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ブックマーク / newswitch.jp (272)

  • ソニー、画像センサーで独走狙う。東芝の事業買収か ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    **シェア4割超。デジタル化、自動車搭載でまだまだ成長 相補型金属酸化膜半導体(CMOS)イメージセンサーは、スマートフォン向けが2014年出荷額で約6割強と最大の市場になっている。しかも最近のスマホはフロントとリアで最低2個のセンサーが使われる。中国やインドなどの新興国では中・低位機種中心にスマホが引き続き成長すると見られることから、ガートナーでは14年から5年間のCMOSイメージセンサーの年間平均成長率(CAGR)を6―7%と予測している。 アップルが新技術を採用すれば、さらに需要拡大へ 4月には米アップルがイスラエルのカメラ技術ベンチャーであるリンクスを買収した。リンクスのソリューションは2個、4個、8個など多数のセンサーを使い、高精度で3次元の画像データをとらえる仕組み。iPhone(アイフォーン)にこの技術が搭載されるうわさもあるが、実際にそうなれば他社も追随し、イメージセンサー

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  • トヨタが「カローラ」のSUVを日本でも生産・販売へ、2000ccエンジンやHVも投入 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    トヨタ自動車は現在タイで生産・販売している小型スポーツ多目的車(SUV)「カローラクロス」の生産を、高岡工場(愛知県豊田市)でも始める。8月頃に生産を立ち上げ、当初月産台数は7000台程度とみられる。国内販売のほか、2022年には欧州や豪州への輸出を検討。主力車種のSUV投入により国内販売を一段と強化すると同時に、モノづくり力の基盤と位置付ける国内生産台数の維持につなげる。 ガソリンエンジン車とハイブリッド車(HV)の2モデルを国内生産、販売する予定。ガソリンエンジン車ではまずタイで展開している排気量1800ccエンジン搭載車を日市場に投入する見通し。22年には新設計手法のトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)を採用した同2000ccエンジン搭載モデルの導入も計画している。 世界的に知名度の高い主力車種「カローラ」で初のSUVとなるカローラクロスは、20年7月にタイで発

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  • 武田薬品が創薬VB誘致を10倍の200社へ ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    武田薬品工業は、産学官連携の創薬拠点と位置付ける湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク、神奈川県藤沢市)への入居社数を4―5年後に約10倍(9月初旬時点比)の200社にする目標を設定した。そのうち1―2割を海外から招きたい考え。米国やアジアの生命科学関連団体と連携するなどし、日に関心があるベンチャー企業の誘致につなげる。一連の施策で創薬シーズを臨床開発へ橋渡しする枠組みを一層効率化する。 海外企業の誘致にあたっては、米サンディエゴ市に拠点を置くバイオ関連業界団体であるバイオコムとの協力関係を活用。日での臨床開発に関心を持つ米国のベンチャーなどの発掘を目指す。 また、台湾の創薬拠点のナショナル・バイオテクノロジー・リサーチ・パーク(台北市)と早ければ2018年度中に提携する見通し。人材交流やイベントの共催を通じ、アジアのベンチャーの相互紹介につなげるといった流れを想定する。 武田

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  • 昨年の倒産件数、コロナ禍なのに30年ぶりの低水準のなぜ? ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    2020年の企業倒産は、8000件を割る記録的な低水準になった。帝国データバンク(TDB)と東京商工リサーチ(TSR)がまとめたところ、TDBは前年比6・5%減の7809件で、00年以降で2番目に少なかった。TSRは同7・3%減の7773件で、30年ぶりに8000件を割った。2社とも前年を下回るのは2年ぶり。新型コロナウイルス感染拡大が経営の重荷となったが、政府や金融機関の資金繰り支援策が倒産の歯止め役になった。コロナ禍は続いており、21年は増加に転じると懸念する声があがる。 感染拡大による消費低迷の影響を受けた飲、宿泊は倒産が目立った。飲はTDBが同6・6%増の780件、TSRが同5・4%増の842件で、いずれも過去最多だった。一方でTDBは全7業種、TSRは全10産業中6産業が前年を下回った。建設業は2社とも2ケタ減で、TDBでは過去最少。 また20年12月の倒産件数は、TDBが前

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    repunit 2021/01/17
  • ユニクロ・柳井氏進言「BツーBではパナソニックブランド輝かない」

    ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏は10月30日、パナソニックの創業100周年イベントで、「世界一の自動車会社になる。そういう大きな夢が必要ではないか」と講演し、次の100年への門出を激励した。「高い目標がイノベーションのもとになる」という柳井氏の考えは、今の時代を生きる全ての企業とビジネスパーソンに通じる。詳細を紹介する。 ユニクロは「水道哲学」から学んだ 松下幸之助さんは大好きな経営者だ。強い志を示した「水道哲学」は、私の経営者としての原点だ。幸之助さんの教えがなければ、今のユニクロ、ファーストリテイリングの成長はない。 「産業人の使命も、水道の水のごとく物資を豊富にかつ廉価に生産提供することである。それによってこの世から貧乏を克服し、人々に幸福をもたらし、楽土を建設することができる」。水道哲学の考え方はファーストリテイリングのミッションに通じるものがある。 幸之助さんの経営者

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  • NTT東西が5月にシステム統合、光回線のプラン統一で顧客への訴求力高まるか ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    NTT東日とNTT西日は、両社の基幹システムを統合して、5月に格稼働させる。システム運用のコストを削減するとともに、NTT東西で異なっていた光回線サービスなどの基プランを統一して、顧客への提案力を高める。NTT東では先行して年末年始から運用を開始。NTT法の規定に抵触しない範囲で業務効率化を進め、NTTグループ内におけるデジタル変革(DX)を推進する。 システム統合に向けた取り組みは17年ごろから進めており、20年をめどに統合完了を目指していたが、コロナ禍の影響などで対応が遅れていた。NTT東西は、NTT法により組織的な統廃合には制約がある。だがシステム統合自体はその限りではない。今回の統合は業務効率化が目的であり、東西の業務運用そのものに関わるデータの相互連携などには踏み込まない。 NTTグループは持ち株体制に移行した1999年に、地域会社であるNTT東とNTT西を設立。その後、

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  • 学部解体の断行も、地方国立大学は破壊的改革へ ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    内閣官房まち・ひと・しごと創生部(部長=菅義偉首相)の検討会議は、地方創生をミッションとする地方大学(東京圏以外)の改革でとりまとめを行った。地域ニーズに対応した学部の解体・新設など、痛みを伴う改革を断行する大学長や自治体首長のリーダーシップを重視。手がける国立大学のごく一部に対して、文部科学省が学生定員増と経済支援を、最短で2022年度から行うとした。 とりまとめを行ったのは「地方創生に資する魅力ある地方大学の実現に向けた検討会議」だ。地方の国公私を越えた大学連携や、新産業創出や人材育成での産学官・地域連携の推進を強調した。「地域連携プラットフォーム」や「大学等連携推進法人」の活用が一手だ。大学トップには学部学科や教職員評価の悪平等を廃する覚悟と、デジタル改革(DX)など経営の工夫を求めた。 国立大の定員増と自由裁量の資金支援は、このためのインセンティブと位置付けられるためハードルが

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  • 三菱国産ジェット事業凍結、サプライヤーは冷ややか「もう終わった話」 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    巨額の開発費、業績悪化 初号機納入6度延期 三菱重工業の小型ジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ)」の事業化が、事実上の凍結に追い込まれた。設計変更などで初号機の納入を6度延期し、新型コロナウイルスの影響による航空機産業の激変で行き詰まった。官民の一大プロジェクトだっただけに失望感が広がる。MSJの開発をめぐる混乱は、サプライヤーとの関係に影を落とし、国内の産業育成の課題も浮き彫りにした。(孝志勇輔、名古屋編集委員・村国哲也、編集委員・敷田寛明、高田圭介、名古屋・市川哲寛) 【開発の遅れ】 「三菱リージョナルジェット(現MSJ)」の初号機が初飛行する前年の2014年、三菱重工は量産体制の構想を示した。航空機部品を生産する名古屋航空宇宙システム製作所の大江工場(名古屋市港区)、飛島工場(愛知県飛島村)などの活用を見据えていた。事業化を決定してから6年近くが経過し、すでに開発に遅れが生

