旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と自民党の関係についての問題が再燃している。安倍晋三元首相と教団幹部が選挙支援に関して会談したとされる際の写真が、9月18日付の朝日新聞に掲載されたのだ。 だが、この問題について、ふだんネット上で攻撃的な発言をしてきた「ネトウヨ」と呼ばれる人たちが“おとなしい”のはなぜか。 前編記事『日本の政治はどこまで歪められてきたのか…「自民党と旧統一教会の蜜月」を批判しない人たち』に引き続き、旧統一教会問題に詳しい紀藤正樹弁護士に聞いた。 黙り込む人たち 朝日新聞に掲載された写真は、2013年の参院選直前、安倍晋三首相(当時)が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の会長らと自民党本部の総裁応接室で面談をした時のものだ。 「関係者によると、安倍元首相らはこの日、自民党比例候補の当落について協議したそうです。つまり、選挙支援の確認の場。教団側からは教団会長(当時)の徳野英