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ブックマーク / tumada.medium.com (6)

  • 技術トレンドの未来予測と二次影響

    Bill Gates は「ほとんどの人は 1 年でできることを過大評価し、10 年でできることを過小評価する」と言ったそうです。 この原因は、人は10 年でなされる技術的な進歩を過小評価するということだけではなく、一つの技術進歩が引き起こす二次影響について過小評価してしまうことにも起因するように思えます。 たとえば二次影響の一つの例として、「自律走行車は、テック系企業や製造業よりも、不動産業や小売業で億万長者を生み出すだろう」と言われたらどう思われるでしょうか。そんんなまさか、と思われる方もいるかもしれませんが、過去の事例を見るとそれは十分に起こりえるように思います。 過去を振り返ってみると、二十世紀初頭、T型フォードの急激な売れ行きから、「自家用車がすべての家庭に行き渡るだろう」ということを予想していた人は多かったのではないかと想像します。しかし「車の普及によってウォルマートのような郊外

    技術トレンドの未来予測と二次影響
    rgfx
    rgfx 2018/01/06
  • デプロイの時代

    若手研究者の方との対談(近々 Web に記事が出る予定)の中で、VR や深層学習、そして IoT、Edge など、様々な技術分野にまたがりながら研究をされているその御方が、どういった方針で技術を採用して研究や実装を進めているかを聞いて、Perez の S カーブを思い出しました。 S カーブを簡単に図示すると以下のようになります。 優れた理論は過去を説明できるだけではなく、未来を予測することの役にも立ちます。そして冒頭に挙げた研究者の方の話を聞いていると、この S カーブは個別要素技術の予測や整理においてもある程度応用できるのかなと思いました(もちろん類似の整理法では Gartner のハイプサイクルもありますが、ちょっと視点が違うので、Perez のほうを使ってみます)。 例えばその研究者の方の技術採用と応用の方針をお伺いすると、それぞれの技術について以下のような判断がなされているようで

    デプロイの時代
    rgfx
    rgfx 2017/06/09
  • スタートアップの M&A が大企業の R&D を食べる: M&A is eating R&D

    スタートアップ界隈での 2016 年の一つの大きな潮流としては、「IT 分野以外の大企業が IT スタートアップの M&A (企業の合併や買収) を盛んに行いはじめている」ことが挙げられます。たとえば以下のような M&A が 2016 年に実施されました。 アシックスが Runkeeper を買収ユニリーバが Dollar Shave Club を約 1,000 億円で買収自動車業界では GM が Cruise を約 1,000 億円で買収 (その他、GM はLyft への出資や 500 Startups との提携を実施)、Ford が Chariot などを買収ウォルマートが約 3,500 億円で Jet を買収出版社の Hachette Livre が脳トレアプリ Peak を買収これまでも IT 企業による同領域の IT 系スタートアップの買収や、Acqui-hire と呼ばれるよう

    スタートアップの M&A が大企業の R&D を食べる: M&A is eating R&D
    rgfx
    rgfx 2017/01/05
    大企業の体力というのはR&Dにも意味があったのだろうけど。特に10年以上の技術蓄積とかが必要ない分野では、VCのカネで回ってるR&Dでも構わないということになるのかな。
  • Note and Vote: Google Ventures 風「チームでのアイデアの出し方&決め方」

    スタートアップの皆さん向けに GV (旧 Google Ventures) の Design Sprint をして回った時期があります。結果的に Design Sprint そのものは根付かない場合も多かったものの、その一部の Note and Vote (ノートして投票) の手法は多くの組織で使われるようになったと聞いています。個人的にも Note and Vote は使い勝手がよくて頻繁に使う方法です。また同様の手法が Pivotal Labs でも使われているようです。 Note and Vote の方法(単純版)単純化すると以下の様なステップです。 ポストイットとペンを参加者全員に渡す。タイマーを 3 — 10 分仕掛けて、全員が黙ったまま個別にアイデアをポストイットに書いていく。このときポストイット 1 枚につき 1 つのアイデアを書き、できれば量を多く出す。また隣の人とは相談

    Note and Vote: Google Ventures 風「チームでのアイデアの出し方&決め方」
    rgfx
    rgfx 2016/09/13
  • 企業は「面倒な仕事」によって定義され、お金をもらう

    学生の方々のビジネスプランを見る機会が多くなってきました。そんな中でたまに気になる点があるとすると、面倒な仕事を避けてプランを立てる人が一定数いる、という点でしょうか。 たとえば「大企業と組んでパートナーシップを組んでデータをもらってそれを機械学習に…」とか「作ったものをリセラーに売ってきてもらう」「行政と組んで広める」といったような、綺麗で楽なやり方を最初の一歩から組み込みがちです。確かにそのほうがすぐにお金が儲かるように見えるかもしれません。 でも残念ながらそうしたプランはその人が相当な人脈や実績を持っていない限り、ワークしないことが多いのが実情です。だから面倒な仕事を避けているようなプランは残念ながら魅力的には映りません。 どうやら Y Combinator に入るようなスタートアップでもこのようなことはよく起こるようで、Paul Graham は 2012 年に以下のようなエッセイ

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    rgfx 2016/09/08
  • 次のスタートアップのパーティー会場を探して:「社会に良い影響を与えれば儲かる」という流れと”社会的インパクト投資”

    「シリコンバレーのパーティーは終わった」と聞くことが年末年始にかけて増えました。私も「Winter is Coming」に備えてメトリクスと利益に関するスライドを 1 月 4 日に出しましたが、その後次々とシリコンバレーのスタートアップのレイオフのニュースを聞くようになっており、まさに冬の到来を感じています。 しかし一方で 2016 年に入っても大型のファンドが次々に組成されています。例えばここ一ヶ月だけでも Andressen Horowitz は約 1,700 億円、Peter Thiel 率いる Founders Fund は約 1,500 億円、老舗 Accel Partners は約 2,300 億円のファンドを組成したというニュースがありました。 また日国内でも VC や CVC、大学などから新しいファンド組成のニュースが毎週のように飛び込んできます。 ファンドを作った以上、

    次のスタートアップのパーティー会場を探して:「社会に良い影響を与えれば儲かる」という流れと”社会的インパクト投資”
    rgfx
    rgfx 2016/03/28
    「解決するに値する問題に取り組んでおり、世界をより良くする会社にしか投資しない」そうであるべきですよねえ、そもそも。/「本当にスタートアップでやるべきか」の項が重い。
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