システム障害で振り込み作業が遅れ未処理案件が大量に積み上がっているみずほ銀行は21日、給与振り込みの一部について他の銀行に委託する方針を明らかにした。25日の給与振り込み集中日に間に合うよう対応を急ぐが、切り替え作業は複雑で遅れる可能性が残る。みずほの西堀利(さとる)頭取は21日、当初21日中を目指していたシステムの復旧について、22日昼にずれ込む可能性があると述べた。 西堀頭取は会見で、「トラブルなど起こして申しわけない」と改めて陳謝した。 みずほ分の給与振り込みの代行について、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行など大手銀行や地方銀行は承諾する考えで、22日から代行を受け付ける方針だ。 これに伴いみずほは給与振り込みで取引のある企業に対し、他の銀行に切り替えるよう要請する。企業が代行銀行を決めると、みずほが代行銀行に口座番号や給与額など必要なデータを渡す。 ただ、代行手続きは複雑で「とくに