小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、小沢氏が代表を務める「民主党岩手県第4区総支部」(4区支部)が受けた献金額が、他の岩手県の総支部などと比べて、突出していたことが12日、政治資金収支報告書などで分かった。捜査関係者によると、4区支部は、ゼネコン各社側からの提供資金の受け皿となっていた疑いが強いとみられている。 平成16年~18年の収支報告書などによると、4区支部の個人と法人、その他の政治団体をあわせた献金総額は計約1億9800万円にのぼるが、ほかの総支部は3年間で、約6500万円から約700万円だった。 一方、小沢氏が最高顧問を務める「民主党岩手県総支部連合会」(県連)も16年~18年、小沢氏の政治資金パーティー「小沢一郎代表を囲む民主党躍進パーティー」を毎年1回開催し、例年4000万円程度の収入を得ていたが、こうしたパーティー券も、ゼネコンやその下請け