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ブックマーク / equilibrista.hatenablog.com (10)

  • なぜあの銘柄を買ったか - 投資の消費性について

    5年前、地震のあった翌週には、株買いの号砲*1を鳴らし続ける中で、報道を睨み続けながら、東京電力の注文を入れていました。その理由は、よく自分でも整理できていなかったのですが、おそらく要するに、当事者になりたかった。 東京電力、頑張ってくれ。今日俺は買った。— 真正ビール聖闘士 (@equilibrista) March 14, 2011 正直に言えば、長い時間が経過して、思い出すさまざまな事柄の時系列も詳細も、記憶は既に怪しくなってきました。ただ、切迫した状況に動揺する中で、自分と彼らとの関係は、直接的には単に電気代を払う顧客に過ぎなかった。眠らない官邸が放水ヘリを現場に飛ばす中で、そのことが腑に落ちなかった。投資とは何か。その大きな問いの中には、暮らしを大きく左右する原発を、保有し運営する電力会社の上場と取引についても、含まれているはずでした。 もちろん同時に、皮算用もしました。もっとも

    なぜあの銘柄を買ったか - 投資の消費性について
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    rgfx 2016/03/14
  • 「今度ビールおごる」を記録するアプリつくりました - 投資の消費性について

    「今度ビールおごる」を記録するアプリつくりました。ちょっとした気持ちを、約束の形で、簡単にメモして共有します。 「ありがとう」 「次はこっちが出すよ」 「一杯おごるから行こうよ」 こんな感じで「今度ビールをおごる」を、いろんな相手に送ることができます。その先どうするって?ふたりで決めてよ。 Beer Balance - A Beer 2 Beer Electronic Payment System http://beerbalance.net/ iOS https://itunes.apple.com/us/app/beer-balance/id1079275418 Android https://play.google.com/store/apps/details?id=net.beerbalance.beerbalance 使い方 1) Twitterのアカウントでログインします 2)

    「今度ビールおごる」を記録するアプリつくりました - 投資の消費性について
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    rgfx 2016/03/14
    身の回りにこの程度の洒落が効いたコミュニケーションを取れる友達、知人がいるのが大事なんだよなあ。それがビールかどうかってのはなんであれ。
  • クローニー資本主義の根幹を成す金融システム - 投資の消費性について

    技術的というかオタク向けの話なので、なるべく端的に書こうと思うのだが、どうにも歴史的経緯からか、早稲田大学教授だけでなく慶應義塾大学教授も、あるいは我々も、つい中央銀行を特別視しがちである。 出口なき量的緩和:Permanent QE : アゴラ - ライブドアブログ http://agora-web.jp/archives/1627831.html ベースマネーは無償還(irredeemable)である。すなわち、それ以上は換金できない。準備預金は日銀券のかたちでしか引き出すことができず、現在の日銀券は不換紙幣である。したがって、個々の主体は、何らかの財・サービスや資産を購入することで手持ちのベースマネーの量を減らすことができるとしても、その分だけ売り手の保有するベースマネーの量が増えることになって、社会全体としてみた場合にはベースマネーの量が減ることはない。 制御可能性の話だが、単に事

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    rgfx 2015/02/20
  • 中央銀行を監査せよ - #御行は大丈夫ですか - 投資の消費性について

    "End the Fed"のロン・ポールの息子、共和党のランド・ポール上院議員が"Audit the Fed"なるシビれるキャンペーンを展開して、最高にコズミックだ。要するに「中央銀行なる政府機関が、市民の財布に黙って手を突っ込む*1とは言語道断である」というのが彼らの共通した主張である。 Audit the Fed | Facebook https://www.facebook.com/FedAudit そんな見解は、残念ながら我が国では当ブログくらいしか見当たらないが、当然米国でもマイナーなわけで、基的にはオモシロ親子扱い。法案は、昨日から中銀関係者に叩かれまくっている。 ダラス連銀総裁、FRB監査法案を痛烈批判 - WSJ http://jp.wsj.com/articles/SB11815783148186973545804580452541258014312 パウエル理事:FR

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    rgfx 2015/02/20
  • 多様への挑戦 - 投資の消費性について

    この場所で、この問題を採り上げることが望まれているのかどうか、よくわからないが、ただ最近ネタ不足気味でもあるのと、あまり腑に落ちる議論を見かけなかったので、メモしておきたい。 都議会での少子化にかかる質問中に「お前が結婚しろ」と飛ばされた野次は、必然的に「お前が子供を産め」という内容を示唆すると思うが、それは僕にとっても不快な台詞だ。僕もまた子供を持たないわけだが、だからといって自分が少子化対策の議論に加わる資格がないとは思えない。あるいは、そのように主張する者がいるのなら、それは多様を脅かす無知だと感じられたからだ。 そう僕にとって問題は、野次でもなければセクハラでもない。傷ついた女性都議の気持ちでもない。都議会で放たれた野次は、多様を脅かす、僕が何よりも憎むナイフだった。発言は例えば、必然的にLGBTの方々にとっても、他人事ではないように思われた。日では、いまだに彼らは結婚という制度

    多様への挑戦 - 投資の消費性について
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    rgfx 2014/07/04
    「都議会で放たれた野次は、多様を脅かす、僕が何よりも憎むナイフだった。」はい。人間(がもたらすノイズ)は市場(がもたらすシグナル)より強いってーハイエク的なアレは、全体主義の後では成立せんよという。
  • 経済は家計とは違う - 投資の消費性について