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    repunit 2020/10/28
  • ファナック創業者・稲葉清右衛門氏死去、日本のお家芸支えた世界との向き合い方 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    ファナックの実質的創業者で名誉会長の稲葉清右衛門(いなば・せいうえもん)氏が2日、老衰のため死去した。95歳だった。茨城県出身。1946年(昭21)に東京帝国大学(現東京大学)第二工学部精密工学科を卒業し、同年富士通信機製造(現富士通)に入社した。同社で数値制御(NC)装置の開発プロジェクトをリーダーとして先導し、56年に日における民間初のNC装置を完成させた。 NC装置事業は、72年に「富士通ファナック」(現ファナック)として富士通から分離。清右衛門氏は75年に社長に就任し、NC装置からロボットや工作機械へと業容を広げた。NC、ロボットともに高い世界シェアを持ち、製造業としては極めて高い利益水準を誇る企業に育て上げた。95年に会長、2000年には名誉会長に就任した。 技術者としての評価も高く、東京工業大学で工学博士を取得。精密工学会会長のほか、日ロボット工業会の会長は2回にわたり務め

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  • SCREENが中古半導体洗浄装置の販売に参入、製造の知見を活かし海外需要にも対応 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    SCREENホールディングス(HD)は半導体洗浄装置の中古機販売事業に参入する。感光液をガラス基板上に均一に塗布し現像する装置「コーターデベロッパー」などの中古機はすでに販売してきたが、主力の洗浄装置まで取り扱い領域を広げる。半導体製造装置事業の一層の収益力強化に向け、中古機販売や保守サービスなどのポストセールス事業の売上高比率を2024年3月期に25%以上(現状約20%)に引き上げる。 半導体洗浄装置の中古機販売では、自社のユーザーから、減価償却が終わった装置や閉鎖した工場などから装置を買い取り、整備して販売する。世代の古い洗浄装置を安価に導入したいという顧客ニーズに対応する。洗浄装置は多くの薬液などを使用するため、使用後の整備に手間がかかり、中古機販売の技術的難易度が高かった。 SCREENHDは先端洗浄装置でトップシェアを握る。製造の知見を生かし、中古機事業に乗り出す。国内のほか中国

    SCREENが中古半導体洗浄装置の販売に参入、製造の知見を活かし海外需要にも対応 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
  • 福井・鯖江の老舗メガネメーカーはなぜ「10倍の手間」をかけるのか ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    福井県鯖江市で作られるメガネは、「鯖江ブランド」としてここ数年で広く知られるようになった。その中でも、マコト眼鏡(福井県鯖江市)は「一番良い材料」を使い、職人の手作業と機械の良さを組み合わせ、使う人の快適さをとことん追求したメガネ「歩」を夫婦で作り続けている。 「安いメガネが市場に溢れ始め、メイド・イン・ジャパンの衰退に危機感を覚えた。長く使い続けられる、当にいいメガネを作りたい」―増永昇司社長はこんな想いから、2000年に「歩」を立ち上げた。 福井県にメガネ作りを持ち込んだ始祖、増永五左衛門の血を受け継ぐ増永社長。「ファッションとして以前に、視力矯正器具として優れていなければ使う人にとって当にいいメガネとは言えない」と強調する。その信念のもとに、素材、加工にこだわりを重ねてきた。 例えば、「歩」にはプラスチックメガネに近年多く使われるアセテートではなく、昔から使われているセルロイドを

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  • 米国の注目企業に真っ向勝負を仕掛ける、AI技術で戦う有機ELベンチャー ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    【有機EL】 Kyulux(キューラックス、福岡市西区)は人工知能(AI)技術で戦う有機ELベンチャーだ。AI技術で発光物質を高速に探索し、合成して物質特許を押さえる。量子効率100%が特徴だ。データと知財で化学業界に新しい材料開発プロセスを持ち込んだ。韓国サムスンディスプレーやLGディスプレーから投資を受け、2023年の米ナスダック上場を目指す。 「毒まんじゅうしかべてない。毒まんじゅうでも二つべれば毒が薄まると考えた」と水口啓最高財務責任者(CFO)は最初の資金調達を振り返る。同社は九州大学の安達千波矢主幹教授の研究を応用して15年に設立された。いまでは有機EL技術はディスプレーの命になったが、当時は300回以上ベンチャーキャピタル(VC)や事業会社と面談を重ねても相手にされなかった。 そこで以前から共同開発を持ちかけられていた韓国2社に声をかけた。水口CFOは「日の大学の成果

