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ブックマーク / satosin667.blog77.fc2.com (7)

  • サトシンの将棋と私生活50-50日記 決勝

    2024.06 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.08 三浦GPSチームとの決勝戦を迎えるにあたって、山さんとの事前の作戦会議はなし。ただ舞台の袖口で「今まで通りでいきますけど、勝算は薄いです」というような事は話していた。普通に考えて三浦さんと自分ではかなり差があるし、GPSにしても悪手を指したところを今まで見たことがなかったから。 対局が始まって序盤の作戦は角換わりで行くことに。1局目は矢倉、2局目は横歩取りだったので決勝は角換わりで行こうと思っていた。この辺はやはり「魅せる」ことも頭に入れての毎回違った戦法選択だった。 また解説が森内名人、特別ゲストに谷川会長に来て頂いていて、角換わりやりたいなと思うのは自分としては必然だった。奨励会時代から両永世名人のタイトル戦の将棋で勉強してきた自分に

  • サトシンの将棋と私生活50-50日記 奨励会試験

    2023.12 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.02 自分が奨励会に入会したときから19年の歳月が経って、今年は師匠の気持ちがようやくわかる年となった。 1か月半前、弟子の奨励会試験を受けさせるかどうか考えていた。お世話になっている指導棋士の方や研修会幹事の先生の話を聞いたのをまとめてみると、「力はあるけど今年はどうかな、じっくりと来年でも。」といったニュアンスだった。それでも人が奨励会試験を受けるため頑張っているということは知っていたし、プロ棋士になりたいという強い意志を持った子だということも知っている。 なのでとりあえず1局指して確かめたい、それが棋士として思うことだった。 香落ちで指して、結果にかかわらず内容で決めようと思ったその将棋は、聞いていたよりもしっかりした序盤、ねじり合いにな

  • サトシンの将棋と私生活50-50日記 師弟

    2024.06 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.08 ここ数日、師弟というものについて考えていた。 自分のことを話すと、師匠に出会ったのが9歳のときで、師匠は現役引退間近、もうすぐ60歳というときだったかなと思う。親子の歳より離れていた。 将棋は奨励会に入るまで、4枚落ち~香落ちまで3年間教わった。ただ教室の会員ということで、他の会員の方と同じように月謝と回数券買って教わってた。 奨励会入ってからは、1局も教わることはなく、「しっかり研究しろ」と口すっぱく言われていて、自主性に任されていたんだと思う。ただ、奨励会に入ればもうプロの卵、自分でやらなきゃ絶対に抜け出せない世界なのはすぐにわかった。 将棋界はよその世界の師弟関係と比べて、技術的な受け渡しなどはほとんどないように思う。 あっても奨励会

    retlet
    retlet 2013/07/10
  • サトシンの将棋と私生活50-50日記 子供スクールの話

    2023.12 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.02 誰にでも、先延ばしにしたいことや、問題に直面しないで逃げたいことだってある。 いくら女々しいと思ったって、少し時間が経てば傷はかさぶたになって、少しくらい風が吹いたって痛くなくなるもの。 だから、電王戦対局の1週間後、4月7日の子供スクールは他の講師に代わってくれないかと何人かにメールした。 そもそもそういうことが有り得るなら、「最初からその日はスクールの日程ずらしておけば良かったじゃん!」と思うかもしれないけど、 猪木じゃないけど「やる前に負けること考える奴がいるか!ばかやろー!」な訳で、 だけどメールの返事を待ってる時、ふいに「おまえはどこまで弱いんだ、ばかやろー!」的な感じになってきてた。 なんでかわかんないけど、なんで俺はこんなに弱

    retlet
    retlet 2013/04/24
  • サトシンの将棋と私生活50-50日記 もう1つの決着

    2023.12 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.02 少しだけ、ここの記事を見てくれる皆様へ。 コメント欄を、一時的に承認制にしました。 自分自身が何か言われて、それを苦にしてダウンしたわけじゃありません。 ただ真意のよくわからない、他の棋士の方の名前を騙ったコメントなど、あまり平然と見過ごすわけにはいかないものもありましたので、そういう処置を取りました。 4月6日(土) 電王戦第3局、船江五段ーツツカナ戦が行われました。 どう言ったらいいか、同じ舞台で負けた人間がどう言えばいいのかわからないけど、自分はこの日までが戦いでした。 船江五段の、彼の将棋を見て、彼の魂が血を流すなら自分もそうでありたい、そう思う7日間と将棋だった。 当初は会館に行って検討に加わって見にいくつもりだった自分も、当日に

  • サトシンの将棋と私生活50-50日記 電王戦開幕

    2024.06 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.08 23日から、いよいよ第2回電王戦が開幕しました。 プレッシャーのかかる第一戦を制したのは阿部光瑠四段。 わたしもコールコールしました(笑) 将棋見てて、こーる君は天才だなと思いました。 将棋ってゲームの側面から考えて、必ず勝つコツがあります。 子供でも、幼稚園の子が将棋覚えて1年で8級になって8枚落ち卒業の子が希にいます。 勝手にコツ覚えちゃう、圧倒的に上達が早く、級が追いつかない。。 対コンピューター戦にもそういったコツがあるはずで、それをいきなり番で発揮して、相手のいいところを全く出させなかったこーる君は、天賦の才の持ち主と言い切れます。 残念ながら自分には天賦の才はありません。 幼い日にはあったかもしれないけど、もう薄れちゃって見え

  • サトシンの将棋と私生活50-50日記 沈黙の訳

    2024.07 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.09 9月28日の永瀬五段との朝日杯一次予選。持ち時間40分ということで、自分の形に持ち込めるように先後どちらでも作戦は決めて行った。 振り駒で後手番をひき、先手石田流に迷わず右四間飛車を採用。仕掛けてからお互いに自陣角を打つ難しい将棋になり、形勢は2転くらいするねじり合いとなり迎えた下図↓ 数手前から勝勢の局面となり、現局面は寄せに出ているところ。△35銀を受け▲27桂と受けた場面。読み筋は△36銀で、それで勝勢だった。次に△27銀成~△35銀と出れば終わりだし、何か実戦の中では▲36同飛△同角▲44香が目に映って嫌な気がしたけど、そこで普通に△44同銀でやはり勝勢だと思う。 実戦はここで△27同角成▲同玉△35銀▲43飛成と進んで、あっと言う

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