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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (214)

  • 最後の生き残り「エンドリング」の物語が私たちにもたらすもの

    ガラパゴス島で、ピンタゾウガメの最後の生き残り「エンドリング」となった「ロンサム・ジョージ」。100年生きたとされている。(PHOTOGRAPH BY JAD DAVENPORT, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 「エンドリング」という言葉をご存じだろうか。主に人間の活動により絶滅の瀬戸際に追い詰められた動物種のうち、知られる限り最後の生き残りとなった個体のことだ。例えば、1914年に死んだリョコウバトの最後の1羽だった「マーサ」。2018年に死んだキタシロサイの最後のオスだった「スーダン」もあてはまる。エンドリングは、自身が気づいていようといまいと、たった1匹で絶滅の重荷を背負わなければならない。(参考記事:「キタシロサイのスーダンほか、ナショジオ過去10年のベスト写真15」) 「最後の生き残り」という表現に人々が惹きつけられるのは、これをテーマにした様々な創作物が数

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    repunit 2024/07/14
  • 経口避妊薬で女性の運動中のけがが減る、筋肉と腱で8割減、研究

    女性アスリートは男性に比べて前十字靱帯断裂などを起こしやすいが、経口避妊薬を服用することで、けがのリスクを下げられるかもしれない。(PHOTOGRAPH BY JODI COBB, NAT GEO IMAGE COLLECTION) この数十年でスポーツをする女性が増えたことで、女性アスリートのけがは男性アスリートとは違う場合があるという認識が広まっている。けがの種類によっては、負傷のしやすさにホルモンが関係している可能性を示す証拠が集まりつつあるからだ。 このほど、経口避妊薬を飲んでいる女性は、飲んでいない女性に比べて、下肢(脚と足)の筋肉と腱のけがをする確率が約8割も下がることを示す論文が、2024年3月に医学誌「Medicine & Science in Sports & Exercise」に発表された。 「多くの女性アスリートが何らかの避妊薬を使っています」と、けがの予防と回復の性

    経口避妊薬で女性の運動中のけがが減る、筋肉と腱で8割減、研究
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    repunit 2024/07/10
  • 古代エジプトの神殿、2000年分の汚れを落としたらすごかった

    エジプトのルクソール近郊の町エスナにあるクヌム神殿から煤や泥を取り除いたところ、天井や円柱が2000年前の色鮮やかな姿を取り戻した。(ELIZABETH BEARD/GETTY IMGAGES) およそ2000年前につくられた古代エジプトの神殿の天井を研究者チームが復元したところ、驚くべき発見がもたらされた。黄道12星座やその他の星々を描いたフルカラーのレリーフのほか、ヒエログリフ(象形文字)の碑文も見つかり、これらの天体図に隠された意味を解くカギとなりそうだ。(参考記事:「ヒエログリフを解読した「エジプト学の父」シャンポリオンの生涯」) 天井が復元された神殿は、エジプト中南部の町エスナに残るクヌム神殿だ。プロジェクトには考古学者でエジプト学者のヒシャム・エライシー氏を中心とするエジプト観光・考古省と、ドイツのテュービンゲン大学から計30人の研究者が参加。5年余りに及ぶ作業で、当時の色彩を

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    repunit 2024/07/05
  • 落葉の分解にもホームとアウェーの土壌がある、東大など実証

    森林において樹木が生育する土壌に特有の微生物の集まり(微生物叢)が落葉を効率的に分解していることを東京大学などの研究グループが野外実験で実証した。森林生態系の物質循環を担う微生物叢の働きに差があることを示しており、今後の森林保全において場所ごとに特有の微生物叢を保つことが重要だとしている。 森林生態系では、地面に落ちた樹木の葉が土壌中の微生物に分解され、分解の過程でできた栄養分を根から樹木が吸い上げて成長し、茂った葉がまた落ちて微生物に分解される――という、落葉と分解を伴う物質循環が起きている。落葉の分解速度については、「温度が高い方が微生物は活発に働く」「柔らかくて栄養分豊富な葉では分解が進みやすい」など、地域の気候や落葉自体の性質によって主に決まると考えられていた。 一方で、樹木が育つ場所(ホーム)はほかの場所(アウェー)より効率的に落葉を分解するという「ホームフィールド・アドバンテー

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    repunit 2024/07/01
  • 人の顔を認識できない「相貌失認」は意外に多い? 最大5%にも