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  • 川重の長距離向け大型バイク、新モデルは揺れ抑制で疲労軽減 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    川崎重工業は長距離走行向け大型2輪車「ヴェルシス1000SE=写真」の2021年モデルを10月中旬に欧州で発売する。高いスポーツ性能や長距離走行でも疲労を軽減する快適性を備える。日、米国に順次販売を広げる計画。 排気量1000ccの並列4気筒エンジンを搭載し、優れたレスポンスと扱いやすさを両立した。軽快なハンドリングを実現するシャシーを備える。 電子制御サスペンションはショーワ製のスカイフックテクノロジーを2輪車で初めて採用した。路面の凹凸をバネに伝わりにくくする技術で、くぼみや隆起などで生じる車体の動き、加減速する際に前後に揺れるピッチングを抑制する。高速走行時の安定性や軽快なステアリング、雨天時の接地感を向上させた。1人乗り、2人乗り問わず曲がりくねった道や長距離でも快適に走行できる。 また慣性計測装置によるライディングアシスト電子制御システムや、情報表示するフルカラー薄膜トランジス

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  • 防衛省が21年度に護衛艦「かが」を改修、最新ステルス戦闘機の運用を念頭 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    防衛省は2021年度に、海上自衛隊のヘリコプター護衛艦「かが」の改修に着手する。垂直離着陸ができる最新ステルス戦闘機「F―35B」の運用を念頭に飛行甲板へ耐熱塗装を施すとともに、艦首形状も三角形から四角形スタイルに改める。F―35Bを搭載可能にすることで、抗堪(こうたん)性と抑止力を高める。 「かが」は海上自衛隊の最大クラス護衛艦で全長248メートル×幅38メートル、同型の「いずも」や「ひゅうが」型護衛艦とともに、全通型飛行甲板を持つ。耐熱塗装を施すのはF―35Bが垂直離着陸する際のバーナー噴射熱に耐えるためで、艦首形状を四角にするのは離陸の際、乱気流が及ぼす悪影響を抑えるため。三角形だと艦の高速航行に伴って乱気流が発生し、あおりや横風を受けてF―35Bの離着陸が困難になる。F―35Bを運用する米海軍の強襲揚陸艦「エセックス」型などは飛行甲板に四角形を採用している。 沖縄・尖閣諸島周辺では

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  • 12月に上場を計画するキオクシア、ファーウェイとの取引再開で投資家の懸念払拭なるか ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    キオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)が、9月末に延期を決めた東京証券取引所への上場を最短で12月に計画していることが分かった。主力の四日市工場(三重県四日市市)での新棟建設も前倒しし、投資のアクセルを緩めない。米国の制裁強化により取引停止中の中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)については取引再開を米商務省に申請。強気の姿勢を示し、米中対立の影響を重く見る投資家の懸念払拭(ふっしょく)を目指す。 キオクシアは近く、東証に対して上場を再申請する見通し。10月6日に予定していた東証への上場を9月末に延期した経緯があり、同一年度での再申請のため決算書類などは変わらない。そのため、審査は前回より迅速に進む見込み。 上場延期の決断は海外投資家を中心に売り出しの想定価格が高すぎるとの声が多く寄せられたためだ。さらに顧客であるファーウェイとの取引停止だけでなく、9月のハイテク

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  • 【ノーベル賞解説】「クリスパー・キャス9」って何?新型コロナにも有効? ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    ゲノム編集は「生命の設計図」とも言われる全遺伝情報(ゲノム)を自在に変えられる技術。ゲノム編集技術の一種「クリスパー・キャス9(ナイン)」は、エマニュエル・シャルパンティエ博士とジェニファー・ダウドナ博士によって2012年に発表された。13年には、米ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学が共同運営する「ブロード研究所」のフェン・チャン博士が、哺乳類でこの技術を応用。狙った場所を高効率に改変する技術として、ノーベル賞の有力候補として注目されていた。(山谷逸平、安川結野) 「酵素のはさみ」で切断 クリスパー・キャス9 石野教授「源の配列発見」 クリスパー・キャス9の最大の特徴は、狙ったゲノムの場所を簡単に改変できる点にある。クリスパー・キャス9では、細胞の中の核に含まれるデオキシリボ核酸(DNA)を切断する機能を持つ人工酵素「キャス9」でDNAを切断し、切断した部分の遺伝子の働きを失わせたり

