国際協力機構(JICA)は、5月21日、広島市で開催されたG7サミットの機会を捉え、インドネシア共和国(以下「インドネシア」)のヌサンタラ新首都庁(Nusantara National Capital Authority、以下「新首都庁」)との間で、新首都開発への協力に関する覚書を締結しました。 インドネシアの首都移転構想は、ジャカルタの慢性的な交通渋滞、地盤沈下や頻発する洪水といった問題への対応、及び東部インドネシア開発によるインドネシア全土の均衡した発展への貢献も念頭に、首都をカリマンタン島に移転する計画であり、2022年1月に新首都法案が成立、同年3月に新首都庁が設立されています。 また、同覚書締結の機会に、山田順一JICA副理事長は、同21日、バンバン・スサントノ新首都庁長官と広島市内で会談しました。 同会談では、山田副理事長より、インドネシアの新首都開発に関するJICAのこれまで