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ブックマーク / bijutsutecho.com (29)

  • 福島に設置のヤノベケンジ《サン・チャイルド》が撤去へ。時期と収蔵先などは未定

    福島に設置のヤノベケンジ《サン・チャイルド》が撤去へ。時期と収蔵先などは未定2018年8月3日に福島市の子育て支援施設「こむこむ館」前に設置されたヤノベケンジによる立体作品《サン・チャイルド》が、同施設前から撤去されることが発表された。撤去を求める批判を受けての対応となる。 こむこむ館前に設置されているヤノベケンジ《サン・チャイルド》 《サン・チャイルド》とは 大きな波紋を呼んだパブリック・アートが、「撤去」というかたちで幕引きを迎えようとしている。 ヤノベケンジによる立体作品《サン・チャイルド》は、2011年に制作された高さ6.2メートル、重さ800キロにおよぶ巨大な子供像。同年に発生した東日大震災を受け、「暗雲垂れこめるこの空に光差し込む入り口を開く」(ヤノベケンジ公式サイトより)存在として制作されたものだ。 黄色い防護服をまとった子供が大きな瞳で空を見上げる作。像の胸部には「00

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  • 森美術館の館長が交代、片岡真実が新館長就任へ。「求められる森美術館像を新たに模索」

    森美術館の館長が交代、片岡真実が新館長就任へ。「求められる森美術館像を新たに模索」東京・六木の森美術館は、現館長・南條史生が2019年12月末で退任し、現副館長・片岡真実が20年1月1日に新館長として就任することを発表した。 東京・六木の森美術館は、同館長・南條史生が2019年12月末日に退任し、現副館長兼チーフ・キュレーターの片岡真実が20年1月1日付で新館長に就任することを発表した。 南條は、初代館長のデヴィッド・エリオットの後任として2006年11月に就任。以来、13年にわたって同館を率いてきた。退任後は、特別顧問に就任し、同館に関わっていくという。 新館長となる片岡は1965年愛知県生まれ。ニッセイ基礎研究所都市開発部、東京オペラシティ アートギャラリーのチーフキュレーターを経て、03年より森美術館で勤務。09年にチーフ・キュレーターとなり、18年10月より副館長を兼任。主な展

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  • 「あいちトリエンナーレ」の現状に抗議。田中功起が展示のフレームを再設定へ

    「あいちトリエンナーレ」の現状に抗議。田中功起が展示のフレームを再設定へ「あいちトリエンナーレ2019」の参加作家である田中功起が、自身の作品展示のフレームを再設定することを明らかにした。展示の変更は9月3日に行われる。 田中功起《抽象・家族》(2019)の展示風景 「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由点・その後」展示中止に対し、ステートメントを発表した参加作家のうちのひとりである田中功起が、自身の展示《抽象・家族》(2019)を「再設定」すると発表した。 これまで、モニカ・メイヤーやタニア・ブルゲラといった海外作家らは8月12日付で「検閲」に抗議するオープンレターを公開。8月20日に「検閲されたアーティストたちとの連帯を示す」ために展示室の閉鎖や展示内容の変更を行った。田中はこのオープンレターに、キャンディス・ブレイズとともにサインしたかたちだ。日人作家として展示内容に変更

    「あいちトリエンナーレ」の現状に抗議。田中功起が展示のフレームを再設定へ
  • 「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」第1回が開催。大村愛知県知事「公開フォーラム」実施に意欲

    「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」第1回が開催。大村愛知県知事「公開フォーラム」実施に意欲「あいちトリエンナーレ2019」における「表現の不自由展・その後」展示中止問題に関し、愛知県は「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」を設置。その第1回会合が、愛知県庁で開催された。 検証委員会の様子 大村秀章愛知県知事が8月13日に設置を発表した「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」。その第1回会合が、8月16日に愛知県庁で開催された。 委員会のメンバーは、国立国際美術館館長・山梨俊夫(座長)、慶應義塾大学総合政策学部教授・上山信一(副座長)、アグロスパシア株式会社取締役兼編集長・岩渕潤子、国立美術館理事・太下義之、信州大学人文学部教授・金井直、京都大学大学院法学研究科教授・曽我部真裕の6名。大村知事はオブザーバーとして委員会に参加した。 会場となった愛知県庁舎 冒頭、大村知事は「表現

    「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」第1回が開催。大村愛知県知事「公開フォーラム」実施に意欲
  • 「#あいちトリエンナーレを支持します」支援の声、SNSで広がる

    「#あいちトリエンナーレを支持します」支援の声、SNSで広がる名古屋市長による「検閲」で注目を集める「あいちトリエンナーレ2019」と、「表現の不自由展・その後」。SNSではこれに対し、同トリエンナーレへの支援を呼びかけるハッシュタグ「#あいちトリエンナーレを支持します」が広まっている。 「#あいちトリエンナーレを支持します」。「検閲」で注目を集める「あいちトリエンナーレ2019」に対し、こんな支援の声がSNSで広まっている。 問題となっているのは、同トリエンナーレ内に展示された「表現の不自由展・その後」。展示作品のひとつ《平和の少女像》に対し、名古屋市長・河村たかしが展示の中止と撤去を同トリエンナーレ実行委員長の大村秀章愛知県知事に要請すると発表。「検閲」が明るにみなった。 また、抗議の電話も殺到しており、テロ予告や脅迫とも取れるもの、対応した職員個人を攻撃するものも含まれるという異例の

