突然だけど、わたしは自己肯定感に非常に乏しい。そして、これまでの人生で、さすがに自己肯定感の低さを苦しいと思うようになり、本当の自分を探し好きになろうとして疲弊してきた。 そんなわたしの頭を、この本はガツンと殴ってくれた。 私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書) 作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/09/14メディア: 新書購入: 19人 クリック: 299回この商品を含むブログ (79件) を見る 個人主義は個人を最小単位と規定しているけど、その個人は実は分人という更に細かな単位で構成されている。その分人は他者との関係で作られていくものである、という分人主義について説いた本だ。わたしはこの本を読んで、目から鱗と涙がぼろぼろ落ちた。 例えば、会社で萎縮しているわたしは嘘のわたしで、友達と楽しくくだらない話をして笑っているわたしが本当のわたしなの
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