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  • 日本未発売、トヨタ「カローラクロス」はアジアの救世主になるか ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    トヨタ自動車が東南アジアで、多目的スポーツ車(SUV)の拡販に乗り出している。7月に世界的な知名度を誇る「カローラ」のSUVモデル「カローラクロス」をタイで世界初投入したのを皮切りに、インドネシア、ベトナム、フィリピンなどでも販売を始めた。同地域では乗り心地の良さに加え、悪路の走行性に優れるSUVの需要が拡大している。トヨタは新型車の投入で、激化するシェア争いを優位に進める構えだ。 グローバルモデルであるカローラの派生車種の初投入先に東南アジアを選んだことからも、同地域におけるトヨタのSUV戦略の気度がうかがえる。7月にタイで初披露したのもつかの間、8月にはインドネシア、ベトナム、フィリピンなどに市場投入した。 販売価格はインドネシアで約330万―約360万円、ベトナムで約330万―約420万円、フィリピンで約280万―約360万円にそれぞれ設定。各国で増加する中間層などをメーンターゲッ

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  • トヨタ社長がホンダのバイクに乗った理由「日本で盛り上げたい」 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    「自らが動くことで注目を集め、バイクに情熱を傾けている多くの方々をプロモートし、楽しさを知ってもらうことが大事」。日自動車工業会(自工会)の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は、東京・秋葉原で開いたイベント「バイクの日スマイル・オン2018」でこう語った。 スマイル・オン2018当日はホンダやヤマハ発動機、川崎重工業、スズキの国内2輪車メーカーが最新モデルを展示し、会場は家族連れなどが訪れた。ホンダの担当者は「若者の集まる秋葉原でバイクの魅力を発信できる良い機会」と2輪販売の好機と捉える。 自工会によると、17年の2輪車の国内販売台数は35万7264台。最盛期に比べると10分の1程度に落ち込んでいるが、明るい兆しもある。自工会の二輪車特別委員会の日高祥博委員長(ヤマハ発動機社長)は「趣味向けの排気量250ccクラスのスポーツバイクは若い人が増えている」と指摘する。 また、自工会の統計では、

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  • 新型「カムリ」はBMWに比肩する美しさ。これで売れなければ… ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    トヨタ自動車は10日、新型セダン「カムリ」を全面改良して発売したと発表した。新設計思想「TNGA」をエンジンや変速機などのパワートレーンも含めて全面採用した第1弾車種となる。国内ではハイブリッド車(HV)仕様を販売し、燃費はJC08モードでガソリン1リットル当たり33・4キロメートルとクラストップレベルを実現した。価格は329万4000―419万5800円(消費税込み)。月間2400台の販売を目指す。 従来のトヨタカローラ店に加え、トヨペット店、ネッツ店の3チャンネルを通じて販売する。国内生産は堤工場(愛知県豊田市)が担う。スポーツ多目的車(SUV)などへ需要がシフトする中、トヨタはグローバル量販車の新型カムリの投入を「セダンの復権」と位置付ける。走行性能の向上や室内空間の確保、予防安全装備の充実などを進めた。 吉田守孝専務役員は「格好良くて、走りもワクワクドキドキさせる魂のこもったクルマ

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  • クルマ離れする若者は、なぜトヨタ「ハチロク」を買うのか ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    **スポーツ車両統括部長・多田哲哉氏 単なるマイナーチェンジではなく違うクルマだと思っている。だから新型86を後期、旧型を前期と呼んでいる。86の名前の由来となった「AE86」もそうだった。前期、後期それぞれにファンがいる。 スポーツカーの一番のポイントはドライバーの操作にいかにクルマが素直に応え、期待通り動くか。86は発売した2012年から14年の3年間「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦した。 毎年アップデートを続け、実戦の中でクルマを鍛え、その部分が研ぎ澄まされていった。 特に14年にクラス優勝を果たしたクルマの完成度は高く、まさにドライバーが意のままにあやつれる、理想のFR(後輪駆動)車と呼べる仕上がりとなった。その(クラス優勝した)クルマの特性を市販化すれば必ずユーザーに喜んでもらえると確信し、新型86に落とし込んだ。 ニュルの過酷なコースに対応した成果を生かしてサスペ

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