アメリカは4日、独立記念日を迎えましたが、バイデン政権がこの日までに目指していた「18歳以上の70%が新型コロナウイルスワクチンを少なくとも1回接種する」という目標には達していません。1日当たりのワクチンの接種回数はピーク時のおよそ6分の1とペースの減速が顕著となる中、州ごとの接種率の差も広がっていて、専門家は政治的な立場によるワクチンへの意識の違いも影響していると指摘しています。 アメリカでは今月3日時点で、18歳以上の67.1%が少なくとも1回、ワクチンを接種していますが、バイデン政権が掲げていた「今月4日の独立記念日までに70%に到達する」という目標には達していません。 ワクチンの接種率は年齢別では若い人たち、人種別では黒人の間で低くなっていて、こうした層への接種をどう進めていくかが課題になっています。 同時に、接種率は州によっても大きな開きが出ていて、東部バーモント州やマサチューセ