    「#あいちトリエンナーレを支持します」支援の声、SNSで広がる
  • 「戦後日本最大の検閲事件」。「表現の不自由展・その後」実行委員会が抗議文

    「戦後日最大の検閲事件」。「表現の不自由展・その後」実行委員会が抗議文8月3日かぎりでの展示中止が決定した、あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展・その後」。この決定に対し、同展実行委員会が抗議文を発表した。 多くの抗議を受け、展示中止へと追い込まれたあいちトリエンナーレ2019内の「表現の不自由展・その後」。この中止決定に対し、実行員会が抗議文を発表した。 抗議文の中で委員会は、中止が一方的に決定されたことを批判しており、「現代日の表現の不自由状況を考えるという企画を、その主催者が自ら弾圧するということは、歴史的暴挙」だとしている。抗議文全文は以下の通り。 「表現の不自由展・その後」の一方的中止に抗議する  あいちトリエンナーレ2019実行委員会会長の大村秀章知事と津田大介芸術監督が、「表現の不自由展・その後」を日8月3日で展示中止と発表したことに対して、私たち「表現の不自

    「戦後日本最大の検閲事件」。「表現の不自由展・その後」実行委員会が抗議文
  • 「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」、名古屋市長が《平和の少女像》の撤去を要請

    「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」、名古屋市長が《平和の少女像》の撤去を要請8月1日に開幕した「あいちトリエンナーレ2019」。その出展作家である「表現の不自由展・その後」の展示作品のひとつ《平和の少女像》に対し、名古屋市長・河村たかしが展示の中止と撤去を要請した。これに対し、同芸術祭の芸術監督・津田大介は、行政の過剰な介入は「検閲」に当たると反論している。 あいちトリエンナーレ2019内、「表現の不自由展・その後」の展示風景より、《平和の少女像》 日における「表現の不自由」を見せる展示で、それを裏付けする事態が起ころうとしている。 物議を醸しているのは、「あいちトリエンナーレ2019」の出展作家の1組である「表現の不自由展・その後」が展示した、キム・ソギョンとキム・ウンソンの《平和の少女像》(2011)。 そもそも「表現の不自由展」とは、2015年に東京のギャ

    「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」、名古屋市長が《平和の少女像》の撤去を要請
  • 《平和の少女像》含む「表現の不自由展・その後」、展示中止へ。抗議殺到で芸術祭全体の運営に支障

    《平和の少女像》含む「表現の不自由展・その後」、展示中止へ。抗議殺到で芸術祭全体の運営に支障8月1日に開幕した「あいちトリエンナーレ2019」の出展作家である「表現の不自由展・その後」。ここに展示されている《平和の少女像》を含む「表現の不自由展・その後」が、8月3日かぎりで展示中止となることが決定した。 河村たかし名古屋市長が大村秀章愛知県知事に対し、展示の中止を要請していた《平和の少女像》と、同作を含む「表現の不自由展・その後」が、8月3日をもって展示中止となることが明らかにされた。 8月1日に開幕した「あいちトリエンナーレ2019内」の「表現の不自由展・その後」で展示された、慰安婦と関連づけられるこの作品をめぐっては、2日に河村市長が「国などの公的資金を使った場で展示すべきではない」などとし、同芸術祭実行委員長である大村知事に展示の中止を要請。 そのいっぽうで運営側には抗議の電話が殺到

    《平和の少女像》含む「表現の不自由展・その後」、展示中止へ。抗議殺到で芸術祭全体の運営に支障
  • マンチェスター市立美術館がウォーターハウスの《ヒュラスとニンフたち》を撤去。非難が殺到

    マンチェスター市立美術館がウォーターハウスの《ヒュラスとニンフたち》を撤去。非難が殺到イギリスのマンチェスター市立美術館が、 J. W. ウォーターハウスの《ヒュラスとニンフたち》(1896)の一時的な撤去に乗り出し、騒動となっている。 ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス ヒュラスとニンフたち 1896 キャンバスに油彩 昨年、ニューヨーク・メトロポリタン美術館に展示されているバルテュスの《夢見るテレーズ》に対して起こった撤去要請運動が記憶に新しいが、今回は美術館側の自主的な撤去が行われたようだ。 問題となったのは《ヒュラスとニンフたち》。これは、ギリシャ神話から主題を得た作品で、若々しい裸のニンフたちがヒュラス国王を池の中に誘う場面を描いたもの。同美術館では同様の作品が数点「美の追求」と題されたスペースに飾られているが、女性を「受動的な着飾り」や「ファム・ファタル」とする「非常に時代遅

    マンチェスター市立美術館がウォーターハウスの《ヒュラスとニンフたち》を撤去。非難が殺到