監訳:岡田温司 翻訳:石谷治寛、大木美智子、橋本梓 発行所:平凡社 発行日:2025/04/04 公式サイト:https://www.heibonsha.co.jp/book/b659318.html 「近代」という時代区分は、もはや過ぎ去ってしまった歴史なのだろうか。たしかにモダニティをめぐって、私たちはそこで起こっている諸感覚や社会の変容について繰り返し言及してきた。しかしそうした人文科学的な知性は、ビッグデータを学習したAIが生成する、お手軽な「正解」にその立場を脅かされてもいる。これが、知の今日的な状況であることは否めない。 しかし、ジョナサン・クレーリーはこのような現状にあっても、近代という問題設定を捨てることはないだろう。インターネットにアップロードされる情報の爆発的な増加は今この瞬間も継続中であり、24時間絶え間なく情報が更新され、市場への誘惑を振りまいている。彼は『24/7