    親しい人の顔を覚えられなかったり、目の前にいる人の顔を識別できなかったりする「相貌失認」の人は、これまで考えられていたよりも多い可能性が研究で明らかになった。(PHOTOGRAPH BY BALLBURN_PHOTOGRAPHY, GETTY IMAGES) 伝説の霊長類学者ジェーン・グドール氏、俳優のブラッド・ピット氏、そして『と帽子をまちがえた男』の著者として知られる神経学者の故オリバー・サックス氏の共通点は何か? 答えは親しい人や有名人の顔を覚えられなかったり、見分けがつかなかったりする「相貌失認(そうぼうしつにん)」だ。 長年、相貌失認はまれな障害とされてきたが、2023年に学術誌「Cortex」に掲載された論文によれば、相貌失認の人はこれまで考えられていたよりも多い可能性があるという。この研究では、相貌失認の重さや症状は連続的で、その有無を単純に判定できず、使用する基準によって

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    repunit 2024/07/01
  • 古代マヤの生贄のDNAを分析、定説覆す驚きの結果が明らかに

    マヤ文明の古代都市チチェンイツァの大ピラミッド「エル・カスティージョ」。生贄を埋葬した貯水槽チュルトゥンと聖なるセノーテは、ともにこの近くにある。(PHOTOGRAPH BY CRISTINA MITTERMEIER, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 1967年、古代マヤで最も栄えた都市の1つチチェンイツァの貯水槽「チュルトゥン」とそこにつながる洞窟で、考古学者たちが多数の人骨を発見した。このチュルトゥンは8世紀にわたって若い成人や子どもの生贄の埋葬に使われ、遺体のほとんどが若い女性とされてきた。マヤ文明は儀式の生贄に女性を捧げることを好んだと考えられていたからだ。(参考記事:「チュルトゥンの図解も、知ってるようで知らないマヤ文明」) しかし、2024年6月12日付けで学術誌「ネイチャー」に発表された論文が定説を覆した。回収された64体の遺骨のDNAを分析したところ、す

    古代マヤの生贄のDNAを分析、定説覆す驚きの結果が明らかに
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    repunit 2024/06/15
  • 年間35億羽の鳥を米国で死なせる「見えない殺し屋」とは、研究

    窓に鳥が衝突した跡。2019年のロンドンで撮影。(PHOTOGRAPH BY CG7 IMAGES / ALAMY) このほど学術誌「Wilson Journal of Ornithology」に発表された論文によると、少なめに見積もっても、毎年12億8000万〜34億6000万羽の鳥がガラスに衝突して命を落としている可能性があるという。この数字は、2014年に発表された以前の推定値より350%も多い。それでもこれは米国のみの数字であり、世界でははるかに多くの鳥たちが死んでいるはずだ。 「忌々しいことに、世界はガラス窓だらけです」と、米ミューレンバーグ・カレッジの鳥類学者で、2024年4月8日付けの論文の筆頭著者であるダニエル・クレム氏は言う。 鳥が窓ガラスに激突したときの衝撃はかなりのものだ。ガラスは振動し、鳥は骨折し、脳出血を起こすこともある。 とはいえ、衝突で即死する鳥はごく一部で、

    年間35億羽の鳥を米国で死なせる「見えない殺し屋」とは、研究
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    repunit 2024/06/11
  • 船に衝突するシャチ、復讐ではなく単なる遊びだった、最新報告

    イベリア半島沖で暮らすシャチ(写真はポルトガル沖で撮影された個体)は現在40頭未満で、IUCNは近絶滅種(Critically Endangered)に指定している。(Photograph by Cape Cruiser Sagres) ヨーロッパ南西部のイベリア半島沖には、小型船を沈没させる有名なシャチたちがいる。沈没事故はつい数週間前にも起こった。2020年に始まったシャチたちのこの不可思議な行動について、遊び、人間への復讐などさまざまな理由が推測されたが、専門家たちがようやく結論に達した。(参考記事:「シャチの船への集団攻撃が多発、沈没も、ケガの仕返し? 遊び?」) 国際捕鯨委員会(IWC)が5月24日付けで発表した最新の報告書によると、船にぶつかってくる15頭ほどのシャチの群れは、いたずら盛りの「ティーンエイジャー」たちのようだという。 研究者たちが、狩りなどで攻撃的な行動をとるシ

