きのう(2月14日)は、一年のうちでチョコレートが最も活発に譲渡されたり大きな価値を持ったり特別なメッセージ性を帯びたりする日でした。(今年は土曜日だったので、前日にチョコレートがやりとりされる機会も多かったでしょうけど) そんな“チョコレートの日”にチョコレートの登場する『ドラえもん』作品を読むのもオツなものだろう、と「おかし牧場」「ココロチョコ」を再読してみました。 「おかし牧場」は、牧場で牛を飼うようにチョコを飼育して増やそう、という突飛なアイデアが冴えわたる一編です。一コマ目からチョコレートがアップで描かれ、そこからしばらくチョコが話題の中心で展開されます。 チョコが牧草を食べる姿だけでもずいぶんシュールでユーモラスですし、そのうえチョコが牛のように鳴いたり、つがいになったり、出産したりと、奇想天外な光景の連続。お菓子の家畜化、という着想につくづく敬服したくなります。 のび太のチョ