipnir 2.00」のリリース候補第1版(RC1)を発表した。これで、いよいよSleipnir 2.00の正式版の公開は目前に迫った。 RC1は、http://www.fenrir.co.jp/sleipnir2/からダウンロードできる。また、Internet Explorer6ではプラグインを導入しないと使用できない国際化ドメイン(IDN)に対応したため、特別なソフトウェアを利用しなくてもhttp://タブブラウザ.jp/のURLにアクセスして、ダウンロードが可能だ。 RC1では、まず検索機能を強化した。キーボードで「Ctrl+F」を押すと「アドバンスドページ検索バー」が表示される。これは、ページ上部にページ内検索に関するコマンドを集中させた。Ctrl+Fで呼び出さなくても、通常の「Web検索」で検索すると、アドバンスドページ検
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