パイオニアは独レカロと振動子内蔵シート「RCS Sound edition」を共同開発した。レカロが10月1日に発売する。シート背面下部に二つの振動子を内蔵。既存のオーディオシステムと組み合わせて使用する。シート全体から音が出るため、身長や運転姿勢を問わず車室内空間全体を包みこむような安定した音を届ける。消費税抜きの希望小売価格は19万5000円。全国のレカロ販売店などで取り扱う予定で、年間500台の販売を目指す。 新製品はレカロのシート「RCS」を使用した。ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)を活用し、背もたれが固定され座面と一体成形になっている「フルバケットシート」で、通常はレース車両やスポーツ走行に使用される。人間工学を応用した設計により、長時間走行しても身体に負担が少なく乗り降りしやすい形状になっている。 振動子を内蔵した新製品のシートは継ぎ目がなく広い面積を持つフルバケットシー
![座席にスピーカー機能、パイオニア・独レカロが開発した振動子内蔵シートの音響 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fb1592674abcc0b5e4680501b262a2af0d68cf19/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.newswitch.jp%2Fimages%2F4755eb32-928f-494e-9e29-e53c4e1f531a.jpg)