民主党は14日午後の臨時党大会(党代表選挙集会)で、菅直人首相(63)の代表再選を決めた。党所属国会議員と地方議員、党員・サポーターによる投票の結果、小沢一郎前幹事長(68)を破った。任期は平成24年9月末まで。菅首相は近く内閣改造・党役員人事に着手し、菅改造内閣が発足する。 臨時党大会は14日午後2時過ぎから都内のホテルで行われた。菅首相は政見演説で「民主党の原点は参加型民主主義と自由闊(かっ)達(たつ)な議論。全員参加の内閣で本当の政治主導を実現する。国民の信頼があれば行き詰まりを突破できる」と訴えた。小沢氏は自らの政治資金問題について「心からおわびする」とした上で「今、政治を変えなければ間に合わない。自らの政治生命の総決算として最後のご奉公をする」と述べた。 政見演説後、国会議員票が投票され、14日朝から開票された党員・サポーター票などと合わせて両氏の獲得ポイントが発表された。 代表