    と題するクルーグマンのコラム*1は、サージェントによる経済学が教える12のレッスン*2のひとつ 2. Individuals and communities face trade-offs. へのコメントで、タイトルから想起される「政府は紙幣を印刷できる」というような与太話では全くない。マクロな経済が直面する「トレードオフ」は、ミクロな個人が直面するそれとは違うという主張だ。彼は物価が下落し、かつ短い金利がゼロに張り付くとき、正の実質金利はレバレッジ解消圧力となって不況を招くと言う。 Indeed: in normal times interest rates rise or fall to match desired spending to the economy’s productive capacity. But what if the interest rate needed to

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    rgfx 2014/04/23
  • 統計解析のはなし - 投資の消費性について

    統計はビッグだとか、データが最強だとか、なんだかハッタリ染みた見出しを最近よく見かけるのだが、もちろん読んでもいないのに批判するつもりなど毛頭ないのだが、道具の手触りを伴わない「らしいよ」情報は一般に、なんだかスゴいらしいよとか、これからは必須らしいよとか、要するに飲み屋でジョッキを片手に展開する他に、これといって出しどころがない。 じゃ実際に道具を使ってみようと、5分でわかるエクセル統計みたいなを手に取れば、セルの羅列まで各ページに印刷してあって、やってみれば出来そうなものの、「面倒」と「だから何」のポリリズムが次々と襲ってくる。じゃ硬派な教科書をと、恐る恐る覗いてみれば、こんどは学生時代にあれほど忌み嫌った、クールな数式と演習問題のオンパレードで、頭痛の痛さといったら夢に出てくるレベルである。 統計も、辺境とはいえ数学の一部であって、学ぶための書籍を構成しようとすれば、大きく二種類に

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    rgfx 2013/04/09
  • 無料で読める最高の金融政策講義七選 - 投資の消費性について

    銀行の白川総裁が、二人の副総裁の任期満了に合わせて、つまり新しい体制のスタートを向いた形で、三月に辞任する。特に最近は、政府から強い批判を浴びる中で、日および世界経済の現状と金融政策について、丹念な説明を繰り返していた。その内容は、彼の外見の印象とは対照的に、実に骨太の、知識と経験とに裏打ちされた、いつでも力強いものだ。それらを目にしたこと、耳にしたことのない方も多いと思うので、数多ある彼の素晴らしい講演の中から、僕の好みで、いくつか選んでみたいと思う。これらは結果的に、最高の金融政策講義になるだろう。現首相をはじめとして、ヒステリックな日銀批判を見かけることは多いが、そしてまた一体何が当なのか、よくわからないと感じられている方も多いと思うが、他のどんな「教科書」を当たるよりも、この無料で読める講演群に、まず目を通されてみてはいかがかと思う。いかに稀有な人材を、我々は中銀総裁として

    無料で読める最高の金融政策講義七選 - 投資の消費性について
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    rgfx 2013/02/10
    どれも長いので片っぱしからSend to Kindleで投げた。あとでpaperwhiteの方で読むtodo。
  • 俺達緩和 - 投資の消費性について

    もう一年も前の、あの地震のあった金曜の深夜、東京都心は車で埋め尽くされ、歩道にも人波が溢れる中をかき分け自宅に辿り着いて、最初に呟いたのは株のことでした。 落ち着いた。金の話で恐縮だが、全力で買う。自分の目一杯リスクを負担してやる。覚悟しとけ。— Yoshi Noguchi (@equilibrista) March 11, 2011 その全貌も、津波の被害もよくわからず、余震も収まらない状況で、自分の道具から見た今後の心配は、資金調達が復興のチャレンジを妨げることだと反射的に感じました。要するに、売られるだろうと。また同時に、しかし買う理由しか、少なくとも自分の中には存在しないとも。 明日は買いだ。目先しか見えない馬鹿共は、遠慮なくカモってやる。ストーリーを売りにする運用屋は、格好つけて見せろ。時間軸に余裕がある個人は、未来の姿を教えてやれ。— Yoshi Noguchi (@equil

    俺達緩和 - 投資の消費性について
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    rgfx 2012/03/11
    『とどろく大砲の音とともに買い、鳴り響くトランペットの音とともに売れ』「世界中の金融緩和の威力/僕らの戦いよりも「偽りの夜明け」がもたらすリスクの方が、ずっと大きかった。」
  • 資金調達市場 - 投資の消費性について

    株式市場が資金調達の市場であること*1は、教科書に書かれているにもかかわらず、実際に数多く実行されているにもかかわらず、ほとんどあまり理解されていない金融の不思議のひとつだ。いま一度強調しておこう。チャレンジの志はあるものの、そのリスクを負担する資金が不足しているとき、「頑張ってみろ」と懐の深いスポンサーを募る場所が株式市場である。もちろん、その恩を(意図的に)忘れることなど不可能であるような法整備には、多くの専門家が力を注いでいる。 我々はいま、新しいチャレンジに立ち向かわざるを得なくなった。主観だが、自分はこのことにポジティブだ。以下に理由を列挙したい。 まず我々は、災害には滅法強い。それは普段から地震には慣れているとか、そういう小さな話じゃない。協力することの強さを、我々自身が何を望むのかを、よく知っているからだ。よりよいシステムを模索し、この事故をチャンスに変える力を持っている我々

    資金調達市場 - 投資の消費性について
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