    船に衝突するシャチ、復讐ではなく単なる遊びだった、最新報告
  • 「ゆっくり仕事」のススメ ベストセラー作家の大学教授が力説

    ある秋の日、200人の女性たちが米フィラデルフィアのベンジャミン・フランクリン橋に集まり、ウォーキングを行った。「フィリー・ガールズ・フー・ウォーク」という名称のこのグループは、心身の健康増進を目的に、毎週約5キロメートルのウォーキングを実施している。女性と若年成人は、仕事に関連する燃え尽き症候群のリスクが世界的に最も高く、運動はそれを軽減する方法のひとつだ。(PHOTOGRAPH BY BRIAN FINKE) 会議、電話、通知、マルチタスク――現代の職場は、リラックスして仕事ができる環境にあるとは言い難い。事実、最近の米国の調査では、米国人の84%が「自身が抱えるメンタルヘルスの問題の少なくともひとつは雇用主に関するものである」と答えている。 燃え尽き症候群やストレスに悩まされる人の数が驚異的に増えつつあるなか、米ジョージタウン大学の教授でベストセラー作家のカル・ニューポート氏は「スピ

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    repunit 2024/06/03
  • ギザの大ピラミッド、4500年前の「建造日誌」が残っていた

    紅海のエジプト沿岸に、ワディ・エル・ジャラフという4000年以上前の古代遺跡がある。遠く海の向こうにシナイ半島を望むこの遺跡で2013年、歴史的発見がなされた。石灰岩で作られた坑道のなかで、世界最古のパピルス文書が30巻見つかったのだ。 古さもさることながら、注目すべきは書かれている内容だ。この「紅海文書」と呼ばれるものは、その昔にぎやかな港として栄えたワディ・エル・ジャラフについて明らかにしているだけでなく、クフ王の大ピラミッド建造に直接関わっていたメレルという人物の日誌も含んでいた。(参考記事:「“永遠”のギザの三大ピラミッドはどう建てた? 謎の空間も発見」) ワディ・エル・ジャラフの遺跡が最初に発見されたのは1823年。発見者の英国人旅行家で古物収集家のジョン・ガードナー・ウィルキンソンは、これをギリシャ・ローマ時代のネクロポリス(共同墓地)だと考えた。その後1950年代に、考古学好

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    repunit 2024/06/02
  • タコやイカはなぜ驚異の変身能力を獲得した? 色も形も一瞬で変化

    カナダ沿岸のクイーン・シャーロット海峡で、アカウニなどの棘皮動物に溶け込むように体の色や形を変えたミズダコ(Enteroctopus dofleini)。タコをはじめとする頭足類は、動物界で最もすばやく変身することができる。(PHOTOGRAPH BY DAVID HALL) タコやイカなどの頭足類は、ほとんどすべての種が、皮膚の色や模様だけでなく体の形や質感まで変化させる驚くべき能力を持っている。そのスピードはまばたきより速く、既知の動物の中で最速だ。 「頭足類は、私たちが知っている中で最も優れた変身能力を持っています」と、米国スミソニアン自然史博物館の頭足類の学芸員であるマイケル・ベッキオーネ氏は言う。ほとんどの頭足類が色覚を持たないことを考えると、これはさらに驚きだ。「頭足類にとって、多種多様な変身パターンを持つことは進化的に重要だったはずです」 頭足類の皮膚は、色素胞と呼ばれる細胞

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    repunit 2024/05/27
  • ほぼ腕のない新種の肉食恐竜を発見、約7000万年前、パタゴニア

    新たに発見された恐竜コレケンの復元図。(ILLUSTRATION BY GABRIEL DIAZ YANTÉN) すべてはかぎ爪から始まった。アルゼンチンのラ・コロニア累層で恐竜の化石を探していたとき、古生物学者たちが岩石から突き出た足の指の骨に気付いた。さらに掘り出して調べてみると、鼻の低い肉恐竜アベリサウルス類の新種と判明した。小惑星の衝突によって白亜紀が終わる数百万年前、太古のパタゴニアを歩いていた肉恐竜だ。この発見は5月21日付で学術誌「Cladistics」に発表された。 アルゼンチンにあるエジディオ・フェルグリオ古生物博物館の古生物学者ディエゴ・ポル氏らは、この恐竜をコレケン・イナカヤリ(Koleken inakayali)と命名した。パタゴニア東部の先住民族テウェルチェの首長だったイナカヤルにちなむ名前で、テウェルチェ語で「粘土と水から生まれる」という意味だ。

