さて、わたしは文学生でありつつもここでは漫画研究のひと、という位置づけなので、漫画の話も交えつつ、昨日書ききれなかった感想を書く。拝聴して、高橋さんと望月さんは、すれ違ってはいなくとも、立ち位置が全く逆だと感じた。そして私は望月さんのいる立場に親和性を感じる。 高橋さんの話を乱雑にまとめるとこのようになる。 小説でも評論でもなく、小説家が小説について語るのは、小説論という新しい第三のジャンル。 文学に詳しい読者ではない「一見さん」の読み方の礼賛。「新鮮な読み」「ゼロから読むこと」など。 それと 日本の現代文学は世界一。 日本では、古典がもはや現役ではない。だから現代文学が優れている。 日本では、政治が既にアライブでない。だから現代文学が優れている。 実は、高橋さんは話し始めてすぐに文学部生がどれくらいいるのか挙手をさせて調べていた。そして「ほとんど……というか半分以上だね。」と述べていた、
![無言の日記−五月の庭 同人誌はなんで「パロディ」として語られないのか、とか(高橋×望月感想)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d1727acbb8cc7b9fa34735f0110c312e406dbb24/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.d.st-hatena.com%2Fdiary%2Flepantoh%2F2007-01-16.jpg)