大阪市職員が出退勤時刻のタイムカードを不正記録したなどとして、懲戒免職1人を含む計121人が処分された問題を受け、市に対する批判の声があがっている。 《大阪の公務員は不祥事が多すぎではないか。公務員の立場は簡単には崩れないという甘えがあるため、こんなことになるのでは》という指摘だ。公務員への“高給批判”もあるだけに、視線は厳しい。出退勤時刻の不正は給与の不正取得につながりかねず、悪質といえるだろう。 《職員たちはお金がどこから入ってくるのか知っているのでしょうか。職員ひとりひとりに責任があるこを自覚してほしい》という主婦(64)からのファクスもあった。 大阪市職員の処分者数の多さにはいつも驚く。懲戒免職から口頭注意までを含めた市職員処分者について、担当部署に問い合わせたところ、カラ残業問題があった平成16年は6545人、組合活動などに絡む処分があった17年度は2180人、飛鳥会事件などの処