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    repunit 2024/05/24
  • チャバネゴキブリは世界をどう征服したのか、250年来の謎を解明

    チャバネゴキブリ(Blattella germanica)は、約2100年前、現在のインドとミャンマーにあたる地域でオキナワチャバネゴキブリ(Blattella asahinai)から進化した可能性が高い。(PHOTOGRAPH BY OZGUR KEREM BULUR/SCIENCE PHOTO LIBRARY) 夜でもべようとベッドから起き上がり、キッチンの明かりをつけると、冷蔵庫の下にツヤツヤと光る茶色い昆虫の群れがうごめいているのを見つけた経験はないだろうか。その昆虫とはもちろん、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)だ。 この嫌われ者の訪問客は、どのようにして世界に悪名をとどろかせる害虫となったのだろうか。5月20日付けで学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された新たな研究によると、その答えはチャバネゴキブリのDNAに記されていた。 いつ、ど

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    repunit 2024/05/22
  • コロナ後遺症、2年で6割が大きく改善、免疫の異常が落ち着く

    サイトカインストームに関わる免疫細胞の走査電子顕微鏡カラー合成画像。1個のマクロファージと2個の樹状細胞と多数の白血球が見える。サイトカインは通常の免疫反応にとって重要だが、過剰に放出されるサイトカインストームは害になりうる。(COMPOSITE MICROGRAPH BY STEVE GSCHMEISSNER, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 新型コロナウイルス感染症の後遺症で特徴的に見られる免疫系の異常な活性化は、感染から2年でおおむね鎮まることを示した論文が、4月17日付けで学術誌「Nature Communications」に発表された。長く続く症状に悩む患者たちに、緩やかな回復がありうるという希望をもたらす研究結果だ。 新型コロナにかかった人のおよそ10人に1人は、疲労感、ブレインフォグ(脳に霧がかかったようにぼんやりする症状)、息切れ、動悸、抑うつなどの幅広い症状

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    repunit 2024/05/09
  • 娯楽か賭博か 「いつでもどこでもスマホでギャンブル」の米国

    わざわざカジノに出掛けなくても、スマートフォンさえあればギャンブルできる時代になった。米国のギャンブル事情はこの数年で様変わりし、オンラインでギャンブルを始めて続けることがどんどん容易になっている。(PHOTOGRAPH BY GEORGE ROSE /GETTY) ギャンブルは歴史を通じて定期的に大流行してきたが、最新のピークは今かもしれない。きっかけは2018年、米連邦最高裁判所が「プロ・アマスポーツ保護法(PASPA)」を覆したことだ。この連邦法が存在したことで、米国ではほとんどの州がスポーツ賭博を禁止していた。(参考記事:「中国で競馬が復活、建国以来初」) 米連邦最高裁の判決をきっかけに、一夜にして、スポーツ賭博の広告がちまたにあふれた。今や、スポーツ中継だけでなく、スポーツ以外の番組やオンラインのあらゆる場所で広告を目にする。 この判決が下されてからの5年間で米国民はスポーツに2

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    repunit 2024/04/28
  • シンデレラのガラス靴、ヒール高は1.3cmまで

    計算の結果、シンデレラのガラスのは砕けてしまうことが分かった。これでは恋は実らない。(PHOTOGRAPH BY AF ARCHIVE, ALAMY) 真夜中の鐘が鳴り、シンデレラは王宮の舞踏会から走り去る。残されたのはガラスのが片方だけ。王子はこのを持って王国中を探し回り、ついにがぴったり合う女性を見つけ出して結婚した。誰でも知っているおとぎ話だ。 しかし、物理学を専攻する学生たちが、ガラスのにかかる負荷を計算して耐久性を評価したところ、シンデレラの幸せは、もろく砕け散っていた可能性が高いことが分かった。 彼らによると、シンデレラが両足でじっと立っているときには、下向きの力は左右のガラスのに均等に分散している。しかし、歩いたり走ったりすると、下向きの力がすべて片方の足にかかってしまう。 結論は? ヒールの高さが1.3センチ以上になると、ガラスのは割れてしまう。だから、シンデ

