はじめに cmd2ftp は、ローカルホスト上で実行するコマンドの出力を、ftp を経由して、直接リモートホスト上のファイルに出力するための ftp クライアントのラッパーである。 ローカルホスト上で、シェルで処理した出力を、リモートホストに書き出したい、という時に、普通だったら、 ssh とパイプを使うところだが、ssh は ftp に較べると、問題外に性能が悪く、ここは ftp を使いたい所だ。 ところが、昔ながらの ftp クライアントは、この機能、すなわちローカルコマンド出力を直接 put する機能があるが、対話的に操作をする気になれないようなインタフェースになっている。 そこで、この操作性を改善し、ssh の手軽さで、ftp の性能を享受すべくこのラッパを書いた。 ※ 後日談だが、公開後に、cmdwftp の機能は ncftp に同梱されている ncftpput で可能である、と