    シンデレラのガラス靴、ヒール高は1.3cmまで
  • 新種の恐竜を発見、「衝撃的に小さな巨大恐竜」ティタノマキア

    6700万年前、南米のパタゴニア中部に生息していたと思われる新種のティタノサウルス類の復元図。(ILLUSTRATION BY GABRIEL DÍAZ YANTÉN) 南米のパタゴニアで、新種の恐竜が見つかった。ティタノマキア・ギメネジ(Titanomachya gimenezi)という学名がつけられたこの恐竜は、長い首を持つ巨大な草恐竜ティタノサウルスの仲間だ。ただし、この恐竜は成長しても大型のウシほどの大きさにしかならない。論文は、4月10日付けで学術誌「Historical Biology」に発表された。 新種の恐竜は、アルゼンチンにあるエジディオ・フェルグリオ古生物博物館の古生物学者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー(探求者)でもあるディエゴ・ポル氏の研究チームが発見した。同氏らは、南米における恐竜時代の終焉を探る研究を行っており、それが今回の発見につながっ

    新種の恐竜を発見、「衝撃的に小さな巨大恐竜」ティタノマキア
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    repunit 2024/04/16
  • 火の玉や「妖精の輪」など、湿地の怪奇現象を科学で解明

    英国イングランド東部ケンブリッジシャー・フェンズの凍った湖。この地方には様々な湿地や泥炭地があり、そこから幽霊や妖精の伝説が数多く生まれた。(PHOTOGRAPH BY PAUL HART) 深い霧に包まれた沼や湿地は、いかにも怪談やホラー映画の舞台になりそうだ。暗闇に光る火の玉や霧の向こうの黒い魔犬、妖精がつくる謎の輪など、昔から奇怪なものを見たという目撃談に事欠かない英国のイングランド東部も例外ではない。今でも、日が沈んで暗闇に包まれた沼地にひとたび迷い込めば、腐った水と黒い泥に足を取られ、底なしの沼に引きずり込まれてしまわないとも限らない。(参考記事:「人間の足が続々漂着「セイリッシュ海の謎」、科学で解明」) 北海からケンブリッジまで広がる面積約3900平方メートル(ほぼ滋賀県の面積に相当)の沼沢地帯は、地元では「ザ・フェンズ」と呼ばれている。フェン(fen)には英語で「沼沢地」とい

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    repunit 2024/04/12
  • 1日1万歩でなくても健康に効果、座る時間が長めでもOK、研究

    アイルランド、ケリー州の遊歩道「ディングルウェイ」を歩く人々。最新の研究によれば、1日あたりの歩数が4300歩を超えれば、心血管疾患のリスクは1万歩程度までなら歩くほどに下がっていく。(PHOTOGRAPH BY SHUTTERSTOCK/NAT GEO IMAGE COLLECTION) 1日9000~1万歩歩くことにより、死亡リスクは30%以上減り、心血管疾患のリスクは少なくとも20%減少する。だが、それより少ない歩数でも効果を得られることが、英国の7万2000人以上を対象とした新たな研究により示された。研究結果は3月5日付けで学術誌「British Journal of Sports Medicine」に発表された。 「何らかの活動をすれば必ず有益になります。われわれは、(1万歩程度までなら)1日あたりの歩数が多いほど、死亡リスクと心血管疾患のリスクが低下することを発見しました」とオ

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    repunit 2024/04/10
  • 221年ぶりに周期ゼミの2集団が同時に大量発生、江戸時代以来

    セミのなかには、毎年姿を現すものもあれば、一定の周期でしか姿を現さない「周期ゼミ」もいる。2024年の春は、米国の南東部から中西部で、周期ゼミの2つの大きな集団が同時発生する見込みだ。(PHOTOGRAPH BY REBECCA HALE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 2024年の4月下旬から6月にかけて、米国の南東部から中西部で、200年の時を超えて大自然の交響曲が奏でられる。周期ゼミの2つの集団が221年ぶりに同時に姿を現しはじめるのだ。「今年はとても重要な年になるでしょう。神秘的で驚くべき出来事です」と、「虫博士」として知られる米ミズーリ大学のタマラ・リオール氏は言う。(参考記事:「17年ゼミの大発生始まる、動物たちの反応は?」) 221年ぶりなのは、2つの集団の周期がそれぞれ13年と17年だから。前回同時に姿を現したのは1803年のこと。米国大統領はトーマス

    221年ぶりに周期ゼミの2集団が同時に大量発生、江戸時代以来
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    repunit 2024/03/29